師走なれど、老いて走れず

No.9792

 まずは御連絡。
 明日(13日)はお昼にオフィスアワーを設定していましたが、都合により休止させて頂きます。悪しからず。

  本日は奥州から来られて在京活動中の若い研究者の歓迎会に参加させて頂きました。場所は祇園四条のロシアレストラン。ボルシチがうまかったし、ロシアの方と思われるウェイトレスさんは日本の礼儀作法をしっかり身につけた気配りのきく方でした。
 それにしても今夜は寒い。京阪六地蔵の駅前で長い時間バスを待ったのがこたえました。

 ☆ 駒澤大学の高橋秀栄先生より、御高論「『沙石集』の生蓮入道と舎利信仰」(『駒澤大学佛教学論集』43)を御恵送頂きました。 
 高橋先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 駒場中学・高等学校の田中大喜先生より、御編著『下野足利氏』(シリーズ中世関東武士の研究9、戎光祥出版)を御恵送頂きました。
 田中先生に、あつく御礼を申し上げます。
 ちなみに、いまだに矢田義清(足利義康の子)の本拠(名字)地を下野国内に比定する見解が一般的なようですが、これは佐々木紀一先生の指摘されるように、丹波国矢田郷とすべきだと思います。
 当時の東国武士を東国の枠の中だけで考えるのは誤りです。
編集:2012/12/12(Wed) 23:42

年末、ジャンボな準備会

No.9793

 前回もご案内しましたが、来週(18日)は『吾妻鏡』の講読はお休みで、池嶋さんと滝沢さんに研究報告をしていただきます。
 時間はいつもどおり午後3時頃から、L校舎3階の共同研究室で開催予定です。
 池嶋さん、滝沢さん、よろしくお願いします。〈参考文献〉のご指定などありましたら、こちらの掲示板に随時書き込みをお願いします。

 2013年1月は、8日・15日・22日に開催予定です。
 次回以降の『吾妻鏡』の範囲は以下の通りです。

 範囲:元久二年(1205)十一月十五日・二十日、十二月二日・二十四日の各条
     元久三年(建永元年、1206)正月十二日・二十七日、二月四日・二十日・二十二日、三月十二日・十三日、五月六日、六月十六日・二十一日、七月一日・三日、十月二十日・二十四日、十一月十八日・二十日、十二月二十三日の各条

 火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

無題

滝沢智世
No.9796

18日に研究報告をさせていただきます京女史学科三回の滝沢です。

報告タイトル:守護代長尾氏の越後支配の展開と中央の権威
参考文献
・羽下徳彦「越後に於る永正―天文年間の戦乱――後上杉政権成立前史――」『上杉氏の研究』戦国大名論集9 吉川弘文館 1948年
・矢田俊文『上杉謙信―政虎一世中忘失すべからず候―』ミネルヴァ書房 2005年

以上のタイトル、参考文献で報告を行います。よろしくお願いします。