「飲冷水病」の親不孝者

No.9669

 何やかにやと慌ただしいのですが、小中高は、もう一学期の終業式なのですね。本学はまだ授業期間が続きます。

 今日はある会議のために地下鉄で烏丸御池に出掛けたのですが、地上に出てみると、大雷雨が待ち受けていました。そういえば、会議の行われる施設の新館ではデジタル技術によって複製された「北野天神縁起絵巻」が公開中。

 ちなみに、奈良国立博物館で明日から開催される特別展「頼朝と重源-東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆-」ですが、「国宝 源頼朝像(京都・神護寺)」の出展を盛んに宣伝しているように見えます。やはり、美術史の研究者の間では、これを頼朝の真像と見る意見が強いのでしょうか?
 この像に関する私見は、拙著『武門源氏の血脈 為義から義経まで』(中央公論新社)の第三章で述べたとおりです。

 藤原道長が飲水病であったことはよく知られていますが、その墓所(木幡浄妙寺)の近くに住んでいるから、それに肖ったというわけではないのですが、当方は「飲冷水病」で、また胃腸の具合を悪くしております。「けっせき」の心配との二重奏。
 あまりの暑さに耐えがたく・・・。つまらぬところで、また体調を崩してしまいました。
 みなさまも、くれぐれもお気をつけください。
 「身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり」。