財前助教授の実弾

No.1679

4月1日ねたになんのレスもつかなかったので、
少々落胆ぎみです。

そこで、身近に経験した、「物語」の虚構と真実について。

話題のドラマをほとんど見られなかったので、
仕事の合間に原作を読んでいます。
例の「白い巨塔」の山崎豊子の原作です。
まだ、1冊目なのですが、個人的にえっ、と思うシーンが。

財前助教授が、なにわ大学の医学部長鵜飼にはじめて、
ある洋画を賄賂(実弾)として贈る部分があります。
その洋画家は「染井青児」となっています。
日本の洋画家で、「青児」という名前のもちぬしは、
私の祖父と、東郷青児と2人しか知りません。
一般によく知られているのは、後者なので、そうだろう、
と思って読んでいくと、
その絵は「パリのノートルダム寺院を描いたもので、やや抽象化され、褐色の絵具を厚く塗り重ねた絵であった」と書かれています。祖父の絵の特徴そのままなので(ちなみに東郷青児の絵の特徴はまったく違います)、まちがいなく、これは祖父の絵をモデルにしているのです。

いやー、これは知らなかった。

ちなみに「心斎橋画廊」での「滞欧作品展」で、
財前が購入したことになっています。
祖父の年譜をひもとくと、原作が書かれたはずの
昭和30年代、祖父の展覧会が、さかんに、
大阪の梅田画廊とか、阪神百貨店とかで、
開かれていますが、「滞欧」と名を冠した展覧会は、
昭和8年の大阪阪急百貨店での「滞欧洋画展」に遡ります。

作家がどういうものを作品のモチーフとして使うのか。
あまりに身近な例なので、いろいろと考えてしまいました。
財前がいくらで買ったかも書いてあるし。
当時の貨幣価値もわかるし。

実際に、鵜飼のモデルとされるO大学医学部長に、
祖父の絵が渡っているとは考えがたいですが、
当時の、医学部内での教授昇進の際の、
賄賂の相場などは、かなり正確なのかもしれません。

もしかしたら、この原作を当時読んだ医学部の助教授が、
こうしないとだめかと思って、
実際に、祖父の絵を医学部長におくっていたりして。

うーん。

やはり、この話がおもしろいのは、私だけかな。

えいぷりるふーる

長村祥知
No.1682

美川先生

半信半疑だったのですが、下の「4月1日ねた」は
所謂「四月馬鹿」というやつなんでしょうか??

白い巨塔ねたでなくてすいません・・・

Re: えいぷりるふーる

No.1684

長村君 こんばんは。
もちろんですとも。

続えいぷりるふーる

長村祥知
No.1691

美川先生

「4月1日」の書き込みという意味には気づかず、単純にお話を読んで、まさか?と思いました。
しかし、日本のあちこちが市町村合併のせいで妙ちきりんな名称になってしまったり、東京のほうでは学問の府たるべき場が変なことになっていたりするので、そんな話があってもおかしくないなぁなどとも思っていたのです・・・

「半信半疑」ってこんな感じなんですね

Re: えいぷりるふーる

美川圭
No.1693

長村君、まじめに勉強しているだけでは、
研究者はつとまらないよ。
史料にだまされちゃうから。

えらそうに、小言です。

Re: 財前助教授の実弾

長村祥知
No.1700

美川先生

同列に論ぜられるものでは無い事を承知で申しますと、私の美川先生に対する尊敬・信用と史料に対する猜疑心とは大きく隔たっていますが、私の性格をよく見抜いてくださっているお小言、ありがたく承っておきます。

花見のお知らせ~

野口 洋平
No.1678

みなさんこんにちわ。突然ですが明日の研究会終了後花見でも行きませんか?
場所はいろいろ考えてますがどこにするかはまだ秘密です。当日発表するので楽しみにして下さい。研究会に行けない人で参加希望の方は集合場所等しらせますので野口まで直接連絡願います。たくさんのご参加お待ちしてます。guccinet_0529@k.vodefone.ne.jp

謹賀新年度!

No.1672

 とうとう新しい年度が始まりました。京女は今日が入学式です。このゼミに、何人の新入生が入ってくるのでしょう?
 現メンバーも、山本君・平田さんは神戸大学の大学院、長村君は京都大学の大学院の「一年生」になります。夢が実現しました。
 学習院の大学院(兵藤先生のゼミ)で2年を過ごし、関西に戻って来た門屋君は、捲土重来を期しながら大阪産業大学附属高校で教鞭を執ります。かれも先生の「一年生」です。
 一番うらやましいのが「目標を持ったフリーター」の一年生、田中さんです。野口君は二年生(ちょっと、かっこ悪いか、ゴメン)。なんといっても目標のある人生はよい。「フリー」はよい。みんなの健闘をいのります。
 山内さん、山岡さん、谷垣さん、渡邊さんはもう中堅です。主役ですから、遠慮はいりません。思う存分にお願いします。廣政さんには、あの卒業の辞の調子で屋台骨をかついでいただきたい。村井さん、立花さんは、それぞれの研究テーマを深めてください。
 そして、棟梁にして治天の永富さん。いよいよ、「永富幕府」「永富政権」「永富院政」、総じて『永富時代』の到来につき、よろしく、よろしく御願い申しあげます。
 そして技術参謀の鈴木君。今年度も、永富さんをしっかり支えて、政権の確立に奮闘をお願いしたいと思います。
 でも、お二人は四回生。目標を定めて、これに向かって邁進される姿も楽しみにしています。そうそう、熊野詣の絵解きをしてくれた高木さん、立命館に編入した荒木さんも四回生ですね。今年度もイベントへの参加、期待しています。
 この半年、ちょっと研究会に参加できなかった滑川さん、末松さんも、修士二年目ですから、おなじく正念場ですね。ご無沙汰している阪大院の大根田君もそうでしょう。気概をもてる一年にしてください。
 
 年度初めに当たって、ゼミメンバーの紹介もさせていただきました(トップ頁に戻り、機関誌『紫苑』第2号を開いていただきますと、そこで熊野旅行におけるゼミメンバーのカラー写真を見ることが出来ます。誰がどの人でしょう?お暇な方はお楽しみ下さい。ちなみに、源先生御一家も美川先生のお姿もご覧になれます。)

 関西から遠く離れた先輩方、福岡や佐渡からも応援してください。また、このサイトを御覧いただいている多くの方々のご支援・ご鞭撻もあわせて御願い申しあげる次第です。
 
 ☆ ゼミメンバー諸君
 このところ、掲示板が小生らオジサン連中に占拠されて、憤懣鬱積のことと思います。ぜひとも、積極的に奪還の手を講じてください。ゼミ、新年度最初の「課題」です。

新年度

No.1673

 課題提出1番乗りです☆
 新年度が始まりました。一年間のフリーター生活がどうなるかは分かりませんが、有意義なものにしたいですね。買ったものの読まずに本棚に並んでいる本もたくさんあることですから、しばらくは読書に時間を費やすつもりです。
 私にとって羨ましいのは、新2・3・4回生の皆さんです。私が野口先生と出会ったのは4回生でした。それ以前に出会っていたらどうなっていたのか・・・というのは、今となっては「タラレバ]でしかないのですが、もう少し違った「現在」を過ごしていたかもしれないと思うことがあります。「出会い」は「財産」です。大事にしてください。
・・・あぁ、説教くさいことを書いてしまいました。これでは本当に「お局」になってしまう(ーー;(「もう遅いでしょ」と山本さんに言われそうな気もしますが)
気分転換に告知を。
 ☆野口ゼミ女子の皆様へ☆
 お食事会は8日に決定致しました。詳細はまた今度。

掲示板、若返りプロジェクト Part2

No.1674

 野口先生お久しぶりです。
 ついに、平成16年度が始まってしまいました。
 今年度は学部の最終学年(小学校みたいですが)なのですが、自分の将来について今まで積み残してきた悩み事への、最初のハードルが近づいて来てしまいました。
 周りは就職戦線まっただ中だけれど、今の僕の目標は、野口ゼミの方々に大きく影響を受けて定まったような物です。分野は違えど、間接的にいろいろと勉強になりましたし、やる気にもつながりました。
 とにかく、4回生は『形になる“何か”を残せるように』したいと考えています。年度始めなので、自分に言い聞かせるのも兼ねて、書いてみました。

 >田中さん
 8日だけ、女の子に変身したい...くらいの気持ちです。参加者の感想を待っています☆(特に新2回生のグルメレポートなんかを...)

課題提出さんばんめ~♪

No.1676

野口先生>、「永富幕府」「永富政権」「永富院政」、総じて『永富時代』・・・ちょっと持ち上げられすぎて引いてしまいますよ~_(^^;)ゞ「棟梁」って言われるとなんかいかついので、可愛く「プリンセス」ぐらいにしといてください☆笑(←図々しい)

鈴木君同様、いよいよ自分の番になってしまいました・・・!
先月末にあったガイダンスで久々に会った友達はみんな黒髪にリクルートスーツ&鞄に身をつつんで手帳を開いては忙しそうにしていたのですが、それにひきかえ私はあいかわらず茶髪だしリクルートどころかサマンサタバサのハートの鞄だし・・・ちょっと浮いてるようなとりのこされてるような妙な気分になりました。
みんなと同じようにただ普通に就職したくなくて、もっと好きなことを勉強したくて、夢をかなえたくていっぱい悩んで決めたはずなのに、おかしなものでやっぱりみんなと一緒じゃないと心のどこかで不安だったり・・・まだまだ意志が弱いようです。
うだうだ悩んでいるより、まずアクションを起こすべく今準備中です。また皆さんに色々悩み相談しますがよろしくおねがいしますね!!

田中さん>。「出会い」は「財産」まさにそのとおりですね。
今年一年、また素敵な出逢いがたくさんあればいいなぁ。

八日楽しみです♪うふふ~

鈴木君>女装する?スカートかしてあげるよ?どお?

Re: 謹賀新年度!

No.1680

京女は4月1日が入学式だったのですね。
私のときは4月5日で、桜がとってもきれいだったのを思い出します。
(ちなみに私が旧カリキュラムの最終入学生でした。私までは一年間の通年講義だったのですよ。)
私も5月で社会人2年目となります。
先日辞令をいただき、あと一年間同じ職場で仕事をすることになりました。
忙しさのあまり新年度早々失敗をやらかしましたが、何とか頑張ります。

>田中さん
一年間、悩んだり不安に駆られたりすることもあるかと思いますが、有意義に、でも気負わずにお過ごしください。
振り返ると大事な時期だったとなるかもしれませんので。
(私の浪人時代がまさにそれでした。)

それにしても、私が野口先生とお会いしたのも4回生の時で、
しかももうすぐ卒業という時期でした。
もっと早くお会いしていたら、わたしも旅行の幹事なんかをやっていたのでしょうか(?。?*)

>鈴木君、永富さん
最終回生、いろいろと大変でしょうが大学生活に悔いを残さないようにしてください(^ー゜)b

Re: 謹賀新年度!

長村祥知
No.1681

元気になって久しぶりにパソコンを開けると、課題が出されていたのですね。

いつものことですが、野口先生のご配慮に脱帽です。
私の知る限り(つまり過去二年間)、ゼミに所属した全ての学生を挙げて激励されていますね。
私も見習わなければ・・・

先生をはじめ皆様。
何はともあれ、今年度もよろしくお願い致します。
私は新たに始まる日々を前に、「ドキドキの一年生」状態です。

一年生!

No.1683

一年生門屋です。ついに教壇に立つことになりました。
当初先生にご報告した時間数より増加し、週21時間担当することになりました。顔合わせなどはまだなのですが・・・。
8日の新年度打ち合わせまでには必ず細かいこともわかっているだろうと思っていたのですが、顔合わせがなんと8日でその日まで細かいことはわからないようです。
間に合うようであれば「プリンセス」にメールを差し上げます。←永富さんよろしく。
教壇に立つことによって様々な財産を得られる一年にしたいと
思っております。(もちろんそれ以外でも)
研究会にも時間を作って参加したいと思いますので、
皆様今年度もよろしくお願いいたします。

新年度いよいよ始動。

山本陽一郎
No.1685

 いよいよ自分も新年度が始まりました。まず新しい地での最初の行事が健康診断でしたが、至って健康であることが証明されて(視力が回復していたのでホッとしています)、第一関門クリアーです。これからは京都(平安京)から神戸大(福原京)まで通学するので、「プチ清盛」のつもりで頑張りたいと思います(最近九条兼実が嘆いていた気持ちが少しわかる気がしました)。ただ周りの人よりかなり遅れて院生生活が始まりますが、とにかくこの二年間は、一年一年を大切に過ごして行きたいと思います。また現在高橋先生から出して頂いた春休みの宿題と格闘中であるのと自分のネット環境のインフラ整備をまだ調整中なので、掲示板に書き込めませんでした。すいません(なおこの書き込みはネットカフェから書き込んでます)。
 上記の田中のお局、ではなく田中姐御ではなく、田中さんの言っていた事は、最近自分もしみじみ感じます。ありきたりですが人との出会いは、本では得られない以上の影響力がありますし、まさに言い得て妙で「財産」だと思います。
 以前のスッレドで、野口先生が今年はいろんな地域を廻りたいとありましたが、まだまだ和歌山県の粉河寺付近や河内の金剛寺付近など行くところが目白押しですね。野口くんの史跡見学会同様活発に行いたいです。
 
 ※また先日は、あれから犯人を捜索中ですが、自分目当て(?)のサイバーテロが起こりお騒がせ致しました。
 
>野口先生
 先日の自分の『吾妻鏡』講読会についてレスしていただきながら、返答していませんでした。確かに梶原景時の場合は、「追放」ですが、比企氏の場合は「追放」は不適切な表現だったと思います。ただ、どうしても北条氏中心に史料を読んでいくため、あのような鎌倉幕府の中央から「追放」されたように認識してしまったのだと思います。これからは、自分の思考や考え、もっと言えばその個人の歴史認識が論文に反映・表現される訳ですから、一字一句の表現や語句の使用法を厳密にしていきたいと思います。また今年度もよろしくお願い致します。
 
>田中さん
 今年度もまたよろしくお願いしますandお手柔らかにお願いします。お局では無かったのですか?てっきりそう思ってました(笑)。先日見せてもらって卒業式の「姐御姿」は感服しました。こんな事言っておいてお手柔らかには無いと思うですが・・・。
鈴木君同様、八日は、女装して参加していいですか?
 
>永富さん
 このゼミも、まさに慈円の言った「女性入眼の国」と言った感じですね。自分は、冗談で「プリンセスエリリン」などと言っていましたが、本当にそうなるとは!今年度は、自分や永村君・平田さんなどが率先して引っ張っていかないと思っています。その点も含めていろいろ八日に意見を出し合いたいですね。
>鈴木くん
 先日は、サイバーテロの際はまたお世話になりました。
また永富さんと鈴木くんには任せてしまいきりで、本当に申し訳ないです。去年まではせいぜい車の運転ぐらいしか手伝えなかったので、本当に真剣に考えないといけない問題です。
ところで、八日は女装で参加するの?

>笠さん
 お元気ですか?年末のカラオケ本当に楽しかったです。京都の桜は、本当に毎年きれいこの上ないです。毎年「哲学の道」や鴨川川辺の桜を見て、「春がきたなぁ」と実感します。
なお今年度のゼミ旅行の候補地に、佐賀県小城が挙がっています(目下最有力候補)。そのときまた「鎌倉旅行」同様、是非参加して下さい。

笠さんだぁ~♪

No.1686

笠さん、こんばんは。お久しぶりです。
年末のカラオケ大会以来です。仕事大変そうですが、笠さんなら大丈夫なんだろうな~・・・と思わせるその落ち着きは、一体どこから来るのでしょうか?秘訣を教えてくださいな(^v^)

>山本さん
 お手・・・柔らかにというワケには行きません(笑)「お手柔らか」「手加減」という言葉は、私の辞書にはありませんからね(^^)本年度もヨロシクです☆

《野口ゼミ男子のみなさま》
 女子コンに参加したい・・・という声が多いようです。(門屋くんも、「女装するかな~」と言っていました)ま、参加者の皆さんに交渉してみて下さいな。その代わり、スカート着用が義務ですよ(笑)

検閲。

No.1687

>山本君
  今ここにいる山岡さんから、憲法違反といわれましたが、「検閲」します。
  慈円が言ったのは「女人入眼の日本国」です。
  蛇足ながら、永村君ではなく長村君です。

同じく一年生!

平田樹理
No.1689

おととい帰京しました平田です。
今日の研究会で皆さんに久しぶりにお会いできてよかったです(永富姫、鈴木皇子、門屋さん、滑川さん、末松さんには残念ながらお会いできませんでしたが…)。

さて、新年度。
右も左も分からぬ赤子のような気分ですが、成長できると信じて、新たな気持ちで頑張っていこうと思います。
皆様、今年度もどうぞよろしくお願い致します。

Re: 謹賀新年度!

末松憲子
No.1707

>野口先生
「正念場」とのお言葉ありがとうございました!
上のレスに書き込めばよかったのですが、うっかり書きそびれてしてしまいました。
本当に正念場ですね、来年京都にいられるかわかりませんし、勉強できるのは今年が最後!との気持ちで頑張り次につなげてゆきたいと思っています。
なかなか顔を出せませんが、今年もよろしくお願いします。

>平田さん
8日の集まりには出ますよ。
新一年生おめでとうございます!山本さんもおめでとうございます!
昨年の私の経験から言えば、夏休みにはいって生活スタイルが変わると一気にゆるんで能率が下がります。
授業発表がなくなって、色々調べられるはずなのに、はずなのに、、、ということになるので、朝方の生活を死守してください!
平田さんは大丈夫かと思いますが。
夜型で生きると本当にだめですねー。恥ずかしながら、とりあえず府立資料館にはたどり着けなくなります。

独法化で宗教活動?

No.1671

今日から、国立大の独法化ですね。
かのT大に勤める人からの情報です。
たしかな筋のからのようです。
国立大の独法化にむけていろいろ検討されてきたらしいのですが、最難関とされるT大では、独自の経済基盤確保のため、
○田講堂の近くに、トレビの泉のような施設をもうけ、受験生とその親のメッカとする計画が現実化するそうです。投げ銭してもらうのですね。
たぶん、近くの○戸天満宮あたりに対抗するつもりらしい。
しかも、合格お守り、とか合格お札なんかも売り出すらしいです。もちろん、通信販売もするそうです。
しかも、T大用だけではなく、実力的にちょっと足りない受験生むけのものも売り出すそうです。厳密には宗教行為である気がしますが、国立の機関ではなくなるので、だいじょうぶとふんでいるのでしょうか。この動きは、全国の大学に広がるかもしれません。法的には問題はないのかな。

Re: 独法化で宗教活動?

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1688

だまされました。
いいふらしてしまいましたから、今頃噂は世界をかけめぐっていると思います。

Re: 独法化で宗教活動?

美川圭
No.1692

山田先生、ありがとうございます。

噂をいいふらしていただけたなら、
こちらもほっとしています。

せっかくの4月1日なんですから。

でも、この手の話が、T大内部で話されていることは、確かです。なんといっても、独法化は、必要なカネを自分たちで、どっかからかもってこい、という話ですから、とうぜん、T大ブランドをどう使うか、という話になってくるわけです。

私の様に、ブランドと無縁な大学に奉職しているものにとっては、まあそれでもうらやましい限りですが。

四月からの担当授業。

No.1668

 永富さんからMLでゼミメンバーの空き時間に関する問い合わせがありましたので、小生からも前期の授業担当について報告させていただきます。
 月Ⅰ 演習(京都の文化)大文・家2「王朝文化-貴族と武士-」教室:S309
 月Ⅱ 演習(人権と共生社会)大文・家2「日本社会の多元的側面と女性・民衆」教室A:505
 木Ⅳ 演習(京都の文化)短2「王朝文化-平安京の社会史-」教室:S212
 木Ⅴ 演習(女性について考える)短2「女性の歴史-北条政子と中世の女性たち-」教室:S207
 金Ⅱ(同志社大学文学部 今出川)講義「文化史特論(1)武士の成立と都市・文化・流通」教室:弘風館22

 なお、演習の教室は受講者数が18名以下の場合は2回目より、研究所共同研究室にしたいと考えています。

Re: 四月からの担当授業。

No.1675

野口先生>予定のおしらせ、ありがとうございます。
先生の予定を見たところ、従来どおり木曜に例会を設定するのは無理がありそうですね。
去年の前期までのように水曜の放課後に戻すか、または先生が学校に来ておられる月曜にしるか・・・といったところでしょうか。
ちなみに私は木・金・土のみ授業があるので大学へ来ています。
ただし、金曜は二限から放課後までびっちりつまっておりますし、土曜も午後からは博物館実習があるのでだめです。
私の個人的希望としましては、月・火・水・木のいずれかの放課後がありがたいです。

学位論文の出版について。

No.1662

 書架の件に続いて、また、お願いです。
 小生の学生時代からの友人(県立博物館勤務)が九州大学で学位を取得されました。その学位論文の出版について、相談に乗ってくれる出版社を探しています。出版費用のうち、かなりの部分を自己負担の用意がおありとのことです。論文集出版のご経験のある方、御教示をいただければ幸いです。
 ちなみに、小生も二冊、論文集を出しましたが、出版してくれたところは、二社とももうありません(小生の本のせいではありません←念のため)。
 
 なお、書架の件も情報をお待ちしています。
 
 ☆ ゼミの皆さん。このところ、掲示板を私用でばかり使わせていただいて、申し訳ありません。

書架の件

京樂真帆子
No.1667

野口様
 ご無沙汰しております。京樂@台湾・台北です。
 我が家の書架は作るのが大変でした。以前の家の移動式書架は安物で、最初から微妙に力が入る部分がありました。それがあの阪神大震災でスムーズに動くようになったのですが。移動式書架には金をケチるな、というのが教訓です。
 今の家の書架は、よい業者をT先生(すでにご帰国です)にご紹介いただき、基礎工事から入って貰いました。移動式のレールを水平に設置するのは技術が必要なのだそうで、ここだけ書架業者指定の工事業者がやって来ました。水平器を使って大変な工事をしておられました。おかげで、今のところ何も問題はありません。
 なお、この書架はすべて私が費用を負担いたしました。同居人はこの書架に関してはびた一文払っておりません。離婚するときにはこの書架を持ってあの家を出るわけには行きませんので、ヤツを追い出すつもりです(笑)
 結論は、新築の場合なら移動式書架が良いけれど、そうでなければお勧めはしない、と言うことです。

海の向こうからのアドバイス。

No.1669

 京樂先生。台湾からわざわざアドバイスをいただけるとは、感謝感激です。台湾での精力的な毎日の御活躍、「京樂研究室」のサイトにて楽しく拝見させていただいておりました。
 じつは、例のカローラⅡの件についての書き込みがあるとのお話をうかがって以来、ときどきお邪魔させていただいており、そこで「カリスマ編集者」も発見した次第です。ちなみに、かのカローラⅡの元所有者との性格の相似については全く同感であります。新車のイストの性格は先生に似てきましたか?
 さて、本題の書架の件。移動式は仰せのとおり、やはり新築段階から考えるべきだと思いますし、当家にはそれほどのスペースもありません(予算も)。もう、見てくれよりも実用性(本人も、腹が出ていようが禿げようが、通勤が出来て、授業がこなせ、それなりのモノが書ければ何より)と思っていますので、単純なスチール書架の採用に傾いております。これなら、本の大きさにも自由に対応できますし。
 山田先生から、京大近くの中村太洋堂という業者を御教示いただいたので、そこか京女の出入り業者にでも頼んでみようかと考えています。
 それにしても、旅先から、本当にありがとうございました。茨城大でも滋賀県立大にしても、なぜか京樂先生のゼミの学生さんとは、ご縁深いものがあります。今後ともなにとぞよろしく御願い申しあげます。

移動式書架

No.1670

>京樂先生、台湾旅行はいかがでしたか。

小生、最近、医者に「労作性狭心症」という病名をおおせつかり、ニトログリセリンという薬品の携行を義務づけられました。今までの悪行の祟りか、もう先が見えたというべきでしょう。そのため、京樂先生の一言で、また発作が、というところ、(笑)という一文字で、運良く一命を取り留めたしだいです。

うちもマンションへの引っ越しを機に、移動式書架なるものを、小生の書斎用に3台、リビングの汎用に2台購入しました。従来、生協の最安のスチール製を多数利用していたので、まさに六本木ヒルズから身を投げる気分でした。ちなみに、あの場所は、たぶん、小生幼少のみぎり、ザリガニをとった池があった場所ではないかと想像しています。少なくとも、あのビルの周辺は、子供の頃の遊び場でした。その後、中・高の通学路でもあり、また○○マに追いかけられたあたりでもあります。それはともかく、おっしゃるとおり高い買い物だったのですが、いまのところ問題はありません。マンションが新築だったせいでありましょうか。ともかく、小生も、追い出されないように、なんとか、努力するつもりです。

>野口先生
そんなこんなで、免許の件、同居人に一笑にふされました。
そのような病気もちが、そんなものをとることは言語道断。
また、とったら、きっと車がほしくなるはずだか、そんな余裕はないそうです。ということで、またこれも元の黙阿弥となりました。そんなものが必要ない場所に転居したはず、ということです。いちおうご報告。

特別展「洛中大火夢物語--風雲の幕末京都--」ご案内

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1656

みなさん、こんにちは。
野口先生のお言葉に甘えて、ご案内をさしあげます。

花園大学歴史博物館では、2004年4月3日(土)~6月12日(土)にかけて、春期特別展「洛中大火夢物語--風雲の幕末京都--」を開催します。
NHK大河ドラマ「新選組」の便乗企画ですが(笑)、新選組の隊士や維新の志士をもちあげるのではなく、激動の時代の嵐の中にのみこまれていった幕末の京都を、京都の都市民の視点から見直してみたいと思っています。
詳しくはこちらをご参照ください↓
http://www.hanazono.ac.jp/gakujutu/history/2004syunki.html
(実は、出品資料の大半は私の所蔵史料。自分の持ち物で展覧会をやってしまうという、無謀きわまりない試みです。)
ひとりでも多くの方々のご来館をお待ちもうしあげております。

Re: 特別展「洛中大火夢物語--風雲の幕末京...

No.1658

>山田先生

ご案内ありがとうございます。
ぜひ、行きたいと思います。
私、数年前まで、花園大学に出講しておりましたが、
そのときに、歴史博物館が開館し、まいりました。
展示品に「山田邦和氏所蔵」という史料が、かなりあって、
驚がくした覚えがあります。
昔の先生の「三浦周行氏所蔵文書」「中村直勝氏所蔵文書」なんていうのが有名ですが、最近の文献史学の学者ではあまり聞いたことがありません。
というか、自分のもちもので展覧会できるなんて、
はっきりいって羨望のまと、です。
山田先生も、ついに上掲の歴史上の大先生の域に突入か。

史料の個人収集

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1660

>美川先生 さっそくのレス、ありがとうございます。
私の所蔵史料なんて偉そうなことをいいますが、私でできることですから、ぜんぜんたいしたことありません。私のお小遣いで買える程度のものしか買ってないですから。三浦周行氏や中村直勝氏と、文言の上だけでも並べられてしまうと、どうしていいかわからなくなります。(現存者では、またまた角田文衞先生という大コレクターがおられます)
それでも、学生の頃から古本屋さんが大好きで、暇があったら覗き続けております。古本屋さんの目録が送られてくると、恋文でも開くような気持ちで目を皿にして眺めます。
そんなことを長年やっているうちに、少しづつではありますが、いろんなものがたまっていくことになりました。もちろん、手当たり次第に買ってもしかたありませんから、「京都の都市史」「天皇陵」「考古学史」に絞っています。

前述の通りお金がないですから、ふつうの博物館には飾ってもらえるようなものはありません。
でも、大学の博物館は、そういうものを展示して良いと思います。ふつうの博物館の学芸員の大先生が鼻もひっかけないような「雑史料」でも、研究者が自分の目で見、自腹を切ることにより、光をあててやることができるのではないかと思っています。そういう過程を見せてやることにより、学生の興味を引き出すこともできるのではないかと思っています。

私の師匠の森浩一先生は、みずから作り上げた同志社大学歴史資料館を「がらくたを集めた博物館」だと自称しておられました。私も、がらくたに光をあててやる、そんな博物館を作りたいと思っております。
そういうことが、以前勤めていた「大」博物館ではできなかったんですよ。その博物館では、私の持っているような史料など、まったく価値は認めてもらえなかった。
以前にも書き込んだことがありますが、その点で、今の自分の大学の博物館には、私の「夢」を込めたいと思っています。

フリーター生活

No.1648

 20日に修了式を終えて、学生証と引き替えに学位記を頂きました。ありがたいことですが、そのために図書館の利用が不便で仕方ありません。4月からは週に2コマほど授業に行きますが、それでも本は6冊しか借りられないし、紹介状ももらえない。そこで、家の勉強する環境を整えようと、自分の持っている本を全部整理してみることにしました(←ようするに時間があるので)。叢書名、タイトル、編著者名、出版年月日、テクスト類の場合は底本と内容をExcelに打ち込んでいくこと2日間。とりあえず一段落付きましたが、まだ箱の中に入った本と雑誌類が残っています。修士論文で使った論文の整理もするつもりなので、これであと2週間は楽しめそうです(笑)
 さて、ここからが本題ですが(それはウソですが)、蔵書整理人をお探しの皆様、ぜひ雇ってください(笑)

まずは蔵書の置き場の確保から。

No.1649

 >田中さん 
 自分の限られた人生の時間をお金のために切り売りしないでいられるなんて贅沢なことではありませんか。それも、一番能力も体力も充実した時期にですよ。神仏に感謝ものですよ。おおいに自分のために充実した日々をお過ごし下さい。それが、究極的には最大の社会貢献につながるものと存じます。

 本については、ゼミメンバーの相互扶助をお願いしたいと思います。長村君のところで、大体間に合ってしまいますので、長村君には小生からも宜しくお願いしておきます。それから、若干ながらゼミの図書費・雑誌購入費もありますから。

 小生もかつては、蔵書一覧を作ろうと思っていたことがありますが、それよりも目下の問題は置き場所です。研究室と自宅に分置してあるのですが、たいてい必要な本は今いるところにない。必要そうな本は自宅と大学を車に載せて持ち歩いているのですが、なかなか思惑通りには行きません。それから、書棚に二重においてあるので、探すのが大変だし、所有してるのに二度買いするなどと言うこともあります。
 そこで、自宅の空き空間(玄関など)に実用的な大型の書架をいくつか設置したいと思っているのですが、良い業者をご存じの方がおられたら、ぜひ御紹介下さい。

書架の件

No.1653

新居に移り、専用の書斎と書庫が持てるようになり、今まで本を寝かさせて積み上げていたのが、やっと縦に並べることができるようになりました。ただし、研究室を持たない私としては、引っ越し後の蔵書(といっても数は知れていますが)の整理は、まだまだ終わっていません。ところで、書架の件ですが、私が現在購入を検討しているが、スライド書棚です。ご一緒にいかがでしょうか↓
http://www.kagu-ya.ne.jp/index.html
京都の家具屋です。

書架、スチールか木製か。

No.1654

 近藤先生。情報をありがとうございました。スライド書棚はすでに大きなものがあるのですが、内側に入れてしまうと何が入っているのかわからなくなるので、避けようかと思っていました。しかしこれは、検討に値するものだと思います。しかも、京都ですし。
 山田先生のお宅には、図書館以上のすごいスチール書架があるので、そちらの情報などもうかがった上で決めたいと思っています。何しろ、家中本が山積みで、なんとかしなければという状況ですから。
 おそらく一生読みはしないだろうという本もあるのですが、いつ必要になるか分からないのも本というものです。院生時代に食費を削って買った本など、手放すわけにはまいりませんからね。現在進行形のゼミメンバーの諸君。気持ち分かるでしょ。

  書架・書棚について広く情報を求めております。なにとぞ、よろしく。

 >山田先生 
 花園大学歴史博物館の幕末の京都に関する企画展の御案内を、どうぞこちらにも、宜しくお願いいたします。
 当時の京都市民にとって新選組とか勤王の志士とかいう連中はいかなる存在だったのか、よ~く考えることのできる、良い企画だと思いますので。
 卒論で幕末を取り上げようと思っている新二回生の渡邊さん、必見ですね。  

蔵書・雑誌・抜刷・コピー・史料カード・ノート

No.1655

この手の話題、つらいなあ。

私、整理能力がない、というか、嫌い、というかやりたくない。そのため、蔵書・・・・がめちゃくちゃです。哀しい。

これでも修論書いていた頃は、史料カードとか、ノートとか、抜刷、とか論文コピーなどを整理していたのです。

しかし、その後、この手の仕事ができなくなりました。
本と雑誌以外は、仕事の内容ごとに、大きな紙袋とか、段ボール箱などに放り込んで、そのうち散逸。
本と雑誌は、でたらめに、書棚に並べられ、これは重要と別置したら最後、その場所がわからなくなる。ですから、自分の机の周囲に未整理であるものが最重要、と割り切ってます。

2年前、20年来の住居を出て、引っ越ししたとき、本は大半売りました。もちろん学術書はほとんど売りませんでしたが、それ以外の本がやまのようにあったのです。そして、学術書の多くは、大学の研究室に送りました。ですから、自宅には、スライド式の大型本棚(通販生活というところで売ってるやつ)3台と薄型で天井までのを2台、計5台のみです。
前の家では、スチール本棚が20台ぐらいあり、庭の物置にも本が入ってたのですが、現在のマンションには、ほんとうに本が少なくなりました。

ああ、なにをやってもだめだあ。考え始まると、暗くなるので、もうやめよう。

本棚

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1657

みなさん、こんばんは。
私も10数年前、結婚してマンションに移る時にスライド式書棚を買ったのですが、それが近藤先生の紹介された「家具の山川」で頼んだものでした。思い出した。丸伸社という会社が開発した「ブックマン」というもので、なんでも、スライド式書棚の「定番」だと自称しています。かなり値がはりましたが、確かに悪くはなかったと思います。ただ、素人では組み立て・解体ができないので、引っ越しの時には業者にきてもらわなくてはなりません。

今の家に移った時、清水の舞台からとびおりるつもりで、書庫を新設しました。K大学のT先生やO大学のN先生の自宅を見せていただくと、スチール製移動式書架を配置した立派な書庫があり、うらやましくなったからです。そうはいうものの、確かに贅沢をしました。
(でも、高い金を出して作った書庫にはいっている本が、ブックオフで買ってきたようなものばかりだというのはどういうわけだろう・・・)

>野口先生
書棚、慎重にお選びください。移動式・スライド式のものはお気にめさないようですが、スペースを考えるとやはり便利だと思います。

まちがい

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1659

違った。うちにあるスライド式書棚は、ブックマンではなく、もうひとつの「定番」商品wellreaD(ウエルリード) だった。まあ、どっちでもにたようなものですが。

スライド書棚

No.1661

山田先生、おはようございます。
スライド書棚、悪くなかったというご感想を聞いて、安心しています。家具の山川のHPによると、ウエルリードの方は、自分で組み立てるようですが、ブックマンの方は、組立・設置までやってくれるようです。
ただ、規格品ですと、A4以上のサイズの書棚が多く、A5やB4サイズの書籍が多い我々の場合、空間が無駄ですので、オーダーを考えています。その点を含め、昨日、山川に資料を請求しました。

本棚

No.1663

山田先生のおしゃっているO大学のN先生というのは、恐らく奥様が北関東の大学から移られたS大学のK先生かと思いますが、先日、書庫を拝見させていただき、山田先生の書庫を見せていただいたとき以来の衝撃を受けました。自宅に図書館を持っている…まさにその通りで、うらやましいというか、ただただ圧倒されるしかありませんでした。なんだか、一日中そこにいても楽しめる空間、そんな感じがしましたが、それは研究者ではない人間の物の見方かもしれません。美川先生が学術書以外は大半売った由、書いていらっしゃいましたが、そうすると、研究者にしてみれば、書庫は遊びの空間ではなく、たんに史料の詰まった仕事場でしかなかったりして。
ブックマンは、昔、ロッキング・オンという音楽雑誌を主宰している渋谷陽一という人が、雑誌の中の対談などでしきりにほめていたことを覚えています。
わが家では、六本木ヒルズから飛び降りるつもりでマンションを買い換えた際に、室内は自由設計というのを選んだので、壁中に本棚を作り付けにするという暴挙に出ました。したがって、子供部屋を作り忘れてしまいましたが。お陰で、なんとか所持していた本はうまく収まったのですが、その後のことまであまり頭が回らず、またぞろ、本が溢れ出しそうな雰囲気が濃厚になっています。それと、予算の都合で、CDやLPの収納が心残りです。

清水の舞台。

No.1664

 石浜さん。S大K先生から「酒池肉林」のご接待をうけた「某カリスマ編集者」というのは、やはり石浜さんだったのですね(「酒池肉林」の表現はK先生研究室のHPによる)。今K先生は、K大のT橋先生たちと台湾に行っておられるようですね。
 ところで、最近のお江戸では、都の「清水の舞台」が「六本木ヒルズ」に対置されているようですね。どうも、清水の舞台の方がだいぶ安全なようですが。
 ちなみに、NHKブックスで学位論文てのは無理でしょうか。

酒池肉林とは…

No.1665

野口先生、K先生のHP、行ってまいりました。なんと申し上げてよいのやら…。一応、久しぶりにお会いしたので、大人しく振る舞っていただのですが…。そうか、あれが酒池肉林というのか……。でかい犬だったので、ちょっと怖かったです。
本の件は、メールでご連絡差し上げます。

台湾旅行とは

No.1666

台湾旅行とは、あれですね。

私の同僚の教員が、2人も同行させていただいております。
私も、そのお二人(日本史専攻ではありません)に誘われたのですが、あまりに恐れ多く、ご辞退させていただきました。

K先生とN先生の書庫、うらやましい限りです。

私のところは、引っ越しで書斎が約3分の1となり、
書庫なんぞという、そんな高望みはできなくなりました。
必要最小限の参考書と史料のみで、いっぱいです。
うちは、犬がもっとも広い部屋を占有しております。
うちの犬は、とても小さいのですが・・・・。

K先生には、いぜんこの掲示板で、たいへんご無礼を申し上げ、ご本人からもお怒りの書き込み、各方面よりお叱りをうけ、野口先生にもたぶんたいへんご迷惑をおかけしました。この場をかりて、ふたたび深々とおわび申し上げます。そんなりっぱな書庫をおもちであることも、存じ上げず、不敬の至りでした。

『吾妻鏡』講読会について

No.1644

 メーリングリストにも流しましたが、今週から『吾妻鏡』の範囲は、前回までの北条時政関連の記事からかなり時期が下がって、元久二年(1205)六月二十一日条から始めたいと思います。時期は、北条時政による畠山氏追放事件から、義時が執権に就任する時期を選びました。一応鎌倉時代初期というのが最初のテーマだったので、敢えて考え直しました。どの時期から始めるのがいいのか選んでいたのですが、「梶原景時追放」や「比企氏追放」などいろいろこの時期は話題に事欠くことがなく、本当に北条さんは忙しい家だなとある意味つくづく感心してました。
 日時・4月3日(土)10時から12時半
 範囲・元久二年(1205)六月二十一日条
 担当・山内さん
 

Re: 『吾妻鏡』講読会について

No.1645

 >山本君
 梶原景時のケースはまあよいとしても、畠山氏と比企氏の場合、「追放」という表現は変で、問題があると思います。
 >山内さん
 はじめての報告ですが、がんばってください。まず石井進先生の『鎌倉幕府』をしっかり読んでください。畠山重忠については、小生の恩師である貫達人先生の『畠山重忠』(吉川弘文館・人物叢書)を参照。小生も『古代文化』54-6に「鎌倉武士と報復-畠山重忠と二俣川の合戦-」なる拙文を書いています。
 
 話は変わりますが、山田先生の嵯峨と鎌倉のお話。当日、鎌倉を長く研究対象にされている馬淵和雄さんや岡陽一郎さんもお見えだったはずなのですが、何も御意見がなかったのでしょうか。このシンポについては、得宗専制期の北条氏を専攻されている研究者がたくさん登場されるサイトでも話題になっていましたから、何か反応があってもよいのではないかと思うのですが?

都市論シンポ

No.1647

>野口先生
馬淵さんは報告者、パネラーで参加されていました。
しかし、中世都市形成の思想は同一だから、似るのはあたりまえ、
というよくわからない(私だけが?)コメントだけだったような気がします。その「思想」って何なんでしょうか。馬淵さんのご報告は、鎌倉を概観するのに有意義なものだったのですが、山田先生の報告に対するコメントだけは、合点がいきませんでした。私はちょっと疲れ気味なので、30分以上早退したので、その後の討論はわかりません。ただ、前にも言ったように、奈良に関する討論に限定、という話があったので、その辺への質問はかなりしにくい状況でした。
前にも野口先生とお話したように、東と西の都市論の対話が、ものすごくしにくい状況です。都市論研究者のなかにセクト主義があるなんて話も耳にします。私のような政治史畑には、よくわからん世界です。もっと自由に議論したらいいのに。

Re: 都市論シンポ

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1650

>野口先生、美川先生
都市論は、注意しないと「地方史・郷土史」になりかねない危険性をはらんでいます。都市の研究は、やっぱり地元に密着した研究者の独壇場になるからです。だから、それぞれの都市研究者は自分の研究対象となる都市への「思い入れ」が強い。自分の都市だけでこじんまりとまとまって、他は知らん、とか、他の土地の研究者が口を挟もうにも、「よそものが何をいってんねん」ということになりかねない。そこまではいかずとも、暗黙の「紳士協定」に囚われてしまい、他の都市への「内政不干渉」ということに陥りかねない。
そうした弊害をどうやって克服するか、問われるように思います。

何? 山田の京都都市論がまさにその典型だって? う~ん、そうだった・・・

京都嫌い、貴族嫌い。

No.1651

 美川先生の御指摘のようなことは確かにあると思います。「中世武士論」もそうですが、「中世都市論」も京都にたいする関心と理解が研究の前提になると思うのですが。
 小生、むかしは「貴族嫌い、武士好き」の典型的歴史好き少年だったのですが、東国武士の研究に貴族の日記が不可欠であることに気づいてから、ずいぶん認識をあらためました。都市論についても同じこと(記録などの文献史料のみならず、考古学的成果の上からも)が言えるのではないかと思います。
 なお、小生、現在は(すこしばかり勉強したためか)平安貴族にたいするイメージもずいぶん変わり、道長さんなんかは実に高く評価しているのですが、しかし、一部の「平安貴族好き」の人たちにはついていけないところがあり、かれらの持っている貴族にたいするイメージの打破をひとつの仕事上の目標にしています。

>山田先生 仰せのとおりです。現今の一部の偏狭な郷土史家よりも中世前期の武士の方がよほどグローバルな存在だったと小生は思っています。平泉の藤原さんも武蔵の畠山さんも相模の波多野さんも、さらには東国武士の典型で質実剛健の代表みたいに言われる千葉さんも、京都と太いパイプをもっていた。北条さんなど幕府成立以前からその代表格です。
 山田先生は考古学が御専門ながら文献史学にも造詣が深く、地域的にも視野の広い御研究をすすめておられるので、ぜひ率先した啓蒙活動をお願いしたいものです。
 しかし京都で京都をテーマに活躍されている歴史学者というのは、角田文衞先生:福島県、村井康彦先生:山口県、美川圭先生:東京都といった具合に遠方の御出身であることは面白いですね。その点、山田先生はバリバリの町衆です。
 ちなみに、山田先生の京都論の入門編は、その御著書である保育社のカラーブックス『京都』に展開されています。必読です。

楽しい環境

No.1652

自分の専門領域だけにのめりこむのもいいのでしょうが。
ぼくはとてもじゃないけれど、できません。
なんといっても、野口先生とか元木先生という、
武士論の第一人者、あるいは元木先生は摂関家研究のパイオニア、京都と陵墓といえば山田先生。古文書の字読めなければ、
毎月京都に来られる田中倫子先生、などと日本有数の学者が身近にいるので、楽しい限りです。というか、精神的安定をえられています。脇で話を聞いているだけで、勉強になります。
ですから、ぼくは、いつも一方的に吸収するばかりです。
しかも、人に批判されるのは、大好きです。
どうせ、ちょっとトロい子が、自分一人でできることなど、
たかが知れていますから。
ちょっと、特異なのかな。

研究会発足のお知らせ

新地 浩一郎
No.1634

 野口先生、こんばんは。本日、鹿児島大学で日本史の研究会が発足しました。「室町期島津氏の基本的性格」ということで、私の2年先輩で現在都城市史編纂室にいらっしゃる新名一仁さんが発表され、活発な意見交換がなされました。
 五味先生、金井先生、日隈先生、永山先生、黎明館の栗林さんをはじめとして、大学院生・学部生、卒業生十数名が集まりました。顔ぶれとしては鹿児島中世史研究会のメンバーの方々が多いです。まだ会の名前は決まっていませんが、古代から近代まであらゆる時代の研究者の研究会になる予定です。
 各先生方とも久しぶりにお会いできて、大変有意義な時間でした。

Re: 研究会発足のお知らせ

No.1636

 おめでとうございます。うれしいお知らせをありがとうございます。仙台の柳原先生もお誘いして、飛んでいきたい気分です。
 あの1993年の中世史サマーセミナーのあった夏が思い起こされますね。たいへんな天災のあった中でのことなので、永山さんも、徳永さんも、松尾さんも、栗林さんも、寺尾さんも、林さんも・・・みんな戦友の如しです。
 五味先生にもお目にかかって、またゆっくりとお話をうかがいたいものです。じつは先週の日本史研究会中世史部会の報告もそうでしたが、最近、鎌倉時代の番役に関する研究が若い研究者の間で活況を呈し始めているのです。この分野の研究に最初に本格的に取り組まれた五味克夫先生には、お教えいただかねばならないことが沢山あるのです。
 ぜひ、研究会を継続発展させてください。いずれ、小生にも発表の機会を与えていただきたいものと思っております。また、鹿児島の皆様もぜひ、京都旅行にお出でいただきたいものです。楽しみにしています。