『紫苑』11号いただきました。

山本陽一郎
No.9948

 先日、『紫苑』11号が届きました。
 早速返事を書こうと思ったですが、遅れてしまいました。スイマセン。
 
 今年度から小学校から高校の方へ勤務先が変わりました。
 担当教科は、世界史です。授業準備をしていて、知らないことが分かったりして、それなりにに楽しんで仕事をしています。
 ただし、野口先生がご指摘のように、なぜ自国の歴史である日本史が選択科目であるのかが解しかねます。
 このような状況が続けば、いずれ過去に戦争があったことや原爆が落とされたことも、常識でなくなるかもしれませんね。ますます自国の歴史を軽視する、真摯に向き合わない国民が大量生産されていくでしょう。教育改革でいろいろな問題が議題に挙がっていますが、この日本史選択に関しても改革の俎上に上げて欲しいと思います(あと個人的には倫理と政経も大事だと思うんですが)。
 
 長々と現在の歴史教育に対する不満を書いてしまいましたが、未だにゼミメンバーとして認識していただき、また昨年度のアルバムの写真と今回の『紫苑』をお送りいただき本当にありがとうございました。   
編集:2013/05/08(Wed) 21:24

 やぁ、山本君、お久しぶりです。

No.9949

 山本君をはじめ、同志社のYを頭文字とする3人は、当ゼミの歴史を語るにおいて欠くべからざる存在です。
 おそらく、ゼミの歴史が叙述されるときには、かなりの曲筆が期待できるものと思われますよ(笑)。
 冗談はともかく、『吾妻鏡』講読会は山本君の創設ですし、昔、山本君が中心になって読んだ条文に遭遇したときなど、岩田君と当時のことを思い出して、二人で盛り上がったりしております。なにしろ、男の子だったら貴兄と全く同じ名前になっていたはずのメンバーも活躍しておられるくらいですから。

 昨日も、研究室に来られた鈴木君御夫妻と、貴兄たちとゼミ旅行に出かけた当時のことを懐かしんでおりました。そのうちまた、あの当時のメンバーを集めて修学旅行をやりたいものですね。
 実現の可能性はあるでしょうが、君たちが暇になった頃、残念ながら私はもういないでしょう。否、しぶとく頑張りましょうか。

 高校で世界史を担当されているとのこと。同志社大学の学部で西洋史を専攻し、神戸大学の大学院で日本中世史を専攻した貴兄には、福井県の高校歴史教育を牽引しうる実力があるはずですから、存分の御活躍を期待する次第です。自信を持って頑張ってください。

 また、ひょっこりと上洛して、研究室にお立ちより下さい。

源流はここにある-山本さんがはじめた『吾妻鏡』-

No.9950

 山本さん、お元気ですか。かわらずご活躍のこととお察しします。
 山本さんが種をまき、育ててくれた『吾妻鏡』の講読会も、今年で十年目となります。その間いろいろな方に参加していただき、僕も成長させていただきましたが、その源流は山本さんにあります。
 またお目にかかれることを期待したいと思います。映画のお話しでもしましょう。

 ところで、次回以降しばらくの間の『吾妻鏡』の時間は、これまで読んできた頼家・実朝期の振り返りをしたいと思います。史料は岩田がご用意します。

 日時:2013年5月16日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※振り返りが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 5月も木曜の午後、16日・23日・30日に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、初夏を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。