翻刻 明月記1

美川圭
No.9203

 10年がかりの翻刻作業のうえで、やっと朝日新聞社から『翻刻 明月記1』が出ました。

 冷泉家時雨亭文庫の自筆本を底本とした翻刻です。
 『明月記』の本文に関して、これ以上の本は今後出ません。
 1~3の3巻で出版の予定ですが、1がもっとも錯簡が多く、難航しました。
 ぜひお買い求めください。


http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13269

Re: 翻刻 明月記1

No.9204

 美川先生、長年のお仕事の御結実、お慶び申しあげます。
 さっそく、研究室での購入を検討致します。

 当方、新著の執筆に取り掛からなければならないのですが、目下10日程度遅延の状況。年末になると、思いもかけないところから、次から次へと用事が舞い込みます。
 今日も校正をしていたら、また校正ゲラが届きました。
 来年の秋も、いよいよ日程が詰まって参りました。

 ところで、元木泰雄先生の『河内源氏』(中公新書)は既に4版が刊行されておりますが、元木先生と松薗斉先生御共編の『日記で読む日本中世史』(ミネルヴァショ書房)も好評で、すでに版元に在庫が無くなり、重版予定とのことです。

 ☆ 樋口州男・鈴木彰・錦昭江・野口華世『図説 平清盛』(河出書房新社)を御恵送頂きました。
 お手配を頂いた、著者の先生方に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 早稲田大学の海老澤衷先生より、先生の御編になる『講座 水稲文化研究Ⅴ バリ島ゲルゲル王朝とスバック・グデ・スウェチャプラ』(早稲田大学水稲文化研究所)を御恵送頂きました。海老澤先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 東京都足立区の加増啓二先生より、御高論「中世における経典と攘災-軍記・説話・縁起と大般若経-」(『日本宗教文化史研究』15-2)および、先生も作成に参画された『東京東部庚申塔データ集成』(東京都教育委員会編『文化財の保護』43)を御恵送頂きました。
 加増先生に、あつく御礼を申し上げます。

年の瀬の『吾妻鏡』

No.9205

 次回の正治年間の『吾妻鏡』のご案内です。
 次回の15:00からの『吾妻鏡』ですが、はじめに『紫苑』第10号についてご相談させていただく時間を取らせていただきたいと思いますので、よろしくご了承ください。

 日時:2011年12月15日(木)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:正治二年(1200)五月二十八日、六月十六日・二十一日・二十九日、七月六日・八日・十五日・二十七日、八月二日・十日・二十一日、九月二日・二十五日、十月十三日・二十一日、十一月一日・四日・七日、十二月三日・二十七日・二十八日の各条
    正治三年(建仁元年、1201)正月十二日、二月三日・五日、三月四日・十日・十二日・二十四日、四月二日・三日・六日、五月六日・十三日・十四日・十七日、六月一日・二日・二十八日・二十九日、七月六日、八月十一日・二十三日、九月七日・九日・十一日・十五日・十八日・二十日・二十二日、十月二日・六日、十一月十三日、十二月二日・三日・二十八日・二十九日の各条

 12月は15日、22日に開催予定です。
 22日は『紫苑』第十号の原稿締め切り日です。がんばりましょうね。

 木曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、年の瀬に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。