昨日の今日は夢うつつ

No.1311

皆さん、昨日はどうも。
某氏のとんでも本の書評は、やっているうちに気分が悪くなってきました。あんなレベルを相手にしないような高邁なNHKブックスを書きます(どんな本や?)。ああした人がいるから、教員任期制が必要だとか、学者は好い加減だとか言われるのかもしれませんね。それはおまえだ、だと。何を、ぼけ!
それはともかく、気炎を上げるとやはり喉がおかしくなり、耳鼻科で処方してもらったアズノール(特性トローチ)をなめても声が持ちませんでした。3曲目でダウンです。お聞きの通り、音程のコントロールが聞かなくなってしまいました。お耳汚しで申し訳ありません。
最初に店でジョッキ5杯、カラオケ中はジョッキ1杯で我慢し、仕上げと思ってサントリーバーに行くと、長村君とは旧知の井上敬介さんがおられ、歓談のうちにジョッキ2杯にウィスキーのお湯割り2杯、そろそろ宿に行こうと思ったとき、井上さんから出版祝をしようとか持ち掛けられ、賎しい根性の当方、ついついその話に乗って、木屋町のスナックでますます歓談時を忘れるうちに水割り6杯。宿に着いたのが午前二時でした。かくして今日の会議も夢うつつ。
それでも17時から古文書室の助手野田泰三氏と、天プラのかふうでまた一献。またまたサントリーバーでビールとウィスキー。しかし、阪急降りたら酔いも醒めました。
今日の会議の一つは、例の古代の人物の打ち合わせでした。野口先生、美川先生、近藤先生、清文堂の「古代の人物第6巻」、なかなか出なくて申し訳ありません。あと5名ですが、なかなか最後の一山が越えられません。近藤先生に書かない人達の名簿を渡して取立てをお願いしたいものです。

Re: 昨日の今日は夢うつつ

No.1312

元木先生、私が申し上げるのも何ですが、身体あってのご研究ですから、体調管理と飲み過ぎにはご注意を!

ところで、『古代の人物』ですが、私としても早く出て欲しいものです。拙説などもご紹介いただき、深く感謝致しておりますが、ご高著『源満仲・頼光』という最新の研究成果が出版された以上、拙稿は意味を持たなくなりますし、書き直しが必要になってきます。それにしても、我々の巻の原稿が出揃っても、出版は第一巻目からなんですよね・・・。編者のご苦労をお察しします。

Re: 昨日の今日は夢うつつ

No.1313

近藤先生、ご心配をおかけして申し訳ありません。一人身の気楽さ、それに思い切った発散がこれまでのエネルギーの源ですので、こういうこともあります。しかし、もう50も来ればすこし自重すべきかなとも思います。それに当方が病気になったり死んだりすると喜ぶやつがいるのも腹立たしいですし(物騒な言い方ですが)。
それはともかく、近藤先生の頼光論、拙著の論拠として大きな意味をもつものであり、価値を失うことなどありえません。ただ、拙著の記述で、改善できるところがありましたら、ご利用ください。
昨日の話し合いで、1巻、6巻平行で編纂するように話を持ってゆきました。当初の予定では番号順刊行、1巻にのみ全力投入のような話だったので、若干前進かもしれません。最終期限を区切って、それでも書けない方は・・・どんな御仕置が良いでしょうか、ご提案をお待ちします。

編者の権限。

No.1316

 小生も元木先生編の『古代の人物』(当初は『古代人物論集』だったと記憶しますが?)に「藤原隆家」を執筆させていただきました。元木先生の『源満仲・頼光』96ページで小生の教示として御紹介下さっている「平致光」のことを始め、中関白家の武力について、ここで詳しく述べておりますので、近藤先生同様、早々の出版を望むものです。
 原稿執筆については、引き受けてはみたものの、予定外のことが発生して期限を守れなくなるケースも多いと思いますので、むしろ、一定の時期を過ぎたら、編者側から執筆者に降りていただくようにした方が、執筆者の方も肩の荷が下ろせるように思います。
 また、出版社サイドは編者の権限をどのように考えているのでしょうか。そもそも、「編者」というのは、担当巻の各論のタイトルや執筆者の選定・変更に関して全面的な権限を有するから編者だと思うのですが・・・、そうでなければ「変じゃ」。
 今回の場合、ここに発表されるものが、デビュー2作目のような若い人もおられますから、なにしろ新鮮なうちに刊行が果たされますことを期待申しあげます。
 ご諮問の「御仕置き」につきましては、どこかで因果がめぐるといけませんので、摂関家における私的制裁の第一人者である元木先生の御判断をお待ちする所存です。

編者の実態

No.1322

野口先生の仰る通りと思います。もし私が選んだ執筆者がこんな状態ならそうしたでしょう。ところがこの巻の執筆者は、当方の意見と無関係に、監修者の推薦で決まった方もおられます。そうなると、なかなか引き摺り下ろすわけにも行きません。当方は、同じ巻で同一の執筆者が複数の人物を取り上げるべきだし、その人物を手がけたことのある執筆者に依頼すべきであると主張したのですが、却下されました。その時点でこんなことになる予感はしておりました。
書かない奴は、縛り上げて雪解け水が滴り落ちる下に立たせますかね。それとも手足をちょん切りますかね。何なら自力救済を断ち切る意味で首も切りますか(一体どうするのかね?)。
それはともかく、もし残る5名が投げ出した時は、どなたか何人かお引き受け願えますか。あとは全部、皇族・貴族の類です。それも道長とか白河とか大物ばっかし。
こうしてみると、武士が貴族より優れているかどうかはともかく、武士論研究者は貴族研究者より実務的に優れている人が多いようです。無論、そうでない人もおりますが。
ところで、今度は大阪グルメとカラオケ大会でもしましょう。歌は遠慮しますが、旨い店ならいくらでも。今度は中津の以登屋の出汁のよくきいたお好み焼きと、すぐ近くの串樽の串焼き二行きましょう。いかにも大阪らしく、また安価です。串樽では坂東英二とか、JALの客室乗務員のクルーとかを見かけました。

野口先生、申し訳ありません

No.1323

うっかりしておりました。拙著の注記でも、さっきのスレッドでも・・・。平致光の件、古代の人物のご報告で伺ったことでした。近藤、横澤両氏のご見解は「古代の人物」掲載予定の論文によるとしながら、野口先生のご見解は個人的なご教示扱いにしてしまいました。失礼の段、心からお詫び申し上げます。近藤先生のご忠告にもかかわらず、今日もサントリーバー。来年から学生部委員で、中核に革マルを相手にしないといけません。今日も、交差点やホームでは端に立ってはいけないなどと先輩の先生方からご指示を頂きました。あんなやつらと刺し違えて死ぬなら、飲んだくれて死んだ方がマシです。ホント。

とんでもありません。

No.1325

 いえいえ、本文の方で名前まで出して紹介していただいたのですから、恐縮の極みです。お気遣いなきように、お願い申しあげます。小生など、おそらく元木先生の御説に基づいた話を、いろいろなところで使わせていただいていると思います。
 それにいたしましても、冗談では済まない忠告ですね。中核とか革マルとか、とても懐かしい名前の組織が今でも健在なのですか。東京では拠点校は法政と早稲田でした。
 なんだか、グァム島で発見された横井庄一さんのことを思い出してしまいました。昔、知人や後輩にこうした組織のメンバーがいましたが、かれらは今、どうしていることやら。当時の学生はみんなそれなりに真剣でした。しかし、これは明治の学生で、セクトは忘れましたが、大学に行くとゲバ棒をふるい、バイトでは自民党の選挙応援をしているインチキな友人もおりました。
 さすがに、京女には、そういう組織はないようです。もっとも、ここのゼミが一番過激に活躍中かも知れませんが。

逃亡者、最悪の映画を見る

美川圭
No.1296

仕事から逃亡して、映画『赤い月』を見てきました。

最悪の映画でした。

主人公(常盤貴子)にまったく感情移入できない映画もめずらしい。さっさと死んじまえ、と途中で何度も思いました。

降旗監督というのは、こんなにだめだったかな。

肉欲だけの身勝手な女が、
生き残るドラマにしか見えませんでした。

延々と、アヘン中毒の男を救おうとするシーンが続くのも最低です。
肉欲が、その男を禁断症状から救うのですから、勝手にしろよ、という感じ。「私のなかで生きて」という台詞には笑ってしまいます。

その肉欲を子供に見られちゃうのですから、最悪です。

こんなひどい映画を久しぶりに見ました。
あの子供たちは、いったいどんな心の傷をもって成長するのでしょうか。
原作を読んでないのですが、映画とは違うんでしょうね。

満州引き上げは、単なる背景にすぎない。

登場人物もみな、薄っぺらでした。
感情移入できたのは、子供だけです。

こういう映画を、真に最低というのです。
くれぐれもカネを出して見に行かない様に。
たいして、歴史の勉強にもなりません。

やっぱり逃亡してはだめですね。
もう少しで、野口先生、論文仕上がりますので。

24時間闘えますか!

No.1297

 映画評論は山本君に任せるとして・・・。ちなみに、この映画の上映館は平田さんのバイト先でしょうか?
 
  精神の立て直しに映画を見に行く・・・という建設的精神を小生はそもそも喪失しております。もっとも、四条烏丸という美川先生の居住環境は恵まれているとは思いますが。
 本日はリゲインを飲んで、頭痛と闘いながら、日がな一日、論文初校の校正に取り組んでおりました。
 
 美川先生、御高論楽しみにいたしております。いずれ『古代文化』の巻頭を飾っていただきたいものであります。ちなみに、「平家と福原」特輯号の仮タイトルも全て集まりましたので、刊行委員会に近く「上奏」する所存です。
 
 美川先生、伊勢ではおおいに精神の洗濯をいたしましょう。宿舎は海に面しております。青岸渡寺の高木さんも参加されますから、補陀落渡海という手もありますが・・・。まあ、○○ヨットスクールか、野球くらいにしておきましょう。
 
 それから、美川先生。トップページに戻って『紫苑』第2号のPDF版を開いてみて下さい。熊野旅行の写真が御覧になれます。

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1299

う~ん。
まだ見に行っていないんですが、「赤い月」、ダメなんですか・・・
常磐貴子さんの小ファン(大ファンまではいかない)なんで、ぜひぜひ見に行こうと思っていたんですが・・・

仕事が私の回りにうず高く堆積しています。逃亡すらできません。
映画鑑賞、「山本君・平田さん院試合格祝い・元木デー」、伊勢旅行、掲示板でくりひろげられる絢爛豪華・酒池肉林・驚天動地のイベントの数々を、いずれもうらやましく眺めているだけの山田でした。

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

美川圭
No.1301

>野口先生
熊野の写真見ました。ちょっと細部がわかりません。小生の写っているのでしょうか。確認できませんでした。

>山田先生
 ラストサムライみたいに、基本的に娯楽大作とは、異なり、
日本の満州支配、引き揚げてのは、重いテーマですよね。

 そこに、関東軍将校が常磐貴子の前の男。夫は関東軍とのつながりで発展した酒造業者。さらに新しい男になるのは、特務機関の特殊工作員、その男が阿片中毒になるわけ。それに新しい男を争うロシア人女性、なんて登場人物ですから、それぞれの背景が、また重く、複雑な歴史的背景をもっているわけです。

 そこにさらに肉欲がからまるのですから、ほんとうは相当に深い人間ドラマが、うまれるはずです。ところが、ちっともそういう深いドラマにならない。となると、これは脚本や監督が才能ないのか、呆けたのか、としかいいようがないわけです。すべてが消化不良です。

 よい素材が手に入ったのに、調理人のセンスが悪いので、むちゃくちゃになった料理って感じ。わかりますね。こんなんだったら、塩胡椒で味付けしときゃいいのに。あほたれが。

 常磐貴子も、せっかく、脱いで、大胆なあえぎ声出したのに、映画が不発ではご愁傷としかいいようがないです。この濡れ場、実に不快きわまりないものでした。

「赤い月」

No.1302

 私も見に行こうかな~と思っていたのですが・・・そのうち民放もしくはWOWOWで放送したときに見ればよさそうですね。(美川先生がそこまで酷評されると、それはそれで興味があります)満州は、私の祖父母が暮らしていた土地ですので、映画の内容もさることながら、その風景に興味があります。映像そのものは、テレビの宣伝で見る限りでは、結構キレイだったように思ったのですが、美川先生いかがでしょうか?
 私の本日の癒し系映画鑑賞は「ファインディング・ニモ」でした。ここで映画評をするような映画ではありませんので、内容については書きませんが、癒されます(笑)グレート・バリア・リーフに行ってしまいたい・・・!!!という感じで、ある意味、「ラスト・サムライ」よりも泣けますよ(笑)

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

美川圭
No.1303

>田中さん
そうでしょう。僕もなんで、こんなに腹が立つのか、
自分なりに、いろいろと考えているのです。

僕もテレビの宣伝で、よさそうだな、と思って見に行ったのです。家内と、こういう映画は、ぜひ若い人も行ってほしい、なんて話していたのです。いまは・・・とんでもない。
映像はきれいだったか、どうだったか、覚えていません。
登場人物の心があまりにも汚いので・・・・。

「ファインディング・ニモ」は子供と家内が見てきました。ほめてました。でも、行きたいと思えない種類の映画なんですよね。僕、まったくオーストラリアに興味がないのです。私の隣室の女史(熊野に行った吉田先生)は、オーストラリアに留学していたので、僕を一時オーストラリアびいきにしようと、いろいろその魅力を話してくれたのですが、けっきょく徒労に終わったようです。

逃亡者、人の陰に隠れる。

No.1304

 美川先生。写真は学生さんのデジカメ作品なので、われわれ老人の姿を探すのはなかなか難しいようです。美川先生の存在が確認できるのは、2日目の青岸渡寺の集合写真一列目と、全員で昼食のおそばを頂いているところなのですが、あいにく美川先生は滑川さんの後ろにスッポリと収まっておられるようであります。
 なお、本文の方も、ぜひ御笑覧ください。

「赤い月」論争参加

平田樹理
No.1307

 今日タイムリーにも「赤い月」を見てきたので、論争(?)に参加させていただきます。
>美川先生、私も多少期待して見に行ったのですが、主人公の常盤貴子にあまり感情移入できませんでした。夫を亡くし、終戦直後の混乱の中で子ども二人を育てる責任がありながら、なぜアヘン男を引き取る必要があるのか。「女」である前に「母」であるべきではないかと思うのは私だけでしょうか。子ども達の言い分に同情を感じえません。幼子(なかにし礼?)が列車に飛び込もうとする場面なんか、特に胸がつまりました。

>野口先生、本映画はウチではありません。「ラブアクチュアリー」というラブストーリーを扱ってまして、これがなぜかバカうけ。「もののけ姫」以来の大ヒットとなっております。いつもは閑古鳥が鳴く当劇場も、今回に限り溢れんばかりの人でにぎわっており、なかなか壮観です。一体何年ぶりのことか(笑)。
>田中さん、試験本当にお疲れ様でした。「ニモ」癒されますよね。ドリーのボケっぷりは、どこかの誰かを見ているようで人事とは思えません(笑)。
 

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

美川圭
No.1309

>野口先生
論文ほぼ書き終わりました。52枚ほどです。1章増えました。手直しと注などを整えて、金曜日ぐらいに、ご自宅へお送りできると思います。よろしくお願いします。

>平田さん
見てきたんですね、待ってました。
あのアヘン男、引き取るのいやですね。
ふざんけんじゃねえよ。
夫が収容所で死んだことを聞いた直後でしょ。

夫と冷たい関係であったことは、一応描かれていましたが、
それにしては、夫(香川照之)との再会の場面は、
いかにも不自然。
別れるときも、別れがたい感じだし。
もう少し、常盤貴子に、細かい演技を要求しないと。

なんで、常盤が、男におぼれるのか、わからんよ。
ただ、昨日はレデイースデイで、女性が1000円。
平日の昼間ですから、当然おば様たちが多く。
なかに、あのアヘン男のハンサムさに、
痺れたみたいなことを、
終了後話していた人がいたのが気になってはいます。

長年の夫との生活に疲れた女性が、
のめりこむタイプなのかいな。あの伊勢谷友介は。
それじゃ、男にはわからん映画ということになる。
あの死んでしまう夫は、
私と同い年の46というのも、不愉快だね。

それと、出征した息子はどうなったの。死んだのかな。
まったく、気にしている風もないが、夫の連れ子か。
どっかにそう描かれていましたっけ。


子ども達の家庭教師であった恋敵のロシア人女性を、
常盤が警察に密告し。
あの伊勢谷が、その女性の首を切り落とす。

ほんとうに嫌な映画。嫌なところだらけ。
思い出すだに、腹立たしい。

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

平田樹理
No.1315

>美川先生
 常盤貴子は個人的に好きなのですが、今回ばかりは嫌悪感すら抱きました。女である自分も、主人公の気持ちがよく分かりません。
 出征した長男のことですが、その後が全く描かれていなかったので私も気になっていました。なかにし礼公式サイトには、実子と書かれてありました。そのわりにはあまり気にかけられていなかったような…。
 余談ですが、「赤い月」はテレビ東京開局40周年記念2夜連続5時間ドラマとして、2004年4月以降放映が予定されています(私は見ませんが)。 主演は高島礼子、内藤剛志、寺脇康文、中村獅童(敬称略)です。伊勢谷が中村獅童…ちょっとゾッとしませんね(笑)。

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

美川圭
No.1319

>平田さん

何が問題かというと、やはり歴史の描き方なのだと思います。

関東軍とはどういうものなのか。その関東軍の将校が、前の男だし、その将校との関係から、夫と共に満州へ行くわけですよね。

そして、そこで夫は酒造メーカーをつくり成功する。
関東軍との関係での成功らしいが、満州で日本酒をつくって、どうやって大きくなったか。きちんとえがけばおもしろいはず。一種の皇民化政策かも知れません。

その間、夫との夫婦関係に溝が走るわけですが、
その仕事のやり口が関係ありそうですが、よくわからない。

それから、あの問題の男(アヘン男)は、特務機関員として、どんなことをやっていたのか。満州には、あの小沢征爾の親父みたいな人がいたわけですから、そういう得体の知れない人々が、いったいどのような活動をしていたのか。アヘンとの関わりはどんなものか。満州支配にアヘンをどう使ったかを、具体的にえがくこと。


満州におけるロシア人とは、どんな立場であったのか。どんなことをしていたのか。ノモンハン事件とか、日ソ中立条約とか、関特演とかあるわけですから。

とにかく、昭和20年の8月にならんとしてるのに、関東軍の将校にソ連軍の極東への輸送の情報が入っていないなんてことはありえません。シベリア鉄道は、軍用列車で数珠つながりだったわけですから。監督とか脚本家が、まったく歴史を知らないわけです。

ですから、ドラマも薄っぺらになるのです。まったくといっていいほど、歴史が描かれていない。

監督は、ステーションという高倉健主演の映画で有名な人ですから、汽車が好きなようで、列車がよく出てきますが、きっとその列車の考証もいいかげんでしょう。この辺は元木先生の領分でしょうが。

やっぱり、歴史は大切です。近代史の専門家でなくても、それくらいのことはわかります。

いろいろレス。

No.1324

 場違いな所なのですが、この場を借りてレスしたいと思います。
 
 先日の元木先生のカラオケには、ある意味、授業よりショックを受けました。まさかその歌の時代背景まで解説されるとは思いませんでした。また幹事の長村君には、いろいろとセッティングしてくれてありがとう&お疲れ様でした。ただ、長村君にカラオケの点数で負けたのが、残念でした。
 また佐伯さん、カラオケのレパートリーの多さには驚きました。またご一緒させて下さい。
 滑川さん、いろいろ気の済むまで歌えて本当に楽しかったです。また機会があったら行きましょう。ただ次の日は、動けなかったです(泣)。

>美川先生
 残念ながら「赤い月」は観ていないので、この論争に参加できません。この映画に関しては、全くのノーマークでした。常盤貴子が出るくらいは知ってましたが。劇場映画というのは、本当によく選んでで行かないとひどい目に遭うとお思います。散々長い話で引っ張るだけ引っ張といて、オチがつまらなかった瞬間は、言いようも無い怒りがこみ上げます(例・4年前に一応ヒットした『シックス・センス』など)。
すいません。今回はこの程度の感想しか言えません。

 ちなみに東宝公楽で以前上映していたお魚さんの映画の題名は、『ファインディング・ニモ』だったんですね。平田さんから聞くまで、てっきり『ファイティング・ニモ』かと思ってました。「戦う熱帯魚の映画ってどんな映画なんだ?ピラニアの映画?」などとお馬鹿な事を考えてました(笑)。
 
>田中さん・門屋くん
 試験本当にお疲れ様でした。田中さんは三月の終わりまで気が抜けないのは大変ですね。という訳で、伊勢旅行の運転は、代わりましょうか?(しつこい)
 まだ『平家物語』のCD借りっぱなしでした。ごめんなさい。
>広政さん
 今日はお疲れ様でした。電気ポットの使い方分かりましたか?
>末松さん
 ありがとうございます。去年はいろいろお世話になりました。また公開講座でいい情報があったらよろしく御願いします。
>野口くん
 ラストスパートです。くれぐれも風邪などひかないように、
また悔いのないようにがんばってください。なお疲れたときは、ドリンク剤です。本当に効きます(体験談)。
 

Re: 逃亡者、最悪の映画を見る

平田樹理
No.1332

>美川先生
ご教示ありがとうございます。
先生のおっしゃるとおり、歴史的背景をきちんと描ききれなかったということが失敗の最大の理由なのでしょう。しかも、作り手が意識していない、そこが問題に思えます。

確かに、お金を払ってまで見る映画ではないですね(苦笑)。

なかにし礼の「兄弟」

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1334

「赤い月」、なかにし礼の原作なんですね。

それで思い出しました。なかにし礼は「兄弟」ってのを書いて、それが一昨年だったかにテレビ朝日のドラマになってました。
なかにし礼役が豊川悦司、その兄役がビートたけし。
作曲家の豊川が、兄のたけしにさんざん金をせびられ、骨の髄まで食い物にされる、という話でした。
兄が死んだ時、「兄さん、死んでくれて本当にありがとう」と豊川がつぶやくのが、まさに救いようのない暗さで、印象に残っています。

それにしても、このなかにし礼って人、満州では好き放題生きる母親に翻弄され、日本ではハチャメチャな兄に迷惑をかけられる、ということですかね。まったく家族運の悪い人ですね。

こんなことを覚えていたのは、豊川の最初の恋人役をやっていたのが、わが最愛の工藤静香さんだったから。
おかげでじっくりと見入ってしまいました。
静香さんの悲しそうな表情が、ドラマの暗さとぴったりマッチしていました。

少し宣伝をさせてください。

No.1285

 2/10~3/14の期間で、京都市美術館において「狩野派・絵師たちの競演 二条城障壁画のすべて」展が開催されています。

 主催の中に川面美術研究所とありますが、僕の高校時代の同級生の母と祖父がされている会社で、文化財や歴史的な建造物の彩色復原や模写などをされている所です。
 30年程前から、二条城障壁画の復原模写事業を行っていて、二条城築城400年記念と二の丸御殿障壁画模写事業30周年を兼ねて、今回展覧会が開催されています。模写制作の過程を実感するワークショップなども開かれています。興味のある方は是非ご覧ください。
 詳しくは→http://www.kawamo-art.com/

P.S.川面さんのお仕事は、案外身の回りにあります。例えば熊野旅行の時に最初に行った「徐福公園の門」がそうだったりします。

 同級生の母上は僕の大学で非常勤講師もされているので、そのつながりでここに書込しました。
大事な書込が多くなっている中で、場所をとってしまい申し訳ありません

回想の二条城。

No.1295

 歴史的美術品の復元模写にはたいへんな技術力と作品にたいする歴史的に深い認識が必要だと思いますが、そういうことの出来るプロはやはり、京都にお住まいの方が多いですね。それにしても、鈴木君はお知り合いに、博物館や美術館と関係をもつ方が多くて、君自身もたいへんな文化人だと思います。
 
 二条城は、現在、京都観光の一中心になっていますが、織田信長が足利義昭のために築城したそれも含めると、本当に近世の日本史の節目節目で大きな役割を果たしていますね。
 小生は、昔の勤務先である京都文化財団の仮事務所が近くに設置されていた関係で、約一年ほど毎日のように二条城のお濠端を歩いて通勤したことがあります。英国皇太子が京都にお出でになったときには、ダイアナ妃の手と腕だけをこの目で確認いたしました。
 大変でしたがなつかしい時代、小生の視界の中にはいつも二条城がありました。

 ところで、さきほど「山本君・平田さん院試合格祝い・元木デー」のイベントから、帰宅いたしました。まだ、ひょっとすると某所ないしは「ヴィラ知足院」でイベント続行中かも知れませんが、幹事の長村君、ごくろうさまでした。
 しかし、元木先生には、あの名調子で保元・平治の乱に関する最高・最新の研究成果をうかがい、そして「昴」の熱唱を聴かせていただき、ゼミメンバーともども、あつくお礼を申しあげる次第です。元木研究室の佐伯君も、実に歌が上手いのに感心いたしました。ちなみに、佐伯君と一緒に滑川さんも日本史研究会の中世史部会から駆けつけてくれて、ほんとうに盛況でした。
 伊勢旅行では、今度は美川先生の美声を楽しみにいたしております。なお、宿泊先では、海岸で野球大会も企画されるかもしれません。楽しみです。

 ところで、重大発表ですが、鈴木君の御尽力により、早くも『紫苑』第2号がUPされました。昨夏の熊野ゼミ旅行の様子がカラーで御覧頂けます。

17日の夜

長村祥知
No.1310

昨日の「山本君・平田さん院試合格祝い・元木デー」の事後報告を簡単に。

まず7人で夕食、於「囲や」。
ついでカラオケ、於「SHIDAX」、
元木先生の『六甲おろし』で開幕。
 元木先生は歌だけでなく曲前の司会や曲中のツッコミも
 プロ顔負けでした。上手すぎです。
九時半すぎに佐伯・滑川両氏到来、平田氏帰宅。
 自分ではあまり気づかなかったのですが、佐伯さんと私は
 歌声が似ているそうです。
 歌の上手さでは佐伯さんの足元にも及びませんが・・・
11時頃、先生方お帰り。
 遅くまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
 また、先生方のお心遣いにも感謝申し上げます。
 その後明け方5時半まで数名熱唱。
 ちなみに私長村はあの大音響の中ダウンしていました。
 先輩方に、「僕もトシですね」と申し上げると、
 「お子様なんだよ」とのお言葉を頂きました(笑)

参加の皆様お疲れ様でした。特に佐伯さん、滑川さんはわざわざ来ていただいてありがとうございました。無事ご帰宅なされましたか?
僕は朝の電車が動いていたので、山本さんのお宅にはお邪魔せずに帰宅しました。別の機会に鍋でもしたいものです。

>田中さん
 起きたら昼の2時でした。お昼ご飯ご一緒できずにすみません。

鈴木君の書き込みに対するコメント無しですみません・・・

幹事役ご苦労様

No.1314

長村君、幹事役ご苦労様でした。貴君のご尽力で盛会となり、何よりでした。朝までカラオケとはすごいバイタリティーですね。お若い方々がうらやましい限りです。当方は声の限界を悟り、カラオケ引退を考慮中です。
次は伊勢旅行ですね。充実したご旅行になることをお祈りしています。それが済んだら、壇ノ浦旅行の計画を立てましょう。

Re: 少し宣伝をさせてください。

平田樹理
No.1317

「山本君・平田さん院試合格祝い・元木デー」などと銘打っていただき、恐縮です。皆様本当にありがとうございました。
長村君、幹事お疲れ様でした。お料理もおいしかったし、元木先生の美声も聞けたしで、大満足です!ありがとうございました。
佐伯さん、滑川さんとは入れ違いになってしまって申し訳ありませんでした。研究会などでまたお会いできたら、と思います。
鈴木君、模写とはいえ、江戸寛永期における狩野派の絵師たちによる障壁画954面の重要文化財のおよそ半分を展示するというのですから、すごいですね。ぜひ「狩野派・絵師たちの競演 二条城障壁画のすべて」展、見に行きたいと思います。

見てきました。

No.1320

 「山本君・平田さん院試合格祝い・元木デー」に参加させていただき、ほんとうにありがとうございました。いつも話だけしか知らなかった元木先生の昴など、本当に身のある一晩になりました。
 徹夜カラオケには最後まで参戦できませんでしたが、とても楽しく過ごせました。また、機会があれば参加させてください。
 幹事の長村さんは本当にお疲れ様でした。幹事をすることがたびたびある僕ですが、ひさしぶりに酔う事ができました。(人任せですいません)


 やっと、京都市美術館に行ってきました。
>平田さん
 今回の展示は、大半がはめ変わる前の本物の障壁画です。古色復原模写のものもありますので、本物と模写を見比べる事も出来ます。

 ↑でリンクを貼ったホームページは、実は僕が製作(といっても、電子化という表現が近いのですが)しました。その時に、原本と模写と両方の電子データを使って、作っていったのですが、今回の展示で初めて本物を見たのでした。
 やはり、金色などは画面で見ると、画面自体が発光して表示しているので、実物よりも"金らしく"見えます。
 ただ、原本を間近で見ると、模写とは違うダイナミックさに圧倒されました。模写をする意義も感じつつも、やはり原本のすばらしさを知ることになりました。
 デジタルアーカイブ事業などで、電子データにもなっている絵なのですが、所詮は2次的なものでしかありません。いろんな思いや情報が欠落してしまいます。コンピュータ関連に携わる者として、いろいろと考えさせられました。

御礼と用心棒、そして余談(脈絡なし)

なめかわあつこ。
No.1326

野口先生、元木先生、ゼミの皆様
先日は飛び入りで参加させて頂きありがとうございました。お陰様で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
長村君、幹事役お疲れ様です。四条通まで送って下さりありがとうございました。ちゃんと無事に帰る事が出来ました。

熊野旅行の写真において、私が美川先生をスッポリ隠して写っていたとか…すみません。野口先生の書き込みの表題である「逃亡者、人の陰に隠れる」を見たとき、「あたしゃボディーガードか?」とか思ったりしましたが(笑)。

時期大河「義経」の静御前役は広末涼子だとか…。元木先生のおっしゃるように頼朝役は本当に「さんま」かもしれないと思ってしまう今日この頃です。キャスティング情報が入る度に見る気が失せてしまいますね、ホント。
そうそう最近デビューした女性アーティストの父方の先祖が明智光秀さんとか…ほんまかいな??

いろいろ。。。

No.1328

みなさま17日の「山本君・平田さん院試合格祝い・元木デー」はありがとうございました。
お料理もおいしかったし、元木先生の「昴」また、野口先生の「花嫁」にうっとりしてしまいました。
次の日はなぜか腕が筋肉痛でした。タンバリンと\(^0^)/わーい((^_^))えむ((^_^)/し~ /(^-^)\え!のやりすぎでしょうか・・・☆

熊野の写真ですが、今回旅行アルバムを作成するにあたり田中さんと鈴木君のデジカメから画像をいただいたのでどうしてもたくさんうつっている人とそうでない人との偏りが生じています。できるだけ全員が載るようには努力したのですが・・・すみません。とくに美川先生に関してはほとんどあの写真意外はうつっておられないので。。今度の伊勢ではもっとカメラに登場していただけるかとおもいますのでよろしくおねがいします。(次号の編集長は誰になるかはわかりませんのでどういう形になるか責任はもてませんが・・・☆)
また写真が小さくてみにくいとのことですが元データをPDFファイルに変換する際、画像を圧縮してしまうのでどうしても見難くなっています。「紫苑2」が¥の本物のほうはもっと綺麗でみやすいかとおもいますので印刷が完成するまでお待ちください。



大変楽しゅうございました。

No.1330

このスレッドの続きがお祝い会&カラオケの感想コーナーになってたんですね。
いやー、楽しませていただきました。
幹事の長村君をはじめ、先生方、野口ゼミのみなさま、ありがとうございました。
なかなか機会のあることでもないですが、次回を楽しみにしております。

なので、何はともあれ…
元木先生、引退宣言なんてなさらずに、
「現役続行宣言」なさってください!(懇願)

17日の件

長村祥知
No.1349

宴席・カラオケともに慣れない幹事で、至らぬ点も多かったのですが、皆様に喜んでいただけて幸いです。

元木先生
引退宣言は、カラオケそのものではなく、今回のような長時間の場合と限定を付されてはいかがですか。
体力に自信の無いお子ちゃまを、気軽に気楽に、と言った感じで今後もご一緒させてください。

シンポジウム「中世都市奈良と各都市の諸相」

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1281

下記のシンポジウムがおこなわれますのでご案内もうしあげます(実は本日、その準備会があり、奈良で騒いできました)。私は室町・戦国期の京都と嵯峨を扱う予定です。
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シンポジウム「中世都市奈良と各都市の諸相」
主催  同 実行委員会、 共催 奈良大学考古学研究室

開催日 2004年3月27日(土)、28日(日)

開催趣旨 近年各地で「都市」をテーマにした研究が活性化している。その結果、日本各地の都市の実態が明らかにされて行く一方で、「都市的なもの」の扱いに対する難しさも明らかとなってきている。今回のシンポジウムでは、日本において平安京という中心的な政権都市に近接して存在し、古代都市平城京と寺社勢力を背景に発展してきた中世都市奈良をとりあげ、各地の中世都市と比較・検討することを通じて、中世都市奈良の本質と日本中世における都市の諸相について議論したい。

発表者およびプログラム(発表タイトルは変更の場合があります)
3月27日(土)
12:30 受付開始
13:00 開催挨拶
13:10 基調講演「中世都市奈良の宗教的環境」水野正好(奈良大学)
第1部 中世都市奈良のすがた
14:00 「中世都市奈良研究の現状と課題」吉井敏幸(天理大学)
14:40 「中世都市奈良の考古学」今尾文昭(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
15:20~15:40休息
15:40 「中世都市奈良の成立」佐藤亜聖((財)元興寺文化財研究所)
17:00~ 懇親会

3月28日(日)
第2部 各地の中世都市
10:00 受付開始
10:30 「中世都市京都の展開」山田邦和(花園大学)
11:10 「都市の増殖と移動(中世大宰府の場合)」山村信榮(大宰府市教育委員会)
11:50~13:00 昼食
13:00 「中世都市鎌倉の成立と展開」馬淵和雄(鎌倉考古学研究所)
13:40 「草戸千軒」岩本正二((財)広島県教育事業団埋蔵文化財調査室)
14:20 「総括」百瀬正恒((財)京都市埋蔵文化財研究所) 
15:10~15:30 休息
15:30 討論「都市の諸相」(討論司会 山川 均(大和郡山市教育委員会))
16:50 閉会挨拶

会場
 奈良大学C302大教室(近鉄高の原駅下車、徒歩15分)

参加費
 資料・冊子『流通と交通の中世考古学』代等として3,500円程度を頂きます。懇親会費 3,000円程度(予定)

参加申込・お問い合わせ
2004年3月12日(金)までに、葉書もしくはFAXに以下の項目を記載して、下記までお送り下さい。
・ 住所、氏名、所属、メールアドレス、冊子注文の方はタイトルと冊数を記入してください(シンポジウム参加の方は冊子を配布いたします)。

申込先
 〒630‐8392 奈良県奈良市中院町11 (財)元興寺文化財研究所考古学研究室 佐藤亜聖 電話0742‐23‐1376 FAX  0742‐27‐1179
*メールにてお申込の方は以下のアドレスまで。
asei@gangoji.or.jp(佐藤アドレス)

中世都市論の盛況.

No.1283

 おもしろそうなシンポですね。奈良は中世は宗教権門の都市というイメージがあるので、あまり武士の活動が目立たず、武士好き=歴史好きからは関心が払われていないように思います。かくいう小生もさっぱり知識がありません。都合がつけば山田先生のお話や、鎌倉も取り上げられている28日だけでも出かけてみたいですね。
 ところで、本日、昨年末以来大騒ぎしていた懸案の論文が完成しました。もう、最後は辻褄合わせみたいなことになってしまいましたが。ここにしばしば登場していただいている先生方をはじめ、ゼミメンバーの某君(「暴君」とは別の人)にもたいへんお世話になりました。あつくお礼申しあげます。
 原稿を封筒に入れて、やれやれと思っていたら、玄関の前に赤いバイクが横付け。チャイムが鳴って「速達で~す」。受け取ると、某出版社から歴史雑誌への原稿依頼でした。地獄の責め苦ですね。
 明日からは、研究室の整理と清掃です。バイトの皆さん、よろしくお願いいたします。なお、故・須田春子先生の遺された本は続々と拙宅に届いています。今朝も段ポールで8箱。すこしずつ、研究室に移送しています。『大日本史料』など、ゼミで大いに活用できそうです。

 ついでですが、昨日このBBSのアクセスカウンターが20000を突破したのにお気づきでしょうか。そう思っていたら、もう20200に近づきつつある。そんな数字は、どうでもよい。要は中身だと、管理人さんに叱られそうですが、スゴイですね。でも、このところ、このBBSの内容は実に濃いと思えます。ここも、修行の場になりつつありますか?

アクセス解析。

No.1286

 大学も春休みに入り、いろいろとイベントが多くなっていますね。
 トップページでの20000アクセスももうすうなので、
 2月に入ってから14日間のアクセスのなかで、検索エンジンからアクセスされているものを解析してみました。
 検索ワードではもちろん1位は野口先生の名前でしたが、「京都女子大学」「宗教文化」と順位は続きます。5位には「ラストサムライ」があり、6位は「勝元」でした。
 確かに、ここ数日はすさまじいアクセスがあります。(特に今日は、普段の5割増のアクセス数でした)
 掲示板に書かれている中味も、アクセス数に関係があるのかもしれませんね。

研究所『研究紀要』第17号完成。

No.1290

 小生の名前でのアクセスが一番多いなどと言うのは、いささか気味の悪い話ですね。御活躍の同名の方もおられるようなので、「変なところを開いてしまった」というようなケースが多いのでは?それにしても、これだけアクセス数が多いのであれば、小生の研究業績など、昔の主なもののみではなく、ちゃんとしたものに作り替えないとまずいかも知れないと焦っております。写真の差し替えは永富さんのお許しが得られませんでしたが。
 このbbsにおける「ラスト・サムライ」の議論は、とても有名なようで、東京方面の研究者の間でも話題にのぼっている模様です。美川先生とわたりあった山本君は一躍有名人になっているかもしれません。
 
 さて、本日、研究所『研究紀要』第17号が印刷屋さんから宗教教育センターに届きました。これには、山田邦和先生との共同研究の成果である共著「六波羅の軍事的評価と法住寺殿を含めた空間復元」ならびに拙稿「院政期における伊勢平氏庶流(補遺)」が掲載されています。執筆に当たって、お世話になった皆様には、抜刷完成後に、それぞれの抜刷をお送りいたしたいと存じておりますので、しばらくお待ち下さい。
 なお、公開講座の講演録として佐伯真一先生の「『平家物語』合戦談のリアリティー-橋合戦を中心に-」および山田邦和先生の「消えた建春門院陵を探る」も収録されております。山田先生・佐伯先生には近く宗教教育センターより発送されると思います。いろいろ、お手数をおかけして、恐縮に存じました。
 
 明日は、いよいよ元木先生の御研究「保元・平治の乱」の発表、ついで河原町で「大宴会」、さらに「歌合せ」という大イベントが挙行されます。元木先生は耳鼻科に行かれて用意万端の御様子。自分で動けなくなるまでは医者には絶対にかからないという小生とくらべて、なんと前向きな生き方でしょう。
 
 本日は、研究室にて山本君に寄贈書籍の整理をお手伝いいただきましたが、明日は長村君に永富さん、よろしく御願いいたします。車で行けませんから、遅刻しましたらご勘弁の程。せっかくですから、山本君・永富さんも研究会に出席させていただけるように元木先生に御願いし、OKを頂いております。
 明日は「山本君・平田さん合格祝いの元木デー」ということになりました。

シンポジウム「中世都市奈良と各都市の...

No.1291

 「中世都市奈良」ですか。このシンポジウムはちょっと興味深いですね。出来るだけ、参加したいと思います。
 さて、本日は院試1日目でした。体力的に・・・というよりは、試験というのは精神的に疲れます。山本さんに毎度言われる「エネルギー」も、精神疲労にはちょっと弱いのです。さて、明日はいよいよ面接試験です。あぁぁ、何を言われる事やら・・・と言ってみても、明日の面接は確実にやってくるし、試験は確実に明日で終わるんですよね。
 皆様は、明日は合格祝いの元木デーということで、羨ましい限りです。せっかくの合格祝いですから、思いっきり楽しんできてくださいね☆元木先生の♪六甲おろしがぜひ聞きたかったです。

Re: 研究所『研究紀要』第17号完成

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1300

「紀要」17号、拝受いたしました。ありがとうございました。
野口先生との共著の「六波羅の軍事的評価と法住寺殿を含めた空間復元」と、公開講座の講演録の「消えた建春門院陵を探る」が載っています。出ずっぱりでおはずかしゅうございます。
地図がやっぱり小さかったので、大きく引き延ばして別に配りましょうかね? 野口先生?

研究紀要17号拝受..

No.1305

佐伯真一です。
研究紀要17号、私も拝受しました。有り難うございました。
歴史学・教育学・仏教学に加えて、「オウム真理教の研究」まで、多彩な内容で面白そうです。
当方、このところ、連日の入試採点でくたびれておりますが、いろいろと拝読してみようと思っております。
野口先生に御礼メールを出せばいいようなことを書き込んでしまって失礼します。

地図はカラーで大きいのがよい。

No.1306

 山田先生。やはりちょっと小さかったですね。印刷もあまり鮮明とは言えない。現在の地図と重ねても、ベースがよく見えないのは残念でした。ほかの論文でカラー写真を使っているものがありましたが、あまり印刷はよいとは言えず、やはり、大手の出版社から出す豪華本にでもしないと満足のいくものは出来ないのかも知れません。
 でも、今回の地図は法住寺殿と六波羅の決定版ですから、版権は大事にして下さい。拙著を出す暁には、ぜひ使わせて頂きたいと思っております。元木先生も、保元・平治の乱の御本の掲載写真・地図は、山田先生御夫妻に依頼されると良いと思います。

 佐伯先生。公開講座でお話しいただいた上に、講演要旨まで御願いして、恐縮でした。(山田先生も)本当にお手数をおかけいたしました。あらためて、あつくお礼申しあげます。
 もっとも、そのうえにNHKブックスまで、ということになったのは、僥倖でした。刊行を鶴首いたしております。
 それから、すでにお聞き及びのことと存じますが、『古代文化』「平家と福原」特輯号の国文学論文を御門下の近藤安紀さんに無理矢理御願いさせていただきました。いろいろ「恐縮なこと」ばかりで、恐縮に存じます。

個人的返信ですみません

No.1331

野口先生へ。
佐伯真一です。
 もうスレッド本来の内容とは何の関係もありませんが、その種の問題は、この掲示板ではある程度は許容されている感じもするので、個人的返信ですみません。
 NHKブックスの件では、ほんとうにお世話になりました。そろそろゲラも出たようで、本日、野口先生などに感謝する「あとがき」を書いていたところでした。ラスト・サムライ以降、武士道本(新渡戸など)が本屋で平積みという妙なご時世で、タイトルに「武士道」を謳うという案もありましたが、『戦場の精神史』のまま、副題に「武士道」などの語彙を入れるということになりそうです(もちろん、その幻想をただすというような方向ですが)。従来とちょっと違う角度の武士論になれば嬉しいと思いますが、期待しないでお待ちください。
 近藤安紀の件は、私が御礼を申し上げるのも変な話かと思ったこともあり、何も申し上げずに失礼しました。本人、最初は尻込みした面もあるようですが、「そんなチャンスを生かさなければ女がすたる!」と回りじゅうがはっぱをかけたようです。私もある意味では責任がありますので、ちゃんとしたものが書けるよう、支援したいと思っています。誠に以て未熟者ですが、どうぞよろしく。

校正がたいへんでした

美川圭
No.1333

佐伯先生

ご本が楽しみです。『戦場の精神史』ですか。
わくわくします。

でも、私のときは校正に、時間がなくて、たいへんでした。
初校だけでも、もう少し時間とれないかな。

ねえ、石浜さん。

どこでも、いまのご時世しょうがないんでしょうか。

初書き込みです。

山内梓
No.1275

まず、遅くなりましたが平田さん、山本さん、合格本当におめでとうございます。ゼミでお二人の発表を聞いたり、お話を伺ったりするたびにいつもすごいなぁと圧倒されっぱなしでした。私はまだまだですが頑張って勉強していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。また、もしできるならご指導を頂けるとうれしいです。
あと、二十日の旅行の事前勉強会に行けそうもないのですがなにか読んでおいた方がいい本とかありますか?

期待の新星。

No.1276

 山本君と平田さんは見事に「片づいた」訳ですが、ここに初登場の山内さんは、まさにこれからの期待の新人です(もちろん、山本君・平田さんの「これから」にも大いに期待するものですが)。小生の縄張りである平安末から鎌倉初期を対象に勉強をされるとのことなので、おおいに楽しみにしています。
 このゼミは、先輩方に「おおもの」が多いので、見習っていけば、山内さんもすぐに「おおもの」という次第ですね。
 山内さんは故郷の防府(あの松崎天神のすぐ近くが実家だそうです)に帰省中とのことですので、伊勢旅行の集合その他のこと。また、読んでおくべき本のことなど、幹事さんや京女の先輩方から、連絡をしていただくように、小生からもお願い致します。

無題

長村祥知
No.1288

勉強会についてはNo1225に書いた論文・著書、キーワードを大きい辞書(公立図書館にもあると思います)で引いていかれたら大体大丈夫でしょう。
あと、伊勢神宮についての単著も多いと思います。伊勢の国は何を調べても伊勢神宮にいきつきます。

何かの本で「神宮」はジン「グウ」、しかし、「内宮」「外宮」は「クウ」と発音する、と有ったのですが、皆様確認作業を手伝ってください。ルビではあまりみないのです。

伊勢旅行勉強会

No.1292

 20日の伊勢旅行勉強会ですが、その日は3時まで用事があり、長時間に及ぶようだったら行ける・・・という感じなのですが、長村くん、どれくらいの時間で予定していますか???
 なお、>>No.1288の「内宮」「外宮」ですが、出来るだけ調べておきますね。日本語学的に考えると面白そうなので。

Re: 初書き込みです。

No.1294

僕の持っている電子辞書の「広辞苑」では
内宮(ナイクウ)、外宮(ゲクウ)というふうにルビが振ってありました。なぜ濁らないのかは、わかりませんが...

Re: 伊勢神宮

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1298

内宮・外宮についてはよくわかりませんので、トリビアの泉的ネタを一席。

「伊勢神宮という名の神社は存在しない。
 通称伊勢神宮の正式名称は、単に「神宮」である。」

補足等

長村祥知
No.1308

個人的な興味にかかわるところで、
佐藤弘夫『アマテラスの変貌』
をお勧めいたします。神仏交渉史についての著者の独創的な知見が随所に見られ、正否はともかくとして興味深いものがあります。

>山田先生・鈴木君
ご教示ありがとうございます。

>田中さん
一時間少々でしょうか。ご下命とあらばどこぞ(先生のご予定がなければ研究室)でお待ちいたします。

要するに、地図。

No.1318

>山内さん
 旅行について、不明な点は、細かいことでも何でも永富さんが対応してくださいます。遠慮なく連絡・相談したらよいと思います。

>旅行に参加するゼミ・メンバーへ
 車の旅行ですと、運転者以外はどこを走っているか分からないと云うケースがよくあります(カー・ナビゲーション付きの車の場合は運転者も同様)。これでは、旅行の意味が半減です。ゲームセンターで車を運転しているに等しい。ビジネスで車に乗るのではありませんからね。
 ですから、参加者は、行き先周辺の地理を頭にたたき込んでおいて下さい。なにしろ予習の教科書は地図です。
 ただし、小生に限っては、もう耄碌しているので記憶力が低下しており、また老眼と近眼の混在で地図を見ながらの運転は困難です。長村君、助手席でナビゲーターをよろしく。
 なお、運転者を睡魔が誘うので、同乗者は車中での居眠りは我慢してください。

歴史ハイキングの実施の報告

山口博史
No.1267

 歴史グループ早雲では野口先生にご紹介いただきました、京都女子大学の母利美和先生のご案内で歩く歴史ハイキングの実施要綱が決まりましたので報告いたします。

第76回歴史ハイキング
「京における幕末維新の彦根藩」
実 施 日 2004年4月18日(日)
集合時間 午前10時
集合場所 京都市営地下鉄鞍馬口駅改札口
講  師 母利美和氏(京都女子大学助教授)
コ ー ス 彦根藩京屋敷①(鞍馬口通)~相国寺~盧山寺~九条     殿跡~京屋敷②(烏丸丸太町西)~頂妙寺~要法院~     京屋敷③〈解散〉
参 加 費 1000円(資料代、保険代等)
持 ち 物 弁当、水筒、筆記具等

 以上です。野口先生ご紹介有難うございました。興味のおありの方のご参加をお待ちしております。

幕末における彦根藩。

No.1272

 山口さん、お知らせ、ありがとうございます。
 いま、新撰組で京都の観光はまっ盛りですが、幕末の歴史、とくに朝幕関係について考察しようとする場合、彦根藩や井伊直弼に関する研究はきわめて重要だと思います。
 実は小生、大学院生時代に、当時、東大史料編纂所におられた故・吉田常吉先生(人物叢書『井伊直弼』や中公新書『唐人お吉』の著がある碩学)から、ときにはマンツーマンで(ときに美味しいケーキをご馳走になりながら)井伊直弼関係の史料をもとに、幕府による対調停工作にかんする講義を受けたことがあります(ある年度には小栗上野介の日記を読みました)。
 だから、専門外なのに、こう言えるのですが・・・
 幕末彦根藩研究の第一人者である母利先生から、御案内を頂けるということは、ほんものの京都幕末史に触れることの出来るたいへんなチャンスだと思います。ふるってご参加下さい。

歴史学入門講座実行委員会のご案内

No.1262

はじめて書き込みさせていただきます。
京都大学人間・環境学研究科元木研究室D3の佐伯智広と申します。
(下の方で、何度か名前だけは出ておりますが…)
どうぞよろしくお願いします。

さて、本日は歴史学入門講座実行委員会のご案内をさせていただきたく、
書き込みいたしました。
この講座は、歴史学を志す修士・学部の方々を対象としたもので、
歴史学の研究成果や方法論等に触れていただくことを目的に、
第一線で活躍される先生方をお迎えして、
日本史研究会と京都民科歴史部会が合同で六月頃に開催しているものです。

それで、この講座の実際の企画・運営は、
各大学の修士・学部の方を中心に作られる実行委員会が行っているのですが、
その第一回の会合が、3月10日(水)午後6時から開かれます。
(場所は日本史研究会事務所…京都市上京区新町丸太町上ル 機関誌会館3階)
ここでは、お招きする先生方について、希望を出し合う予定です。

この講座は、一線の研究に直接触れるという点で貴重なことはもちろんですが、
学生自身の手で企画運営を行う、数少ない機会でもあり、
また、他大学の同年代の、研究の道を志す人たちと知り合うことの場でもあります。
もっと具体的には、「○○氏の話をぜひ聞いてみたい」といった、
個人の学問的興味による希望を実現することも可能になるかもしれません。
野口先生のゼミに参加されている方々は、ちょうどこの講座の対象としている年代の方も多いですし、
ぜひこの実行委員会に参加されて、ご自身の学問的関心や人とのつながりを広げ、
企画そのものもリードしていただきたいと思います。

実行委員会には日本史研究会の担当委員として私も入っておりますので、
(下の方で、17日のカラオケの件で元木先生に
「研究委員は何とかできなかったのか、こら!」
 と叱責されている研究委員は私のことです。申し訳ございません。)
参加希望の方、何かご質問がおありの方は、気軽に声を掛けて下さい。
皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。

追伸

No.1263

ちなみに、昨年度の概要は以下の通りでした。

歴史学入門講座 2003
■ 講師 ・門脇 禎二 氏 (京都橘女子大学)
「民族文化の形成」
・近藤 孝弘 氏 (名古屋大学)
「現代世界における歴史と政治のリテラシー
 -歴史教育論からのアプローチ-」
参考文献:『自国史の行方 -オーストリアの歴史政策-』(名古屋大学出版会.2001年)
■ 日時 2003年7月13日(日) 13:30~17:00 (13:00受付開始)
■ 会場 機関誌会館5階 大会議室
(京都市上京区新町丸太町上ル50m東側)
 京都市バス府庁前より徒歩1分
 地下鉄丸太町駅2番出口より徒歩5分
■ 参加費 500円 (当日のみ.前売り無し)

Re: 歴史学入門講座実行委員会のご案内

美川圭
No.1264

 佐伯さん、日本史研究会の研究委員、ごくろうさま。

私も、研究委員と編集委員を1回ずつやりました。

もうこりごりです(苦笑)。

こんなこというと、先輩たちにものすごく怒られますが。
(けっしてその先輩は元木先生ではありません)
私にとって、どこにも「楽しい」という気持ちがおきなかったのです。そんなことをいうと「いけない」のですが、
でも、ようは、私には向いていなかった、ということです。

私には、社会や学問のありかたを「指導」できない。
そんなに偉くないのです。できが悪いのですいません。

いけないことを書き込みました。懺悔します。

佐伯さん、がんばってください。



推奨・ 歴史学入門講座実行委員会

No.1271

 佐伯君、書き込みをありがとうございました。京都にはせっかく日本史研究会というステイタスの高い学会組織があるのですから、まあ、どんなものかのぞいてみるのは、良いことだと思います。
 美川先生のおっしゃるように委員云々は向き不向きがあり、小生など、先に周りの人から「やめておけ」と言われるほどですから、あらゆる場で絶対に忌避しているのですが、当ゼミメンバーには向いている人もいます(誰かは衆目の一致するところでしょう)。そういう人には、ある意味で自己実現のチャンスになると思います。
 また、そんなことは無関係に、佐伯さんの言われるように、ただ出席してみることは、ひろく他の大学の学生さんなどと交流をはかるうえで、良い機会になるはずです。日本史を志す若い人が打って出るには良い場所だと思います。

絶妙のフオロー

美川圭
No.1273

 野口先生、絶妙のフオローをどうもありがとうございます。

 そういうことなのです。

 読んで、目がつりあがった人たちの顔が数人思い浮かびました。それでも書いてしまう私です。

 委員には向き不向きがあるので・・・・・。
向いている方は、積極的にやるべきと思います。
でも、向いていない私のようなものにはやらせないで。
でも、実際は関西は人が少ないので、たいへんなのは、
じゅじゅう知っているのですが。

 やはり、こんなことも言ってみる意味はあると思います。

ありがとうございます。

No.1282

早速ご返信いただいて、ありがとうございます。

>美川先生
温かい励まし、ありがとうございます。
幸い今のところ、就任一年目の「連署」ということもあり、
「執権」の村井さんが非常に良くできる方なので、
特に大事無く委員の仕事を務めております。
もっとも、大会という「嵐」の前の静けさなのかもしれませんが…

>野口先生
はじめてお邪魔しました書き込みが宣伝で、どうも申し訳ありません。
今後はぜひ、ここでの議論等にも積極的に参加させていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

>野口先生のゼミの皆さま
おそらく17日のカラオケではじめてお会いする方が多いので、
今からとても楽しみです。
「衆目の一致する」委員向きの方がどなたなのかも気になります(笑)。
どうぞよろしくお願いします。

それにしても、皆さんほんとにレスがお早いですねー。
ものすごいエネルギーに、圧倒されてしまいます。

祝・合格。このゼミは六波羅進学塾か!

No.1255

 合格の連絡がありました。山本君・平田さん、おめでとうございました。秋にサッサと天下の京都大学大学院への進学を決めてしまった長村君に続き、今のところ、院試は全員合格の快挙です。うれしい限りです。
 せっかくですから、大いにこの世界で活躍する、そういう人生を歩んでください。
 それにしても、我が身を振り返ると、定年後まで生きていられたら、大学院の進学予備校でも始めようかなぁ・・・などと、考えたりしていて、まだまだ悟っていないようです。
 何はともあれ、うれしい限りです。

サクラサク

田中裕紀
No.1257

 樹里ちゃん、山本さん、おめでとうございます☆
みなさんの行き先がどんどん決まって、嬉しいやら悲しいやら。いったい私は今後どうなるのでしょうか・・・(- -;
ま、自分のことはさておき、こんなにめでたい事はありませんね(^^)伊勢でお祝いしましょう☆

おめでとうございます☆

広政 愛
No.1258

山本さん、平田さん、おめでとうございます!
本当に素晴らしいですね!
益々のご研鑚とご活躍ををお祈り致します。

ぱんぱかぱ~ん♪

No.1260

山本さん、平田さん合格おめでとうございます。
続々と春がやってきてますね~

野口先生>六波羅進学塾の進学率高いですね~o(^o^)oワオ!
100%ですよ?!河○塾なんて比じゃありませんね 笑
六波羅進学塾初の不合格者にならないよう、私も来年はがんばります・・・☆(なんかプレッシャー)

掲示板をみている先生方>この場をかりて何ですが、来年の試験で私を引き受けてくださる大学院募集しております。どうぞよろしく m(._.)m 特典として入れてくださったらそのゼミのHPつくります。(つくらせます?)いかがでしょうか?

本当にありがとうございました。

No.1265

たくさんのお祝いのレスありがとうございます。この度、神戸大学大学院に平田さんと自分が何とか無事に合格しました。今の心境は、やっと自分がスタートラインに就いたと感じると共に、これからが本番であることを考えると身の引き締まる思いです。
野口先生には、2001年度の同志社大学の大学院の授業(承久の乱についての講義)に潜らせていただいてから、京女での『吾妻鏡』の講読会や『百練抄』の授業など公私共に本当にお世話になりました(これでけ先生の授業に潜りながら授業料らしきものは一切払っていませんでしたが)。特に承久の乱の講義は、今から思うと、自分に取って本当にターニングポイントであったと思います。中世武士論や鎌倉幕府論、軍記物語などを始めとする中世史(特に前期)に関する講義は、一つ一つの研究史や論文を紹介されたり、先生独自の考えを述べられるなど本当に講義に魅了されていった自分を今でも覚えております。特にその年は、大河ドラマが『北条時宗』(中身はともかく)であったり、石井進先生が亡くなったりと何かと鎌倉時代に関することで話題や事件があったこともあり、益々鎌倉時代や中世武士論に興味を抱くようになりました。また先生が選んだ承久の乱に関する論文の内容発表で、自分は川合先生の論文を選んだのですが、その時読んだ「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」から受けたショックは、トンカチで頭を叩かれたような感じで、今でも鮮明に覚えています。またその講義を聴く内に、自分の本当にしたい勉強の分野が漠然とですが見えてきたので、本当にいろんな意味で、2001年度の講義の影響力は、今から考えても、自分にとって計り知れない程大きかったと思います。
またその翌年の2002年の京大での集中講義である近藤先生の中世武器・武具に関する講義も、自分の中世武士論への興味に拍車をかけました。近藤先生は懇切丁寧に中世武器・武具の成立を、素人の自分でも分かるように教えていただきました。特に武器・武具から見た中世戦争論の話は、当時川合先生の影響を受けていた自分にとって全く逆の立場であったので、とても刺激的で、印象深かったのを覚えています。
そして去年の2003年は元木先生の「河内源氏論」と「中世政治史概論」の二つの講義に潜らさせていただきました(潜ってばかりいますが)。私大所属の自分にとっては論文や本の中でしか触れられない「京大の日本史」を、元木先生の講義を通して、その真髄みたいなものに生で触れられたことは、本当に勉強になると共に、自分のこれからの歴史学に対する考え方のベースになるほど影響が凄かったと思います。特に、某先生の保元・平治の乱に関する論を批判された時に、先生が「歴史学とは、政治システムとそれを取り巻く諸勢力の関係・拮抗を追及するものです」(すいません。若干相違があるかもしれませんが)と述べられた時に、これが京大の歴史学の真髄だと思ったのと同時に、大きなショックを受けました。それはいくら本や論文を読んでも感じ取れないものだったと思います。
元木先生や野口先生、近藤先生など、中世前期の第一線の研究に、講義を通して生で触れられた事は、本当に幸せであったと思うと同時に、これからの自分の糧・財産としていきたいと思います。この場を借りて諸先生方にお礼を申し上げると共に、これからも御指導の程よろしく御願い致します。また野口先生には、諸先生方の授業に出るきっかけを作って頂いただけでなく、3年にもわたる科目履修生という身分のあやふやな時に、公私共に温かくまた時には厳しくして、見守っていただきありがとうございました。本当に先生には、足を向けては寝られません。
そして京女のゼミのみなさんには、いろいろとご迷惑(夏合宿の遅刻事件など)をお掛けしました。四月からは、なるべく迷惑をかけないように努力しますのでこちらもまたよろしく御願い致します。
以上長くなりましたが、一年前にはテーマも無くて、進学もどうしようか迷っていた事を考えると、本当に今の自分の状態が不思議であるとともに、とにかくブランクを埋めると同時に、次のステップ(いい論文を書くことだと思いますが)に向けて努力したいと思います。

要、段落・改行

美川圭
No.1266

山本さん、合格おめでとうございます。

 これからは、段落とか改行とか、ちょっとつけるように、
気をつけた方がいいかもしれません。読みにくいよ。

 これは、文章のことだけではなく、生き方の問題でも、
あります。私にはうすうす気がついていることなのですが、

 あなたの前途には、
いろいろと思いもかけぬ困難があるかもしれません。

そんなとき、ちょっと人生に、段落や改行が有益です。

 とにかく、がんばってね。

Re: 祝・合格。このゼミは六波羅進学塾か!

No.1268

山本君、合格おめでとう。私の授業から何かを学び取ってくれた学生がいるということは嬉しいことです。率直に言って、大変なのはこれからですが、今の気持ちを忘れずに頑張って下さい。

すいません。修正しました。

No.1269

 美川先生、自分の文章の欠点の御指摘ありがとうございます。自分の文章の読みづらさは、よく野口先生にも指摘されるていることで、まだ自分の文章の下手さが直ってなかったみたいです(泣)。
 一応、上の様に、修正してみましたが、どうでしょうか?論文書く以前の問題ですね。その方面もしっかり勉強したいと思います。
 近藤先生、ありがとうございます。読みづらい文章ですいませんでした。また今後ともよろしく御願いします。

何しろ、今は「よかった」のみ!

No.1270

 平田さんからも電話でメッセージをいただきましたが、何しろこの二年ほどの間の君たちの心の中を考えると、正直なところ、ただ今は「よかった」という思いのみです。「あとは野となれ、山となれ。」でいいでしょう。
 山本君の文章は、論文の事前発表会の時には絶句せざるを得ないものがありましたが、このBBSにおける書き込みは、ちゃんとしていると思います。自信を持って良い。
 なお、御述懐の感謝のお言葉には、汗顔の極みです。

文章下手じゃないよ

美川圭
No.1274

 山本さん。 

 野口先生のおっしゃるように、
 文章は下手じゃないですよ。

祝・院入試合格

No.1277

山本君、合格おめでとうございます。当方の講義に対し過分の謝辞を頂き、面映い限りです。多少ともお役に立てたなら、幸いです。
 なお、文中で引用された発言は、政治史は様々な政治勢力の角逐の結果であり、個人の恣意で動かされるものではない、各政治勢力の性格と相互関係を正しく把握することが政治史把握に不可欠ということと思います。これは、20年前、大会報告の抜きずりをお送りした際に、佐藤進一先生が激励の言葉とともにお手紙に書かれたものです。
 学問というものは、本来真理探究という共通の目的をもち、通有の枠組みや方法が存するものと思います。どこの大学の学問といったことはあまり意識せずに、ご自分が厳しく検証して正しいと思う方法を見つかられますように、努力してください。学問は厳しく真理を探究する、一種の修行です。学問を通して自身を練磨し、人間として成長されますように期待しております。
 そうは言っても、大学院に入れば、雑用も増えるし、学界などの人間関係も煩瑣になります。奇麗事だけでは済まされません。ある意味、したたかに生き抜くことが必要になります。とある先輩曰く「この世界で生き抜くコツは、面従腹背だよ」。
 ちなみに、この掲示板でも実学か虚学かという議論があるようです。我々の学問は直ちに実益に結びつくものではないし、すぐに人助けができるものでもありません。しかし、真理の探究が阻まれ、時流に迎合した学問が幅をきかせたために、どういう事態が起こったのか、わずか数十年前の歴史を想起すれば、我々の学問が浮世離れしているとはいえないでしょう。歴史意識の操作を通して、怪しげな政治勢力が蠢動していることもご存知の通り。もちろん、ことさらに政治に従属すべきではありませんが、学問の社会に対する影響を想起すれば、常に自身の学問に対する姿勢は厳しく問われなければならないと思います。
 しかし、学問を取り巻く情勢の厳しさは申すまでもありません。当方も、OD四年、やっとたどり着いた先がトップダウン理事長の君臨する超薄給大学。そこで10年呻吟しました。何度道を誤ったと思い、己が人生を呪ったことか。感情の制御を失って家族に当り散らしたことも数え切れません。そうした時に支えてもらった方々のありがたさをかみ締めております。前任校の時、野口先生との交流がなかったらどうなっていたことか、とつくづく思います。
厳しい時代、努力が報われるかどうか分かりません。でも努力しないと報われることはないはずです(どっかの独裁理事長の姻戚、愛人などになるという手はあるが)。
 ご研鑚を心から祈ります。

 ところで、17日は何を歌いますか。当方、まずは『六甲おろし』、その次は・・・とあれこれ考えているのですが、風邪気味にぎっくり腰で泣きっ面に蜂です。17日までに直るでしょうか・・・。

この上ない贈り物。

No.1278

 山本君。元木先生から、こんな心のこもった且つ学問的で真摯なお祝いの言葉をいただいて、うらやましい限りです。
 ゼミメンバーも熟読のこと。バレンタインチョコレートなんか、どうでもよくなりますね。プリントアウトして大切に保存してください。

 小生の方も、元木先生には、ずいぶん助けていただきました。
 17日の研究会、とても楽しみにいたしております。

Re: 祝・合格。このゼミは六波羅進学塾か!

平田樹理
No.1279

 完全に出遅れてしまいましたが、レスさせていただきます(一日出遅れるとえらく下がってしまいますね。本当にすごい掲示板です)。お祝いのレスありがとうございました。
 野口先生をはじめ当ゼミの皆さん、何の知識もない私に色々とご指導くださった高橋先生、直接的ではないにしろ多々影響を受けた元木先生、美川先生、近藤先生、他たくさんの方々との出会いが今の私を形成していると思います。この場を借りて御礼を申し上げます。
三回生の夏前に宗教文化研究所を初めて訪れて二年弱、今幸運にも神戸大学に進学が決まりました。しかし、私の実力がそこまで及んでいないことは、私自身が一番よく分かっています。上で元木先生がおっしゃっている通り、常に自身の学問に対する姿勢を厳しく問いながらしっかりと学んでいきたいと思います。皆様今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

元木先生>体調の方は大丈夫ですか?私は百恵ちゃんを歌いたいと思います。


Re: 祝・合格。このゼミは六波羅進学塾か!

No.1280

 野口先生、過分のお言葉を賜り恐縮です。中島みゆきじゃないけれど「あんな時代もあったねと、いつか笑える日がくるわ」という心境でしたね。でもその渦中にいる苦しさは思い出してもぞっとします。それだけに厳しい立場におられる方々のお気持ちは痛いほど分かります。ただ、苦悩を分かち合うことくらいしかできない自分がもどかしくてたまりません。
 当方のころ前任校の愚痴でもこぼそうものなら、「君の話は面白すぎる」とか「牧歌的な大学は良いね」とかあざ笑われ、そればかりか予備校で苦闘していたころには「ODのような、のんきでぐうたらな生活を送っていては厳しい大学教員は勤まらない」などという、当方から見れば正気とは思えない言葉が返ってきたものでした。
 ふと思いますが、本当のエリートはそんな苦悩を知ってはいけない、高所に立って人をコマとして扱う人間は、同情だのかわいそうだの言っていては効率よい人事も仕事もできないのではないか、とか思うことがあります。大本営参謀が、兵の家族だの、境遇だの人柄だの考えていては作戦など立てられませんから。もちろん、そういうシステムの効率のよさが正しいかどうかは別ですが。
 どうも、ぎっくり腰が響いて仕事にならず、お邪魔ばかりしております。平田さんは百恵ですか。当方の二曲目は裕次郎ですかね。夜霧よー、今夜も・・・。この曲のDAMの画面に出てくる映画の浅丘るり子の綺麗なこと。なるほどあの助平な石坂浩二がほれるはず、とある学生が納得しておりました。
 その次はナットキング・コールあたりで如何でしょうか。藤山一郎では、もう曲自体が歴史の勉強になりそうですね。声が出なくなったらご容赦を。

とにかくがんばります。

No.1284

 元木先生、本当にありがとうございます。授業中のあの言葉は佐藤進一先生の言葉だったんですね。本当に重みのある言葉です。
 自分は、歴史学というのは、もちろんいろんな立場がありますが、基本的には、政治システムや荘園制などの経済システムなどの社会構造を解明するものであり、社会科学の一分野だと思っていました(今でも少し思っています。かなり古い考えでしょうか)。でもそのスタンスを取る限り、先生が御指摘される政治勢力などは二次的なものになってしまいがちになり、「社会あっての人間だ」みたいな偏った考え方になり、その時代に生きた政治勢力(人間)が凄く矮小化されてしまいます。そういう意味で、佐藤先生の言葉は、重みのある言葉だと思います。自分はまだ政治史という大きな分野には手を出せるような力量を兼ね備えていませんが、この言葉を常に意識しながら勉強していきたいと思います。
 またいわゆる現代は「価値観の多様化」の時代と言われて久しいですが、そのような中で、歴史学だけでなく、各学問分野が学際的になり、細分化された状況下にあると思います。その結果、圧倒的な情報量の渦の中で、時々自分のしている勉強の位置が分からなくなる時があります。それは学際化・細分化された学問の中において、自分なりの座標軸がないのが原因だとおもいますが、その中で正しい判断を身につけるのは本当に難しいです。またインターネットの普及により、高度情報化社会になり確かに便利になりましたが、その反対に、一方的に流される情報に対して、「免疫」みたいなものが出来にくくなり、流されやすい傾向が生まれつつあると思います。その結果、時代に迎合しやすい土台が生まれつつあるような気がします。そういう意味で、先生のおっしゃるように、焦らず厳しく検証して正しいと思う方法を身に付けたいと思います。
(すいません。ちょっと先生の仰っている論点から少し外れていると思いますが)
 なお17日のカラオケはよろしく御願いします。自分は何を歌えばいいのか目下思案中です。なにせ持ち歌が少ないので(泣)。
 
>田中さんへ
 先日はチョコをいただきありがとうございました。一応、猫に毒見させてからおいしく頂きました(ヴィラ知足院の意地悪の仕返しです・笑)。試験は本当に頑張ってください。ありきたりな言葉ですけど。特に誰かさんみたいに風邪をひかずに(自虐)。

>ゼミの皆さん
 昨日、野口君に出逢いました。ラストスパートモードに突入しているせいか、かなり切羽詰っているようでした。でも朝10時から夜は8時(たしか)まで図書館で勉強しているとのことなので、本当に合格して欲しいです。みんなさん、応援メールを出しましょう!特に切羽詰っている時は、人からの応援ほど嬉しいものはないですから。
   

Re: 祝・合格。このゼミは六波羅進学塾か!

長村祥知
No.1287

ここ数日パソコンを見ることができなかったので完全に出遅れてしまいました。
改めまして山本さん平田さん、おめでとうございます!!
野口先生・美川先生だけでなく元木先生の体調もお悪い様なので、17日に決行するのは先生方に本当に申し訳無いのですが、山本・平田両氏にとっては合格祝いとして時期的に最適ですね。
近日では日程調整の難がありますので、先生方には次の機会をご用意させていただくと言う事で御勘弁をお願いします。
自分は九月入試だったので、合格が決まって激しく喜んだと同時に全然進んでいない卒論を思い、気を抜くことも出来ませんでした。今回やっと羽目を外せそうです。
大学入ってからはあまりテレビ・ラジオを見聞きしておらず、この一年ほどカラオケに行っていないので、山本さん同様何を歌おうか思案中です。

お礼が遅れましたが、
野口先生・元木先生・近藤先生、講義を拝聴させて頂いてありがとうございました。美川先生の講義にお邪魔した事は無いのですが、院試の前日にたまたま机の端にあった先生の論文が気になって読んでいったら関連する問題が出題されており、嬉しさの余り声を上げそうになったのを覚えております。感謝感謝です。
さて、山本さんの次の邸宅はヴィラ福原でしょうか(笑)
そして平田さんの今のお宅も「法住寺」だったような。次は新内裏?

17日の件

No.1289

当方の体調のことでご心配をおかけして申し訳なく思います。本日は耳鼻科に行き、喉の様子を診てもらったところ、特に問題なしとのこと、安心してカラオケに臨めます。皆さんのお祝いということで、大いに楽しみたいと思います。まだ、お顔を存じ上げない方も来られるようなので、お会いするのを楽しみにしております。
長村君、幹事役ご苦労さんです。よろしくお願いします。院試の幸運、まあ日ごろから幅広く勉強しておくことが肝要ということです。天は自ら助くる者を助く、といいますから。
ところで、神戸に「ヴィラ福原」というマンションがあったらかなりやばいマンションでしょうね。そういえば神戸大の関係者が「福原京」とことさら仰る裏には、現在の神戸で「福原」が禁句になっていることが関係するのかもしれません。あるとき、祇園遺跡を見学した直後に神戸在住の方にお会いした際、いきなり「福原に行ってきた」といったために絶句されたことがあります。どうして禁句かって?国際貿易港神戸のもう一つの顔と深く関係する、とだけ申しておきましょう。










Re: 祝・合格。このゼミは六波羅進学塾か!

末松憲子
No.1293

平田さん、山本さん、おめでとうございます!
伊勢でお祝いしましょうね~!!

口頭試問終了!

田中裕紀
No.1250

 先ほど、修論の口頭試問が終了しました。50分強でしたが、それはもう様々なつっこみがありました。主査一人、副査二人でしたが、全先生につっこまれたのが「タイトル」。
 「これはねえ~~~~~~(渋)」
を皮切りにまたつっこまれ・・・。思ったほど、散々な結果ではなかったのですが(先生も救う所を作ってくださっているので)、副査の先生の一人が言われたのが
 「君の修論、引用するならどこをとる?」
という一言でした。続けて「まだまだ、引用する側の立場で書いてるんだよね。」「先行研究に丁寧である必要はあっても、遠慮する必要は無いんだよ」と言われたのが、とても印象的でした。終わった後も先生方とお話していたので、合計2時間半も修論や今後の研究、論文執筆についてしゃべっていましたが、やっぱり学生として、先生方には明るい未来を語っていただきたいです。確かに現実は見据えないといけないのですが、「まだ若いんだから、これからだよ!!」と言われる事の方が、何よりも強いエンジンになるような気がします(それは勉強のエンジンだけではなく)。都立大に関する書き込みのあれこれを読んでいると、そんな事を言っている場合ではないのですが、最近そんな事を思います。

軍記と語り物研究会 第359回例会

No.1256

 本日、タイトルの案内が届きました。ここで、田中さんは「『平家物語』の建礼門院」なる御報告をされます。時は3月21日(日)13時~、ところは早稲田大学国際会議場4F第7共同研究室。
 http://www5e.biglobe.ne.jp/~gunki/
 
 口頭試問が終わって、次こそ一番大事なDCの院試。これは厳しいでしょうが、すでにこんな学会報告の依頼をいただけるだけのステイタスを学界で築いておられるので、まあ、ふだんの実力さえ発揮できれば・・・と思って、応援しております。
 兵藤裕己先生によると猛勉強中の門屋君も、ぜひとも東下りの成果をお見せ下さりたく。四月からは、田中さん共々、こちらのレギュラーメンバーに復帰されることを、待望しているという次第です。
 なお、お二人とも健康管理には十分ご注意ください。

Re: 口頭試問終了!

No.1259

私も先日試問を追え帰って来ております。
猛勉強との評価がどのようにしてなされたのか
反対に不安を感じてしまいますが、試験は頑張ります。
研究会には4月からきっちり復帰させていただきたいと思います。。
よろしくお願いします。
来月の発表は前日に卒業式などで東京に確実に行きますので、
田中さんは嫌な顔をしそうですが、行こうと思っております。

逃亡者の戯言。

No.1246

 採点に疲れて、また、ここに逃避に来ました。明日、院試の結果が出る方は、さぞ落ち着かない時間をおすごしのことと思います。それにしても、この、BBSも大学に関するシビアな議論と宴会・カラオケの話が同居していて妙に落ち着きませんね。
 日本における大学の現状は本当に深刻です。科学も学問も思想もない新設大学がどんどん出来て、大学が専門学校化しつつあることは前から指摘されていましたが、まさか都立大のような理想的な大学で、かかる事態が発生しようとは思ってもいませんでした。
 都知事や横浜市長の大学にたいする発言に、拍手を送る人たちが多いことは厳然たる現実なのですから。あの、大学立法粉砕などと叫んでいた世代はどこに消えたのでしょうか。もっとも、鹿児島に住んでいたとき、大学紛争のような経験をしたのは同世代でもごく僅かなんだと言うことを実感させられたことがあります。
 都立大の先生方は、今「絵踏み」をさせられている。研究者としての良心と生活の板挟みになっている方も多いことと思います。実に残酷な話です。小生には都立大の先生方を励ます資格はありません。
 現在、小生の知人で地方の私立大学の教授・助教授の地位にある方たち4名(中には学部長経験者もおられます)もが、自らの解雇撤回の裁判闘争を続けています。あまり、マスコミは取り上げませんが、そういう現実のあることも研究者や研究者を目指す若い人たちはよく知っておくべきだと思います。
 未来には希望を語りたいものですが。
 小生がこの現状にたいして出来ることと言ったら、美川先生の言われるように、正統な学問の魅力を語り続けること。真の学問を志向する優秀な若い人たちを、優れた第一線の研究者のもとに託すこと。そんなことくらいだろうと思っています。

2人目の逃亡者

美川圭
No.1247

 私も、論文の修正とか、時雨亭叢書の校正から、逃亡して、ここにきてしまっています。

 昔、大学院受験用に英語で読んだE.H・カーの『歴史とは何か』のなかに、現在や未来を知るために、歴史を知らなくてはならない、といった内容の記述があったように記憶しています。私は、このいいかたが、どうしても好きになれません。なんだか、非常に功利主義的なとらえかたで、それこそ足下をすくわれる気がするのです。

 実学か否か、という問題があります。実学の反対は、虚学ですかね。歴史学は虚学であり、世の中の役に立たない、という方が真実に近い。だからこそ価値があるのだ。

 この考え方は、前に上横手先生が「歴史をやったって、現在や未来を知ることにはならないよ。歴史はおもしろいからやってるんですよ」という趣旨(たぶん言い方については不正確です)のことをいわれたのを覚えていた、その影響が強いのです。

 こういう考え方が、人間にとっては、社会にとっては、ほんとうに重要なんだ。役に立たないことをやる人間がたくさん生きている、あるいは生きられる社会をわれわれは作らねばならない、とかなり真剣に考えています。



お久しぶりです

山口博史
No.1249

 野口先生が元木先生の新著「源満仲・頼光」を紹介されていましたので、早速手に入れて拝読いたしました。源満仲・頼光には興味がありましたので興味深く読ませていただきました。
 このシリーズのなかには、野口先生も美川先生も書かれるようですので楽しみです。特に、美川先生の「後白河天皇」は特に個人的には興味があり、楽しみにしております。
 先生方にもいろいろとご苦労がおありの様子、掲示板で読ませていただいておりますが、早く出版されることを希望します。
 私たちのような歴史愛好家はテレビに左右されます。今年は新選組が人気で関連の著書が爆発的に売れているようですが、来年は義経です。それも楽しみです。

3人目の逃亡者

No.1251

英語の原文を日本語のゲラとつけあわせて、訳のおかしいところを直していく…という仕事がいやになって、ここに逃げてきました。
 それとは別に、いま国吉康雄という画家の本を作っています。彼は、前世紀の初頭にアメリカに渡り、アメリカ人画家として名を成した人で、去年が没後50年にあたります。まだ没後50年ですので、歴史、というほどのこともなく、史料も日本とアメリカの両方にあるわけですが、アメリカというのはすごい国で、国吉に関する史料は、紙切れ一枚にいたるまで大切にスミソニアン協会アーカイブス・オブ・アメリカン・アートに保管されていて、誰でも閲覧できるらしいのです。
 ところが、日本では、海燕という雑誌をかつて出していた出版社が作品なんかをかつて買い集めたらしいのですが、自分で維持管理できなくなると、地元の美術館に全部寄贈してしまったそうです(一応、委託だそうです)。それで、そんなにたくさん学芸員のいない美術館では、整理もままならず、いろんな史料が眠っているも同然らしいです。
こうした話は、いろんな分野であると思います。私としては、国や企業がこういうところにお金を使えばいいのにと思うのですが。それを若い研究者が調べに来る。そしてなんらかの形で発表する。美術館も、その研究に基づいて展覧会をやる。そうやって、みんなで面白いもの、面白そうなものを見つけていくのが、学問なんじゃないかなと思うのですが。別に、社会に役立たなくたって構わないというか、そういうことを面白がれる余裕のある社会がうらやましいですよね。

かぼちゃ人間1号

美川圭
No.1252

さっき、NHKのクローズアップ現代で、
遺伝子組み換え動物の話をやっていました。

なかでも、豚にほうれん草の遺伝子を組み込んだ、
「ほうれんそう豚」には唖然としてしまいました。
近大でつくったそうです。「ほうれんそう豚」の顔を見ていたら、なんだかもの哀しくなってきました。
豚とほうれん草を両方食べればいいことじゃないか。
こういうのが「実学」の極地でしょうね。

思い浮かんだのは、自分に植物の遺伝子が組み込まれたら、
なにがふさわしいかな、ということです。
なんか、かぼちゃかな。かぼちゃ人間第1号。

みなさんも、自分に、すいかとか、トマトとか、青ネギとか、
タマネギとか、スイカとか、ゴボウとか、そら豆とか、インゲンとか、だいこんとか、サツマイモとか、じゃがいもとか、チューリップとか、レンコンとか、組み込まれたことを想像して、しばし、わらってみましょう。

三匹の逃亡者。

No.1253

 いやはや、逃亡仲間がお二人も加わってくださって本当に心強い限りです。
 小生、昔のことですが「主任学芸員」という、何が「主任」なんだか分からない肩書きで京都の博物館に勤務していたことがありますが(もっとも千葉県のある博物館には「上席研究員」という人がいる。この「上席」というのは、まさか上等な椅子ということではあるまい?)、最近の博物館の場合は「実利」と言いましょうか「収益」に毒されているようです。
 いくら内容の優れた展覧会を企画しても、客の入り(要するに儲け)が評価基準。客の入りが悪いと、学芸員のせいにされる。
 ひところは、地方公共団体の博物館でも、館長に形だけでも研究者を置くところがあったのですが、このところは事務職あがりの人が多くなり、収益のことばかり考えているらしい(もちろん、事務職の人の中に、学問・芸術・文化に理解深い方がおられることも事実ですが)。「文化は遊び」です。金に換算できないものを人に与えるものですよ。人は金儲けのタネになるからと文学作品を読んだり、音楽を楽しんだりしますかね?
 文化の分からない自治体の博物館による学芸員の人事というのは、上層部にとって管理しやすい程度の履歴で、それほど個性的で学究肌でない人間を採るようです。だから、博物館はすこしも良くならない。
 かと思うと、学芸員の資格をとれば学芸員になれるかのような錯覚に陥っている学生さんが多いのも困る。適当な数の単位を取れば誰でも頂ける資格なんて、役に立つのは車の免許に如かずですよ。学生さんには、それぞれ余人をもって代え難い実力を磨いて欲しいものです。
 この国の文化環境を、少しでも良い方向に向けるには、山口さんたちのような、ほんものの学問の成果を学習しようとされている市民の方たちの力が大きく作用すると思うのですが。
 それにしても、やはり逃げてばかりではいけませんね。原稿用紙の鎧を身につけてうって出なければいけません。・・・と「躁」状態になったとき、また本一冊の執筆を引き受けてしまいました(石浜さん、すみません)。
 「うって出る」で思い出しましたが、数日前の京都新聞に日文研の笠谷和比古先生が『ラスト・サムライ』を、とても高く評価した一文を寄稿されていましたが、どなたかお読みになりましたか?

Re: 逃亡者の戯言。

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1254

美川先生、野口先生、こんばんは。
なんか、身につまされる話が続いていますね。とにかく、学問研究にたずさわる部分(大学も博物館も研究所も埋蔵文化財センターも)の全体が、「大氷河期」にはいりつつあるのは確かです。この厳しい時代をどのようにして生き残るべきか、真剣に考えねばならないでしょうね。