先達からの激励とアドバイス

No.9914

 ありがたいことに『紫苑』第11号をお読み下さった方たちから続々と御感想が寄せられていますが、その一つを御紹介。
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 岩田君の「武士論からみる中世前期・後期の分岐」は岩田君らしい優しさが感じられる。しかし、それでいて読み手を納得させる不思議な魅力ある文章だと思います。
 山本みなみさんの文は毎回意外性に富んでいて、話の切り口も鋭く、返り血も浴びない太刀筋で、「おぬし、なかなかやるな!」って感じです。次回は何を書くのだろうと楽しみです。
 滝沢智世さんの論文は上手くまとまっているのですが、なんとなく概説で終わってしまっているのがちょっと残念です。例えば、「「越後国人衆軍陣壁書」に関する一考察」とでも題して、壁書に名を連ねている国人の一人に光を当て、時代も鎌倉期まで遡り、生き残りの為の苦悩を跡付けてみるのも一案かもしれません。
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 ☆ 鶴見大学の平藤幸先生より、御高論「『平家物語略解』著者御橋悳言年譜稿」(『国文鶴見』47)ならびに御高論「藤原経宗の口伝-平家一門が学んだ公事・故実瞥見-」収載の小原仁編『「玉葉」を読む 九条兼実とその時代』(勉誠出版)を御恵送頂きました。
 平藤先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2013/04/14(Sun) 00:12

新年度もがんばります-次回の『吾妻鏡』-

No.9915

 11号を迎えた『紫苑』も多くの方にお読みいただくことができてなによりと存じます。
 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年4月18日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:承元三年(1209)十一月十四日・二十日・二十七日、十二月一日・十一日・十三日・十五日・十七日・十九日の各条
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 4月も木曜の午後、18日・25日に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、春まっ盛りの季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。