椅子が足りないほどの「基礎演習Ⅰ」開講

No.9911

 昨日の「基礎演習Ⅰ」。さすがに17名は多い。当初予定されていたJ304は狭すぎで、共同研究室への移動はやはり正解だったと思います。2回生の東城さん・東川さんにも参加してもらいましたが、これが新入生には一番役立ったのかも知れません。
 東城さん・東川さん、どうもありがとうございました。

 来週(16日)は年度はじめ恒例の大学周辺の史跡散歩。13:00に共同研究室に集合して下さい。資料配付の後、即出発します。
 ホテルの工事のために積翠園(平重盛の小松殿跡の苑池遺構?)を見られないのが残念ですが、代わりに河合寛次郎記念館周辺の町屋を見て、方広寺大仏殿跡→豊国神社→耳塚→国立博物館→三十三間堂→後白河天皇陵といったコースを予定しています。問題なのは所要時間です。Ⅳ講時に講義のある人には途中離脱をお願いするかも知れません。
 例によって、飛び入り参加も歓迎です。また、人数が多いので引率のお手伝いをしてくれる方も歓迎。
 好天を祈るのみ。

 佐伯真一先生から頂いたお手紙によると、青山学院大学文学部は今年度から全学年が青山キャンパスということになったので、たいへん賑やかであるとのことです。学部を卒業してからはや40年目。昔に戻りましたが、人同じからず。

 『坂東武士団と鎌倉』が校了となり、月末には刊行予定との情報があるとうかがいましたが、まだ私には直接の連絡は来ていません。平忠常の乱に関係する写真・地図を追加するに際して、そのチェックの依頼を頂いていたはずなのですが、その必要がなくなったので校了とされたのかも知れません。どんな本が出来上がってくるのでしょうか。

 研究所ゼミの史料講読会ですが、木曜日の午後が不都合だとか、『吾妻鏡』以外の史料を読みたいという方もおられるかも知れません。その場合は何人か仲間を集めて、時間について御相談下さい。漢文史料ではなく、『今昔物語集』や『平家物語』『愚管抄』などをじっくり読んでみるのも面白いかも知れませんね。

【追記】 古代学協会の2013年度古代学講座(前期)には、まだ定員に達していない講座もあるようです。     http://kodaigaku.org/study/koza-koenkai/kodaigaku-koza/2013/zenki/2013annai-zenki.html
  故・角田文衞先生の執務室が教室として使われているようですし、時間限定ながら協会所蔵の図書のある部屋を予習に使えるというメリットもあるとのことです。 

 ☆ 髙橋昌明先生より、御高論「高野山根本大塔領大田荘の始動と鑁阿の働き」(『学習院史学』51)を御恵送頂きました。
 高橋先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2013/04/10(Wed) 23:20

桜の季節もいつしか過ぎ、葉桜の季節の『吾妻鏡』

No.9912

 ご案内が遅くなりまして申し訳ありませんが、明日も『吾妻鏡』講読会は開催致します。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、春まっ盛りの季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

 日時:2013年4月11日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:承元三年(1209)十月十三日・十五日・十七日、十一月四日・五日・七日・八日・十四日・二十日・二十七日、十二月一日・十一日・十三日・十五日・十七日・十九日の各条
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 4月も木曜の午後、11日・18日・25日に開催予定です。