京都文化博物館で東寺百合文書展を見学しました。
No.13642
昨日は某会議の後、京都文化博物館で国宝に指定されている「東寺百合文書」の展示を担当の学芸員である長村祥知君の御案内でじっくり見学させて頂く機会を得ました。
文書そのものも見応えのあるものばかりですが、それにも増して伝来の経緯や、文書の相互の関係、東寺で文書処理の実務に携わった人たちの履歴など、かなり広い目配りのされた展示で、学ぶことが多いばかりでなく、感動を催してしまうような局面もありました。
近年(1961年)、工事中に偶然発見された文書処理を担当した平凡な東寺の僧の墓石までもが展示されていて、文献史学と考古学の双方から具体的な事実の解明をはかることのできる、京都という希有な歴史都市の価値を再認識させられもしました。
近世さらには近代以降の当該文書の整理の過程もよく分かり、今日の私たちに提示されている歴史資料が、いかに先人たちの苦労によって伝えられてきたものか、よく理解することが出来ました。
これは、日本中世史を専攻しようとする学生は是非見ておいた方がよいでしょう。
ゼミの古参メンバーの方も是非出かけて、長村君の仕事を堪能して下さい。
ちなみに、担当学芸員による講演が6月Ⅰ日に予定されています。
詳しくは→http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun.html#byakugo
文書そのものも見応えのあるものばかりですが、それにも増して伝来の経緯や、文書の相互の関係、東寺で文書処理の実務に携わった人たちの履歴など、かなり広い目配りのされた展示で、学ぶことが多いばかりでなく、感動を催してしまうような局面もありました。
近年(1961年)、工事中に偶然発見された文書処理を担当した平凡な東寺の僧の墓石までもが展示されていて、文献史学と考古学の双方から具体的な事実の解明をはかることのできる、京都という希有な歴史都市の価値を再認識させられもしました。
近世さらには近代以降の当該文書の整理の過程もよく分かり、今日の私たちに提示されている歴史資料が、いかに先人たちの苦労によって伝えられてきたものか、よく理解することが出来ました。
これは、日本中世史を専攻しようとする学生は是非見ておいた方がよいでしょう。
ゼミの古参メンバーの方も是非出かけて、長村君の仕事を堪能して下さい。
ちなみに、担当学芸員による講演が6月Ⅰ日に予定されています。
詳しくは→http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun.html#byakugo