智に働けど、情に棹させども伝わらず

No.9660

 「ある集団に対して、良かれと思うことを頑張って進めてみるのは結構なことだが、それを分かってもらおうなどとは考えてはいけない」とは、昔教えを受けた師の言であるが、まさに然り。
 とは言っても、やはり分かってもらえないのは辛い。
 <厳しい現実>に直面して、めずらしく憂鬱になっています。

 自らの身体もさることながら、築10数年を経た拙宅も老朽化が進んでいるようで、水洗トイレの水が止まらなくなったり、天井裏に羽アリが大量発生したりするようになりました。
 嗚呼、「内憂外患」の種は尽きまじ。

 そういえば、京都文博の『平清盛展』をまだ見に行っていませんでした。
編集:2012/07/12(Thu) 19:36

 捨てるカミあれば、拾うカミあり

No.9661

 ゼミの方たちのツイッターの情報で、拙著『源氏と坂東武士』(吉川弘文館)が重版されることになったことを知りました。3刷は中公新書の『武家の棟梁の条件』(現在までに6刷)以来の快挙です。
 多くの方が復刊をリクエストして下さったようで、とても嬉しく思っています。
 いささか精神的に救われた気持ちです。

 ちなみに、この本の書名は『源氏と坂東武者』でも『源氏と板東武士』でもありません。
 お間違えなきようにお願い致します。