「奥州藤原氏と平泉」の御案内

No.9736

 来月13日から、名古屋の中日文化センターで「奥州藤原氏と平泉」というテーマの講座を担当することになりましたので、御案内させて頂きます。
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 【曜日・時間】 月1回土曜日 夕 15:30~17:30

 【会場】 栄中日文化センター  (名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル4階)

 【講座内容】 2011年、世界遺産に登録された平泉。中尊寺や毛越寺などにのこる素晴らしい建築や庭園もさることながら、それをつくりだした奥州(平泉)藤原氏の歴史についても興味深い土地です。この講座では12世紀、とくに平家の全盛期に、奥州地方に覇権をうちたてた奥州藤原氏と、その本拠地となった都市平泉について、京都や鎌倉からの視点で考えてみたいと思います。

 【開講日と予定のテーマ】
 ・第1回10月13日(土)「軍事貴族は奥羽をめざす」
 ・第2回、11月3日(土))「奥州藤原氏の成立」
 ・第3回、12月8日(土))「奥州藤原氏と院・摂関家」
 ・第4回、1月12日(土))「平泉と京都の権門都市」」
 ・第5回、3月2日(土))「源義経と平泉」
 ・第6回、3月30日(土))「奥州藤原氏・平泉と源頼朝・鎌倉」
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 私にとってもよい勉強の機会になりそうです。詳しくは↓
http://www.chunichi-culture.com/mgcgi/mgrqcgi.cgi?APPNAME=BunWeb&PRGNAME=kouza_para

ちょっと早めからいけます-次回以降の『吾妻鏡』-

No.9737

 後期の『吾妻鏡』も始動しました。またちょっとずつゆるやかに読んでいきましょう。

 日時:2012年10月2日(火)午後3時すぎ~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建仁四年(元久元年、1204)五月十日・十六日・十九日、六月八日・十九日・二十四日・二十六日、八月三日・四日・十五日・二十一日、九月一日・二日・十三日・十五日、十月十四日・十七日・十八日、十一月四日・五日・七日・十三日・十七日・十八日・二十日・二十六日、十二月十日・十八日・二十二日の各条

 10月は2日、9日、16日、23日、30日と開催予定です。

 火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

 よみうり堺文化センターで、岩田慎平講師「もう一度学びたい日本史」開講

No.9738

 岩田君も、よみうり堺文化センターで「もう一度学びたい日本史~中世社会の様子~」を開講されます。詳しくは→
http://www.oybc.co.jp/center/search/detail/index.php?id=3&code=236

 本日、『古代文化』第64巻第2号が届きました。
 今号には、先日大阪歴史学会で部会報告をされた伊藤瑠美さんによる、元木泰雄先生の御著書『河内源氏』(中公新書)の新刊紹介が掲載されています。それから、「書棚」には清水亮編『畠山重忠』が取り上げられていました。
 そして、拙著『武門源氏の血脈』(中央公論新社)にも、伊藤邦彦先生が書評を書いて下さいました。
 伊藤先生は、私が東国武士団に関する研究を始めた頃から、私の研究を見守り続けて下さっている先達です。この書評では、私のこれまでの研究を俯瞰されながら、その意図するところを正確に紹介して下さり、また、今後の研究に資するいくつかの重要な御指摘を頂きました。御厚情に溢れた書評は、最近耄碌気味の私に活力を与えてくれました。

 ☆ 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生より、御高論「安倍・清原・藤原政権の成立史を組み直す-北方世界における地域差に関する考古学的所見に学んで-」(東北芸術工科大学東北文化研究センター編『北から生まれた中世日本』 高志書院)と入間田先生の『略々年譜・著作目録(続)』を御恵送頂きました。
 入間田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 広島大学大学院教育学研究科下向井研究室の皆様より、『史人』第4号を御恵送頂きました。
 次号には、当ゼミ出身の尻池さんの論文も掲載されるとのことで、楽しみです。
 同研究室の皆様に、あつく御礼を申し上げます。