懇親会のお知らせ

No.14079

こんにちは。池嶋美帆です。本日はお知らせがあります。

以前から野口先生がお知らせして下さっているように、6月28日には公開講座があります。そして、今年も公開講座終了後、講師の先生方を囲んだ懇親会(お食事会)を開催いたします。皆様ぜひご参加下さい。

   日時:6月28日(土)18:30~(2時間程の予定)
   場所:「里」(女坂上ってすぐです)
   費用:3500円+α  ※飲み放題とコース料理

お手数ですが、参加をご希望される方は22日(日)までに野口先生または池嶋(上記PCアドレスもしくは携帯)までご連絡下さい。
参加人数の正確な把握が必要ですので参加をお考えの方は、必ずご連絡を下さい。よろしくお願い申し上げます。

明日の教養科目は、「髪-中世の身分標識-」

No.14014

 明日の教養科目は、「髪-中世の身分標識-」というテーマでお話し致します。現代社会における頭髪規制や「制服」の問題にも触れたいと思います。

 清文堂出版の編集者の方から、本日予定通り拙編『中世の人物』第二巻「治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立」が仕上がってきたという連絡を頂きました。明日か明後日、現物と対面できると思うのですが、顔を見るまでは・・・という心境です。
 なお、元木先生編の第一巻の売れ行きは好調なようで、京都市内では、河原町三条のジュンク堂朝日会館店(かつてのBAL店)や京都駅南口のイオンモール京都の大垣書店から補充注文が来ているとのことです。
 なにしろ、発行部数が少ないので、早々に入手されることをお勧めいたします。

 本日の研究会。元木先生や岩田君から貴重なコメントを頂きました。
 元木先生には、武士論研究にまつわる様々な御見解を、ぜひ文章にまとめて頂きたいと思いました。後進のための大きな指針になると思います。

明日の『台記』研究会の報告テーマ、など・・・

No.13937

 下の書き込みのタイトルに「明後日の『台記』研究会の報告テーマ」と書いておきながら、本文では、そのことには触れていませんでした。いよいよボケが本格化したか?

 『中世の人物』第三巻で取り上げた「宇都宮頼綱」にすべきか迷ったのですが、今回は「中世武士の成立論をめぐって」というテーマで、「戦後歴史学における中世成立期の武士の位置づけ」などについての私見を語らせて頂くことにしました。
 まったく私自身の経験を前提にした「放談」になると思いますが、難しい問題については元木先生の御教示を仰ぐこととして、このテーマに関する20世紀末の研究状況を、お若い方たちに知って頂く機会になれば幸いと考えております。

 ところで、本日は研究室に源健一郎先生がお出で下さいました。夏に四天王寺大学で開催される「軍記・語り物研究会」の大会についての御用ですが、「ゼミのみなさんへ」ということで、ケーキのお土産をお預かり致しました。木曜日に開封致しますので、お楽しみに。

 週末には慶事で広島に行きます。世間的なことが苦手なので、こういう時の挨拶は、講演などよりも、前から気になって困ります。

本日午後において予想される御迷惑の予告と事前のお詫び。

No.13986

 本日朝、当家台所の下水配管が詰まったため、その対応に時間を割きました。そのため、午後の研究会における発表の準備を満足に行うことが出来ませんでした。
 また、この作業のため、全身が下水管に付着した汚物の悪臭にまみれてしまいましたので、研究会の席上で異様な悪臭を漂わせてしまうかも知れません。一応、全身にファブリーズを噴霧致しましたが(泣)、その節は何卒御容赦下さいますように、お願い申しあげます。

 ☆ 佐伯真一先生、菱沼一憲先生の御連名で、延慶本注釈の会編『延慶本平家物語』第四(巻八)(汲古書院)を御恵送頂きました。
 両先生に、あつくお礼を申し上げます。

明日の「基礎演習Ⅰ」「演習Ⅰ」&明後日の『台記』研究会の報告テーマ

No.13848

 先日治療に行った左下の奥歯ですが、どうやら仮の詰め物がとれてしまったようで、また噛むときに痛むようになりました。しかし、今度は場所が明確で、気分的に楽ですから、次の治療までヤセ我慢(私の場合はデブ我慢か?)することにしました。

 さて、明日の「基礎演習Ⅰ」と「演習Ⅰ」ですが、「基礎演習Ⅰ」は、まだ発表が始まらないので、私の方からレクチャーをさせて頂きます。

 「演習Ⅰ」は、丹野さんが「ファッション雑誌について」、山下さんが「京都の文化遺産について」をテーマに発表します。

 元木泰雄先生編『中世の人物』第一巻「保元・平治の乱と平氏の栄華」(清文堂出版)。ようやく大規模な書店の店頭に並ぶようになったようです。そして、第二巻「治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立」も歴史学研究会大会の会場で初売りという事になりそうです。
 私は行けないのですが、執筆者の皆様に、ここでコッソリと御助力のお願いを申しあげておきたいと思います。どうか、よろしくお願い致します。

京都文化博物館で東寺百合文書展を見学しました。

No.13642

 昨日は某会議の後、京都文化博物館で国宝に指定されている「東寺百合文書」の展示を担当の学芸員である長村祥知君の御案内でじっくり見学させて頂く機会を得ました。
 文書そのものも見応えのあるものばかりですが、それにも増して伝来の経緯や、文書の相互の関係、東寺で文書処理の実務に携わった人たちの履歴など、かなり広い目配りのされた展示で、学ぶことが多いばかりでなく、感動を催してしまうような局面もありました。
 近年(1961年)、工事中に偶然発見された文書処理を担当した平凡な東寺の僧の墓石までもが展示されていて、文献史学と考古学の双方から具体的な事実の解明をはかることのできる、京都という希有な歴史都市の価値を再認識させられもしました。
 近世さらには近代以降の当該文書の整理の過程もよく分かり、今日の私たちに提示されている歴史資料が、いかに先人たちの苦労によって伝えられてきたものか、よく理解することが出来ました。
これは、日本中世史を専攻しようとする学生は是非見ておいた方がよいでしょう。
 ゼミの古参メンバーの方も是非出かけて、長村君の仕事を堪能して下さい。

 ちなみに、担当学芸員による講演が6月Ⅰ日に予定されています。
詳しくは→http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun.html#byakugo

 明日の「教養科目B」&21日の『台記』研究会の報告テーマ

No.13506

 明日Ⅲ講時の教養科目B(歴史と文学3)は、前回に引き続いて「中世の女性」をテーマにお話しします。今回は「改嫁」「妻からの離婚」「貴種と遊女」「フロイスの見た日本女性」「女商人の活躍」などを取り上げたいと思っています。
 しかし、明日は雨天でなければ「葵祭」です。せっかくの機会ですから、これを見学に行くのもよいでしょう。自己判断に委ねます。

 昨年度来、多忙を理由に、『台記』研究会(京都大学 元木泰雄先生の御主宰)での報告を先延ばしにさせて頂いておりましたが、いよいよ年貢の納め時のようで、21日(水)の会で報告を担当させて頂くこととなりました。
 そこで、報告テーマなのですが、二つほど候補を考えています。一つは「中世前期の武士論」、もう一つは「宇都宮頼綱」。前者は私の苦手な理論的な問題で、いろいろ御教示を得たいし、若手の方々には私自身の経験も聴いていただきたいという意図があります。後者は『中世の人物』第三巻に執筆した内容の御紹介で、こちらの方が鎌倉幕府政治史を研究されている方には面白いかも知れません。
 どちらが、よいか?多数決というわけにはいきませんが、明日のゼミの時間にでも御意見を頂ければ幸いです。

 なお、御心配いただいている歯の治療の件ですが、痛みがあるのに、左下奥のどの歯に原因があるのか分からなかったのでレントゲンを撮りました。『小右記』で、三条天皇が歯痛で苦労している話を読んだばかりの私は驚愕。これがなかなかスゴイ機械で、最近の医療技術の進歩は目覚ましいものがあるようです。「写真判定」で原因箇所が見つかると、次は例のガリガリで久方ぶりに一瞬の激痛を経験しましたが、結果的にはすっかり痛みがなくなりました。とはいえ、しばらくは通院の必要があるようです。

【追記】
 ☆ 滋賀県立安土城考古博物館の山下立先生より、御高論「佐賀・掘江神社神像群の造形的特質とその意義について」掲載の同館『紀要』22号ならびに平成26年春季特別展「安土城への道 聖地から城郭へ」図録ほか資料を御恵送頂きました。
 山下先生に、あつくお礼を申し上げます。

 なお、特別展の招待券を頂きました。必要な方はお申し出下さい(もちろん数に限りがありますから先着順)。
編集:2014/05/15(Thu) 10:21

モズは攻撃的で昆虫・トカゲ・カエルなどを捕食する-次回の『吾妻鏡』-

No.13581

 木曜日の『吾妻鏡』は、頼家・実朝期の読み直しをゆるくすすめております。見落としを拾い直す良い機会ですが、参加者のみなさんも、この読み直しを通じてそれぞれ興味の惹かれるテーマなどを見つけていただけると良いと思います。

 次回のご案内です。

 日時:2014年5月22日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り(元久三年、建永二年などの記事)

 ※まだまだしばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
  なかなか“振り返り”が終わらないですけどね。

     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 2014年5月も、22日・29日の各木曜日に開催予定です。
 15:00ちょうどには参加者全員が集まらないと思いますので、だいたい揃ったところでぼちぼち始めていきたいと思います。集まるまでは雑談タイムです。
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 初夏の頃に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

明日(13日)の「基礎演習Ⅰ」と「演習Ⅰ」附「ノグチの愚痴」

No.13495

 このところ、左下の奥歯がものを噛むときに痛かったのですが、昨日あたりから普段でも痛みだし、ついには睡眠を妨げるほどになってしまいましたので、定期的にメンテナンスをして貰っている近所の歯医者さんに電話を入れたのですが、本日中の診察は無理なようで、明日の朝という事になりました。
 まぁ、命に関わることではありませんので、我慢も仕方のないところですが、このような書き込みくらいしか出来ないのが辛いところです。正露丸を歯の穴に埋め込んで凌いでいますが、臭くて困ります。
 ・・・などと、長々と余談(愚痴ですね)を書き込んでしまいました。

 さて、明日の「基礎演習Ⅰ」と「演習Ⅰ」ですが、「基礎演習Ⅰ」は、まだ発表が始まらないので、私の方から社会学と歴史学に関することなどのお話をさせて頂きます。

 「演習Ⅰ」は、関谷さんが「愛される女性ってどんな人?-源氏物語を参考に-」、長谷川さんが「白洲次郎について」というテーマで報告されます。
 最初から面白そうなテーマが並びました。勿体ないことですが、発表時間の不足は必定かもしれませんね。

 なお、私は午前中は研究室に不在かも知れませんが悪しからず。

【追記】 ようやく刊行になった元木泰雄先生編『中世の人物』第一巻ですが、さきほど版元(清文堂出版)の編集者の方から、「丸善丸の内本店に配本分は、この土日曜日にたちまち売り切れとなり、追加注文があった」との連絡が届きました。
 第二巻以降は配本を倍にするとのことですが、なにぶん発行部数が少ないので、早々に注文されるのが得策かと思います。 

『吾妻鏡』講読の参考文献&『中世の人物』第二巻の予定

No.13450

 8日のゼミの時間に申しあげた宇都宮頼綱室出家の際に同時に発心出家したものが多数にのぼったという史料を引いた論文は、近本謙介「貞慶の唱導と関東―東大寺図書館蔵『如意鈔』をめぐって―」(『戒律文化』6、2008年)です。ついに思い出せなかったので、坂口君に御教示頂きました。

 それから、京都守護についてですが、中田早智子「京都守護の基礎的考察」(『聖心女子大学大学院論集』26-1)によく整理されています。

 お待たせしている拙編『中世の人物』第二巻については、清文堂出版から、5/19(水)製本仕上がり、5/20(火)版元納品の予定である旨、連絡が届いています。もう少し、お待ち下さい。

「土曜は寅さん!『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』」

No.13384

 今日は早くから研究室に来ています。
 東山の天候は薄曇りですが、これから暑くなるのでしょうか。
 いよいよ来週は賀茂祭、つまり葵祭です。
 葵祭というと、私は寅さんが鴨川の河畔でテキ屋の商売をやっている映画のシーンを思い出してしまいます。
 おりよく、それが今夜BSで放送されるようです。
 御覧になっていない方は、ぜひどうぞ。
 Facebookの方にも、写真入りで下記のような書き込み(↓以下)を致しましたが、古参のゼミメンバーにとっても
思い出深いところが随所に登場します。
 それから、登場人物も面白い。13代目片岡仁左衛門演じる陶芸の大家の弟子を演じているのは若き日の柄本明ですが、彼の演じる人物と当ゼミ古参メンバーの某君(ともに好青年です)とが結構オーバーラップしてしまうのです。
 というわけで、ゼミ関係の方で、まだ御覧になっていない方は、この機会に是非。
 それから、これから鎌倉見学に行こうと考えている学生諸姉にもお勧めです。
 ↓
 本日、BSジャパンで18:54 から放送の「土曜は寅さん!『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』 」には、京都と鎌倉の名所・史跡が沢山登場します。
 京都では、まず鴨川周辺。寅さんは葵祭を目当てにやってきたようです。つぎが河井寛次郎記念館。ここは陶芸の大家・加納作次郎の自宅兼仕事場として登場。近くの路地なども。いまから30年ほど前の馬町交差点を西に入った次の角のあたりの様子がよく分かります。それから少し離れますが、丹後の伊根町の舟屋。
 鎌倉では鶴岡八幡宮の参道や江ノ島が出てきます。タイトルの「あじさい」は、もちろん「あじさい寺」を意識していますが、映画に出てくるのは明月院ではなく、極楽寺坂の成就院です。当方のゼミ草創期のメンバーは、岡陽一郎先生の御案内で、ここを見学したことがあります。それから、数年後のゼミ旅行でも訪れました。ここから鎌倉の市街を眺めると地理感覚がつかめます。それから、江ノ電の鎌倉高校前駅とか。
 ストーリーもさることながら、ロケ地を楽しめる映画です。

 【追記】 
 ☆ お正月に小山市で講演をした際にお世話になった、小山市立博物館の尾上仁美先生より、同博物館で開催されている企画展「小山評定と関ヶ原合戦」の図録を御恵送頂きました。
 内容はもとより、装幀も大変素晴らしい図録だと思います。
 尾上先生は、京大院で藤井先生の研究室に所属されていたとのこと。ゼミメンバーの中には後輩もおられますね。
 最近、京都から関東の大学や博物館に就職される方が増えているようで、これは大変良いことだと思っています。研究者は移動すべし。
 尾上先生に、あつくお礼を申し上げます。

 ☆ 話がうまい具合に続きますが、今春、京都から千葉県の川村学園女子大学に赴任された辻浩和君(先生)より、御高論「室町期芸能史研究の現在」(『歴史評論』767号)ならびに「南北朝期祇園社における居住と住宅」掲載の『立命館文学』637号等を御恵送頂きました。
 辻先生に、あつく御礼を申し上げるとともに、新天地での御活躍を祈念申し上げます。

 >千葉で中世史を研究されているみなさん、とても有力な助っ人です。大いに歓迎してください。

5.08広島デー。

No.13292

 昨日のゼミには龍大院の下石君が初参加。熱心にメモをとっている姿が印象的でした。
 それから、私はまた山浦さんを西浦さんと呼んでしまいました。昔から、なぜか「山」を「西」と間違えるケースが多いのは、私の頭の中にインプットされている情報のゆえなのでしょう。変換のおかしいワープロソフトの如し。ちなみに、最近のワープロソフトはビジネス仕様になっていて、使いづらいこと限りなし。

 『吾妻鏡』の講読会では、このところ頼家・実朝将軍期の記事をセレクトして再読していますが、これはとても勉強になっています。以前読んだことのある記事でも、得られる情報は格段の差があります。やはり、これまでは『吾妻鏡』を関東の視点でばかり読んでいたからでしょう。

 ゼミの途中に教授室に戻ったところ、ちょうど電話がかかってきました。尻池さんから。帰宅すると江波さんから手紙が届いていました。というわけで、昨日は広島デーでした。

 ゼミの前の時間の教養科目の授業。教室に向かう段階から疲れていて、大丈夫かなと思うのですが、講義を始めると疲れを忘れ、終わるとまたドッと疲労感に襲われるというのが現状です。もう10年も前ならば、大教室で連続2コマくらい何でもなかったのですが(非常勤先の集中講義で連続5コマというのもありました)、老いぼれたものです。
 こうなると、いよいよ「取扱注意」です。
 年度末・年度はじめに、各地に出かけたり、いろいろなトラブル(一般の方から見れば、つまらないことばかりです)に遭遇するなど、人並みに動こうとした結果なのだと思いますが、こうした状態からの復活は急務のようです。
 重源さんのようなバイタリティがほしいところ。