「人生、一寸先は闇」
No.14165
ついに昨日、清文堂出版から拙編『中世の人物』第二巻「治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立」が届きました。宅急便の箱を見て、ここ数年間の懸案の一つがようやく解決されたようで一瞬ホッとさせられました。各章の執筆者をはじめ、多くの方々の御助力を頂いたことに、あらためてお礼を申し上げる次第です。ほんとうにありがとうございました。
しかし、喜びも束の間でした。
本を出すたび、いつも完成後に思わぬミスが見つかってひどく落胆させられますので、今回、校正には慎重を期していたつもりでした。ですので、今朝になってから冗談のつもりで「いつものように、完成してからパッと気がつく校正漏れがあったりして~」などと呟きながら本を開いたのですが、すぐに「あり得ないことなどはない」ことを思い知らされる羽目に陥ってしまいました。
自分の書いた冒頭の総論を読み始めたところ、中学生でも分かるような、とんでもない初歩的な誤りを見つけてしまったのです。すなわち、9ページの4行目に「政所別当和田義盛」などとあるではありませんか。御丁寧にルビまで振ってあります。視力の悪化が昂じて「政」という字が「侍」に見えてしまい、ルビも小さいので判読できなかったようです。校正の機会は三度もあったというのに情けないことです。「一事が万事」という言葉がありますが、こんなミスでも本全体の価値を損なうことは間違いありませんから、執筆して下さった皆様にも申し訳なく思っております。
もはや、校正の機会を失いましたので、本書を入手された方には、よろしく訂正をお願い申し上げる次第です。
また、ほかに校正漏れなどございましたら、お知らせ頂ければ幸いです。
しかし、喜びも束の間でした。
本を出すたび、いつも完成後に思わぬミスが見つかってひどく落胆させられますので、今回、校正には慎重を期していたつもりでした。ですので、今朝になってから冗談のつもりで「いつものように、完成してからパッと気がつく校正漏れがあったりして~」などと呟きながら本を開いたのですが、すぐに「あり得ないことなどはない」ことを思い知らされる羽目に陥ってしまいました。
自分の書いた冒頭の総論を読み始めたところ、中学生でも分かるような、とんでもない初歩的な誤りを見つけてしまったのです。すなわち、9ページの4行目に「政所別当和田義盛」などとあるではありませんか。御丁寧にルビまで振ってあります。視力の悪化が昂じて「政」という字が「侍」に見えてしまい、ルビも小さいので判読できなかったようです。校正の機会は三度もあったというのに情けないことです。「一事が万事」という言葉がありますが、こんなミスでも本全体の価値を損なうことは間違いありませんから、執筆して下さった皆様にも申し訳なく思っております。
もはや、校正の機会を失いましたので、本書を入手された方には、よろしく訂正をお願い申し上げる次第です。
また、ほかに校正漏れなどございましたら、お知らせ頂ければ幸いです。