お寒うございます。

No.9439

 本年度のゼミ『吾妻鏡』講読会のうち、木曜日のⅢ講時に行っていた文治元年条については、本日で打ち止めということになりました。最後に、大分県御出身の高橋さんに臼杵惟隆や緒方惟栄の出てくる条を読んで頂けたのは、佳き廻り合わせだったと思います。
 新年度に継続ということになれば、屋島合戦のあたりからということになりますね。
 内乱期の鎮西や四国の情勢についても、追究の余地は多大だと思います。

 京都アスニーから出講の御依頼を頂きました。6月8日(金)の予定で、
   テーマは「源氏と平家~武士社会の夜明け~<仮題>」。

 こまかい話よりも、こういうひろい内容の方が、わかりやすい話が出来るかも知れません。
 なお、新年度の講演予定については、↓を御覧頂ければ幸いです。
           http://donkun.ath.cx/~sion/presence/

 それにしても、深刻な寒さですね。耄碌の身には酷くこたえます。

 それから、倉吉のお土産、ありがとうございました。

非寒冷地仕様です-次回の『吾妻鏡』-

No.9440

 寒くてしかも乾燥しているというのはなかなかつらいですね。そろそろ年度末が見えてくるこの時期、みなさまどうぞお大事にお過ごし下さい。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2012年2月2日(木)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:正治三年(建仁元年、1201)二月五日、三月四日・十日・十二日・二十四日、四月二日・三日・六日、五月六日・十三日・十四日・十七日、六月一日・二日・二十八日・二十九日、七月六日、八月十一日・二十三日、九月七日・九日・十一日・十五日・十八日・二十日・二十二日、十月二日・六日、十一月十三日、十二月二日・三日・二十八日・二十九日の各条
    建仁二年(1202)正月十二日・十四日・二十八日・二十九日、二月二十日・二十九日、三月八日・十四日・十五日、四月二十七日、六月一日・二十五日・二十六日、八月二日・十五日・二十三日・二十四日・二十七日、九月十五日・二十一日、十月八日・二十九日、閏十月十三日・十五日、十一月二十一日、十二月十九日の各条

 木曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 昨今は、“ポップでライトな”歴史が流行っているようですが、そんなポップでライトで楽しげなイメージも、もとはといえば何らかの史料に依拠して形作られたはずです。そのもとの部分の史料に当たって事実関係をきちんと踏まえて整理するという作業に慣れておくことも、いろいろな角度から楽しむのに役立つかもしれません。
 ただ、そうすると今度は“ポップでライトな”歴史を楽しめなくなってしまうのかもしれませんが…

 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、2012年、何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。