「忘却」の日々

No.9959

 このところ物忘れがひどくなり、あるはずの物が見つからなかったり、食堂で食券を買うとき、券売機で同じ金額の異なるメニューのボタンを押してしまったことに食べるべき物がで出て来た段階で気がつく、などということが多く、危ないばかりです。今朝も、頂いたばかりの本を探しています。耄碌した上に、自宅も研究室も本や書類で満杯になっているのが原因だと思います。

 昨日の「教養科目」の講義。琉球・沖縄の歴史をお話ししましたが、どうだったのでしょうか?最近、教壇からでは学生さんたちの反応が分かりにくくなってきたように思います。次回は、国家領域の問題から派生する形で、「ムクリ・コクリ」というテーマで、元寇のお話しをしようと思います。

 研究所ゼミの『吾妻鏡』講読会は、岩田君が資料を用意してくれた上に、適切な問題提起をして下さり、たいへん勉強になりました。昨日は、卒論で紀州の湯浅氏をとりあげている4回生も参加してくれましたが、これから6月にかけて、学部生がいろいろな実習に出かけてしまうのは少し残念。
 それから、山本さん、お土産、ありがとうございました。

 月末の週に講話と研究発表が重なっているので、いささか焦り気味です。研究発表の方は、阿波の田口成良に関する内容を考えていますが、研究成果の報告というより、見学記みたいな事になってしまいそうです。
 講話の方は悩むばかり。史学科の1回生が対象なのですが。

 宗教部の『芬陀利華』331号に「若者たち」という小文を書きました。Facebook(「宗教・文化研究所ゼミナール」)にも転載しておきましたので、学外の方も御笑覧下されば幸いです。