埋もれてしまった拙著の御紹介

No.9624

 日曜の朝、たまにはCMもよろしいかと?

 未だ詳細は伏せておきたいと思いますが、再刊予定の旧著は『坂東武士団と鎌倉』というようなタイトルになりそうです。研究者の責務として、旧版刊行後の研究成果を踏まえて大幅な改稿を加える必要があるのですが、様々な制約から、校正漏れの修正と20~30枚程度の補論で対応したいと考えています。
 埋もれてしまっていた旧著が日の目を見ることは嬉しいのですが、一方で、これから埋もれていきそうな拙著もあります。
  『武家の棟梁の条件』(中公新書,1994年)
   http://www.chuko.co.jp/shinsho/1994/11/101217.html
  『武家の棟梁源氏はなぜ滅んだのか』(新人物往来社、1998年)
   http://honto.jp/netstore/pd-book_01597876.html
  『伝説の将軍 藤原秀郷』(吉川弘文館,2001年) 
   http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b34525.html
  『源氏と坂東武士』(吉川弘文館,2007年)
   http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33838.html
など。『源氏と坂東武士』は品切れ間近のようです。
 今年に入ってから出版した『武門源氏の血脈』(中央公論新社)
   http://www.chuko.co.jp/tanko/2012/01/004318.htmlも、最近は書店から姿を消しつつあるようです。
 はじめて自分の書いた本が書店の棚に並んでいたのを見たときは、何だか奇異に感じたものですが、今は、一冊もないと、大げさなようですが寂寥感を感じてしまいます。そこで、また本を出さなければと思うわけですが・・・。

 ☆ 青山学院大学大学院の鈴木沙織さんより、御高論「地域における中世交通の在り方-上・信堺地域における修験の道-」(『鎌倉遺文研究』29)を御恵送頂きました。
 青学大学院日本史専攻一期生の私としては、後輩の活躍を大変うれしく思う次第です。
 鈴木さんに、あつく御礼を申し上げます。