元木先生。お久しぶりです。元木版『義経』大爆笑してしまいました。一方で歴史の真実に迫りつつ、かたやデタラメ話をでっち上げる、歴史学者とインチキ小説家の二股というのも面白うございますね。当節、歴史学者の仕事を平然と盗用したり、歴史学の入門編の勉強すらできていないのに、研究者を馬鹿にする筆法で読者の歓心を誘うような、似非文化人作家が横行していますから、いっそのこと、こちらからインチキ歴史小説をペンネームでも使って発表するというのも妙案であるかも知れませぬ。元木先生など、大ベストセラー作家になりそうですね。
小生もパソコンキーの打ち間違え、最近ヒドイものがあります。結局、原因は耄碌だと思いますが。元木先生同様、最初に使ったのはワープロで、富士通のオアシスでしたから、やはり親指シフトでした。これは本当に機能的だったのですが、NECの文豪に変えてから仕方なくJIS方式。パソコン(一太郎)を導入したのは昨年からですが、相変わらずカナ入力をしていて、周囲から嘲笑を浴びております。我々の世代はこれが限界。もっとも知人には、いまだに頑強に原稿用紙に万年筆という方もおられます。編集者泣かせでしょう。でも、有名になればその原稿は売り物になりますね。あるいは、そのうち古書肆に○○先生「自筆フロッピー」なんてものが出回るようになるのかどうか?
しかし、驚いたことに学生さんの中にいまだにレジュメを手書きで作ってくる人がいます。パソコンも出来るのならよいが、そうではない。ケータイメールは使うがパソコンで本格的な原稿は書けないと言うのは、話は出来るが文字は書けないみたいなものです。これは将来心配です。生き延びられないでしょう。もしゼミメンバーでそんな人がいたら、なんとかパソコンを手に入れて、鈴木君のパソコン講座で指導をうけましょう。
心配と言えば、今朝、当家に下水道の業者と称する水色の作業服を着た男女が訪れ、何やら二年に一度の巡回だと称して下水管のふたを開け、掃除の必要を指摘されました。この方たちは、そうなのかどうか分かりませんが、なにしろ事前のコンタクトも公的な通知もなしに、戸別訪問するというのはおかしい。いろいろトラブルもあるようなので、さっそくお引き取りいただいたのですが、一人暮らしでアパートに住んでいるゼミメンバー諸君の所にも、こういう人が訪れることがあるようです。トラブルに巻き込まれないよう、ご注意下さい。いよいよ「自力救済社会」になりつつあるようですから、一人で暮らしているメンバーは、密接な連絡体制を構築して、あらゆる生活の危難を乗り越えられるようにしておいて欲しいと思います。
拙宅、書架の工事は30日(金)に実施ということになりました。一日で完成させるので早朝から夜までかかるようです。そこで事前の作業は29日。後始末は5月1日以後の連休に行います。お手伝いは、都合の良さそうな人に直接お願いいたしますが、家が近くて力の有りそうな岩田君、よかったらお願いできませんか?
それから、神護寺は年中行事なので行きたいのですが、月末に東京への出張もあって忙しく、小生はあるいは家の方の整理で不可能かも知れません。その場合は、これまで何度か見学会に参加された先輩に、「虫払い」の御案内をお願いいたしたいと思います。また、永富さんからバーベキュー云々のご提案もあるようですから、一日がかりで計画されても良いのではないでしょうか。
イラクの人質問題については、下記のサイトを是非御覧下さい。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.html