『小右記』講読の入門講座の御案内

No.9676

 主に日本史や国文を専攻している学部生で、将来本格的に平安時代の記録(公家日記)に取り組んで勉強しようと考えている人に、最適な講座が開催されます(概略は下記。「記録」の読解能力は、中・近世の政治史を専攻しようとする人にも不可欠です)。具体的には『小右記』(これが、おおよそでも読めるようになれば、『玉葉』などは、すぐに取り組めるでしょう)を対象にするそうです。
 すでに受講者の募集は終了しているのですが、当方から2~3名程度、追加して受け入れてくれるようにお願い致しました。これに出席を希望される方は、当方までE・メールでお申し出下さい。詳細をお伝え致します。

  日時:8月4日(土)14:00~
  会場:ウィングス京都(中京区東洞院通六角下る) 会議室2
  講師:野口孝子(同志社女子大学嘱託講師)

 拙宅のテレビですが、夕刻に工事の方が来て下さり、復旧致しました。
 なんでも、城陽と拙宅の周辺で同様の事態が集中して発生したとのこと。デジタル放送のリスクというやつでしょうが、困った話です。
 ただし、残念ながら岩田君出演の番組には間に合いませんでした。NHKの山内さんにDVDを下さるようにお願い致しましたので、後日の楽しみと致します。宇治田原の信西関係の遺跡など、見たかったのに残念です。
編集:2012/07/27(Fri) 09:36

 祝祭空間と京都-王朝の賀茂祭巡行-

No.9677

 同じ日の午前に、こんな講座があるのを忘れていました。

 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=166938&userflg=0

 平安人は祭り好き。中でも賀茂祭は一番人気でした。過差を禁止し徳政を発揮しようとする王権と、権力を見せつけようとする王朝貴族たちのせめぎ合いが、そのまま巡行の路上に展開したのです。王朝の賀茂祭巡行をテーマに、「時間」というキーワードで賀茂祭を再評価します。