藤原京の中ツ道初めて確認 幅25メートル、朱雀大路しのぐ 京都新聞(03.06.16) -
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003jun/16/CN2003061601000345G1N10.html -
奈良県橿原市の藤原京跡で、古代の官道「中ツ道」の遺構が見つかり、橿原市教委が16日、発表した。上ツ道、下ツ道などと並び、南北に走る幹線道路だったが、藤原京跡で確認されたのは初めて。
藤原京のメーンストリートだった朱雀大路と同じ広さだったが中ツ道、朱雀大路とも藤原京期に拡幅。その結果、側溝を含めた規模はいずれも約30メートルだが、路面は中ツ道の方が約6メートル広い幅約25メートルになったことも判明した。
市教委は「朱雀大路は広い側溝を付けて威厳を示したが、交通量は中ツ道の方がずっと多く、路面をより広くしたのだろう」としている。
市教委によると、確認した遺構は南北約70メートル。両側に幅2-4メートルの側溝があった。