今が歴史と化していく日々。

No.9981

 池嶋さんが告知して下さった公開講座の懇親会の申し込み(>>No.9977)。できるだけ早々のうちにお願い申し上げます。

 関東の美術館で仏像の展覧会を見て参りました。たいへん充実した内容で、多くの知見を得ることが出来ましたが、造像の背景を考察するに際して文献史学の研究成果の博捜の不足を感じました。一方、政治史の研究に仏教美術史の成果はもっと活用されるべきだとも思います。しかし、ジャンルの異なる研究者間の交流というのは、なかなか難しいものがあるのかも知れません。

 6日(木)の史料講読会の時間、古参メンバーがお子さん二人をともなって研究室を訪ねて下さいました。たちまち『吾妻鏡』はアンパンマンに。
 師範代は幼児教育者としても優れた才能をお持ちであることが分かりました。それにしても、本当に子どもは何にも勝る宝物ですね。

 ☆ 尊経閣文庫の菊池紳一先生より、御高論「平姓秩父氏の性格-系図の検討を通して-」(『埼玉地方史』66)・「公益財団法人前田育徳会所蔵文書(八)」(『鎌倉遺文研究』30)・「同(九)」(同31)を御恵送頂きました。
 菊池先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2013/06/09(Sun) 01:38

絵描き唄の重要性-次回の『吾妻鏡』-

No.9982

 前回はほとんどお絵かきをしておりまして、失礼しました。しかしこれも、人生の重要な一部だと思うわけであります。異なる世代がさまざまな交流(笑)を行うゼミでございます。

 次回のご案内です。

 日時:2013年6月13日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 6月20日は、公開講座の事前勉強会ということにさせていただきます。

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 6月も木曜の午後、13日・20日・27日に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、梅雨なのか夏なのかよくわからない季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。