新年度の『吾妻鏡』
No.9895
本日は2012年度の最後でした。また4月以降の新年度もよろしくお願い致します。
『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、春の訪れを感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。
日時:2013年4月4日(木)午後3時頃~(予定)
場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
範囲:承元三年(1209)五月十二日・十五日・二十日・二十三日・二十八日、六月十三日、七月五日・八月十三日、九月二十九日、十月十日・十三日・十五日・十七日、十一月四日・五日・七日・八日・十四日・二十日・二十七日、十二月一日・十一日・十三日・十五日・十七日・十九日の各条
4月も木曜の午後、4日・11日・18日・25日に開催予定です。
『紫苑』はおあずけだが、大ホームランが飛んだ日。
No.9896
今日のゼミ。『紫苑』が届かず残念でしたが、山本さんが特大の満塁ホームランを放ちました。
これは多くの先学も気がつかなかったか、気にとめることのなかった重大な発見。見つけられたのは、山本さんのもつ、「史眼」(歴史に対する眼力)というやつでしょう。もとより、日々史料をしっかりと読みこなしている人のみに与えられるパワーだと思います。
論文になって発表されるのが楽しみです。
諸君よ!「なんだ、なんだ」などと、問い詰めるようなことをせずに、ただお静かに論文の発表をお待ちください。
『紫苑』第11号ですが、来週には確実にお渡しできるはずです。
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◇ 『紫苑』第11号目次◇
【論文】
「平安宮内裏における御簾の用法」
・・・・・・・満田さおり(京都大学大学院工学研究科DC、本学大学院家政学研究科MC修了)
【研究ノート】
「史料上に見る富木常忍」・・・・・池嶋美帆(本学文学部史学科3回生)
「守護代長尾氏の越後支配の展開と中央の権威」・・・滝沢智世(同)
【研究余録】
「武士論からみる中世前期・後期の分岐―吉田賢司氏『武家編制の転換と南北朝内乱」に接して―」
・・・・・・岩田慎平(関西学院大学・立命館大学非常勤講師、当研究所共同研究員)
「『英雄』小考」・・・山本みなみ(京都大学大学院人間・環境学研究科MC、本学文学部史学科卒)
「文観弘真関係文献目録稿」
・・・・・・坂口太郎(京都大学大学院人間・環境学研究科 DC、高野山大学密教文化研究所受託研究員)
【活動記録】
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岩田君が書いてくれたように、四月からの『吾妻鏡』講読会も毎週木曜日15時からということになりました。京都女子大学以外の院生・学部生の諸君でも、大歓迎ですから、遠慮なくお出かけ下さい。
なお、詳細は当方(上の名前をクリック)あるいはゼミメンバーにお問い合わせ下さい。