学問研究・教育の最後の砦

No.9799

 昨日で、今年のゼミの通常活動は全て終了しました。史料講読では、3回生はだいぶ読めるようになって来たと思います。
 昔、一語一語たどたどしく読んでいた人が、今や院生となって学部生を指導しているのを見ると、時の流れとか、文化の継承、さらには歴史そのもの、そんな途方もないことまで考えが及んでしまいます。
 
 『紫苑』11号の原稿も提出されました。特別な事情でしばし提出を猶予されている方は、是非、年内の完成を目指してください。なによりも、編集長さんに負担のかからないように、宜しくお願いいたします。

 昨日は研究発表会でしたが、やはりやってよかったと思います。どのくらいの理解で勉強を進めているのか、よく分かりました。普段の話だけでは分かりませんね。ちゃんと、報告してもらってよかったと思います。いろいろ問題点があぶり出されました。これにどう対応してくれるのか、そこが評価の分かれ目です。
 なお、藪本君には、お仕事の帰りにお立ちより下さって、貴重なコメント・アドバイスを頂き、ほんとうに感謝です。ありがとうございました。

 ところで、今朝の京都新聞に次のような記事がありました。
   http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20121219000016
  関連する情報も紹介させて頂きます。
       http://forliberty.s501.xrea.com/

 日本史の研究・教育にも極めて重い影響を及ぼす事態。注視すべき大問題だと考えます。
編集:2012/12/19(Wed) 14:17

行く『吾妻鏡』、来る『吾妻鏡』

No.9800

 研究発表会でご報告頂いた滝沢さん、池嶋さん、おつかれさまでした。
 年内の『吾妻鏡』の時間は終了しました。次回は2013年です。

 日時:2013年1月8日(火)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:元久二年(1205)十一月十五日・二十日、十二月二日・二十四日の各条
     元久三年(建永元年、1206)正月十二日・二十七日、二月四日・二十日・二十二日、三月十二日・十三日、五月六日、六月十六日・二十一日、七月一日・三日、十月二十日・二十四日、十一月十八日・二十日、十二月二十三日の各条

 2013年1月は、8日・15日・22日に開催予定です。

 火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。