富士山の日

No.9491

 昨日は、諸方より御丁寧なメッセージをいただき、恐縮致しております。
 ありがとうございました。
 小学生の頃は、この日が嬉しかった。よく廊下に立たされていた時代です。しかし、今は老化あるのみ。

 >石浜さん 久方ぶりの御登場、嬉しい限りです。
 山田先生は相変わらず多方面で御活躍です。四月からは、さらにお忙しくなられるようですが、諸事、颯爽とこなして行かれることと思います。充実した日々をお過ごしゆえの「若さ」、とお見受け致します。

 新聞にマスクのポイ捨てが多いという投書が載っているのを読んで、「まさか」と思ったのですが、宇治も例外ではありませんでした。各町内毎に「規律委員」を設置して取り締まりにあたらせるなどという世の中にならないことを祈るばかりです。

 ある図書館では、最近出版された、ある新書本に予約が集中して、数ヶ月後にならないと読めないとのこと。新書でも本屋さんで買わずに図書館の本で済ませるというのが21世紀的な生き方のようです。
 やはり消費の対象はグルメということになるのでしょうか?
 数ヶ月もしたら読みたい本も変わるでしょうに。
 図書館には街中の本屋さんでは手に入らないような専門書や学術雑誌を置いて貰いたいと思うのですが。
 本が売れないのも道理というものです。

 ☆ 近藤好和先生より、御高論「与一所用の太刀と矢」・「那須家伝来の甲冑」収録の山本隆志編著『那須与一伝承の誕生』(ミネルヴァ書房)を御恵送いただきました。
 近藤先生に、あつく御礼を申し上げます。 
編集:2012/02/25(Sat) 07:52

2月もあっという間の『吾妻鏡』

No.9492

 ぼんやりしているうちに2月も終わろうとしています。『「如月」とかじゃなく「不廻首」とかに改名したほうがよくないか』という声も仄聞しますが、大いに同意します。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2012年3月1日(木)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:正治三年(建仁元年、1201)九月二十日・二十二日、十月二日・六日、十一月十三日、十二月二日・三日・二十八日・二十九日の各条
    建仁二年(1202)正月十二日・十四日・二十八日・二十九日、二月二十日・二十九日、三月八日・十四日・十五日、四月二十七日、六月一日・二十五日・二十六日、八月二日・十五日・二十三日・二十四日・二十七日、九月十五日・二十一日、十月八日・二十九日、閏十月十三日・十五日、十一月二十一日、十二月十九日の各条

 3月は1日、22日、29日と開催予定です。
 
 木曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 昨今は、“ポップでライトな”歴史が流行っているようですが、そんなポップでライトで楽しげなイメージも、もとはといえば何らかの史料に依拠して形作られたはずです。そのもとの部分の史料に当たって事実関係をきちんと踏まえて整理するという作業に慣れておくことも、いろいろな角度から楽しむのに役立つかもしれません。
 ただ、そうすると今度は“ポップでライトな”歴史を楽しめなくなってしまうのかもしれませんが…

 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、2012年、何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

吉野山、峰の白雪踏み分けて・・・。

No.9493

 3月1日は『紫苑』の校正ゲラ返却の日です。お忘れなきように。校正は完璧を期したつもりでも、必ず漏れの出るものです。だからこそ、しっかりやって下さい。
 若い人の論文で校正漏れが多いというのは、将来性において、即アウトの判定を受けざるを得ないと思います。

 8日は当方に所用発生のため、ゼミは休止とせざるを得ないことになりました。申し訳ありません。
 ただし、当日は、岩田君が私的に日帰りの見学会を主催して下さるとのこと。ありがとうございます。

 本日、分厚い封書でお手紙をいただきました。東京の私大の先生から。和紙風の便箋に万年筆で書かれたもの。
 達筆で拙著『武門源氏の血脈』にたいする御感想がつづられていました。
 しっかりと御精読下さったとのことで、ここで、御紹介したくなるような内容でした。
 こういうお手紙をいただくことは滅多になくなりましたが、清々しい気持ちになります。

 IT社会になって、失ったものは計り知れない。
 私も出来るだけ万年筆を使うようにしたいと思います。