「比企氏の乱」の再検討

No.9578

 昨日、Ⅳ講時に『玉葉』の講読会がスタートしました。
 とは言っても、まだ本文は読んでおりません。一回目は文献史料について、お話をさせて頂きました。
 来週は治承四年五月の条から。3回生主体の講読会になりそうです。まずは「記録」の読解。

 Ⅴ講時以降は、岩田師範や山本さんが草津や吉田山の麓から駆けつけてくれて『吾妻鏡』の講読会を継続。今読んでいるのは比企氏の乱の辺り。山本さんの用意してくれた『愚管抄』なのど関連史料を読み合わせていくと、どうやら事件の本質は通説的理解とは異なるものがありそうです。
 柏美恵子「比企氏の乱と北条時政」(『法政史論』7)は、1980年に刊行されたものでした。

 ☆ 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生より、御高論「骨寺村・本寺地区における中心の変遷について」(『平成19年度~平成23年度文部科学省私立大学学術高度化推進事業「オープン・リサーチ・センター整備事業」東北地方における環境・生業・技術に関する歴史動態的総合研究 研究成果報告書Ⅰ』)および、先生の御講演録「安倍、清原、藤原政権の成立史を組み直す 北方諸地域の差異に関する考古学的所見学んで」掲載の『まんだら』49(東北芸術工科大学東北文化研究センター)を御恵送頂きました。
 入間田先生に、あつく御礼を申し上げます。