御一読をお勧めしたい論文

No.9664

 今週17日(火曜日)Ⅲ講時の「基礎演習Ⅰ」ですが、津称鹿さんの発表で、テーマは「IT社会の到来」とのことです。
 
 さて、朝刊のテレビ欄を見たところ、またショッキングな内容の番組紹介記事がありましたので、今日は先手を打つことにいたします。
 公立の図書館は日曜日も開館しているはずですから。

 1.信西と源義朝について
   元木泰雄「信西の出現-院の専制と近臣-」(『立命館文学』521,1991)
   元木泰雄「源義朝論」(『古代文化』54-6,2002)

 2.公家の処刑について
   上横手雅敬「天皇と京都」(『ミネルヴァ日本評伝選通信』36・37,2007)

  3.池家と源頼朝の関係について
   杉橋隆夫「牧の方の出身と政治的位置-池禅尼と頼朝と-」(上横手雅敬監修『古代・中世の政治と文化』思文閣出版1994)

 4.後白河院の御所法住寺殿について
   菅野扶美「今熊野神社考 後白河院御所・法住寺殿論 その一」(『東横国文学』25,1993)

 5.河内源氏嫡流のレガリヤ「鬚切」について
   鈴木彰「源家重代の太刀「鬚切」」について-その多様性と軍記物語再生の様相-」(『日本文学』2003年7月号)

 6.平家一門の女性の歴史的評価について
   栗山圭子「二人の国母」(『文学』3巻4号,2002)
   金永「平時子論」(同)
   鈴木啓子「『平家物語』と〈家〉のあり方」(同)

  ※ お近くの図書館でどうぞ。その図書館になくても複写したものを取り寄せてくれます。