2011,11,11=ネコには関係ない日。

No.8941

 昨日の午前、『大学通信』の取材を受けました。なにしろプロのカメラマンさんをはじめ、たくさんのスタッフがお出でになりましたので、共同研究室をお借りして対応。
 鈴さん(昨年度の「基礎演習Ⅰ」のメンバー)をはじめとする記者さんたちが、快く話を聴いてくれるのをいいことに、また例によって途方もない話をしてしまったと反省しております。
 どんな仕上がりになるのか楽しみではありますが、また写真を見て自らの老化を深刻に実感することになることは必定。ああ!、無常で無情。

 ゼミは、学園祭が終わり、出席者も多くて盛況。ドイツとフランスを回ってこられた尾田さんや、和歌山や広島にゼミの旅行などに行かれた井草さん、山本さんから、美味しく珍しい御菓子のお土産あり。

 元暦元年条については、山本さんが『玉葉』『山槐記』から関連記事を拾ってきて下さいましたので、話を深めることが出来ました。
 また、これまでの研究で指摘されていない、とても重要な発見も(誰が発表するか、争奪戦の様相か?)。
 橘大学の高橋さんからは、郷里からお持ち頂いた『臼杵市史 上巻』を見せていただくことが出来ました。

 正治元年条は、岩田君にお任せですが、ここでも粟村さんから、三浦義村の人物像について、じつに興味深い御指摘がありました。
 さすがは国文学専攻です。
 これは、来月の三浦一族研究会のシンポジウムで紹介するのに相応しいお話です。

 岩田君が、ふと漏らされたように、昔はただ読むだけだった『吾妻鏡』の講読会も、ずいぶん実のあるものになってきたと思います。

 さて、明日はいよいよ「醍醐史跡散歩」の本番。
 四人の助っ人の皆さん、宜しくお願い申しあげます。
 私は講演でどんな話をすべきか、未だに考え中といった為体です。

 ☆ 明治大学の鎌倉佐保先生より、御高論「十二世紀の相模武士団と源義朝」(入間田宣夫編『兵たちの時代Ⅰ 兵たちの登場』 高志書院)・「一二世紀における熊谷市周辺の武士の所領形成-中条氏・成田氏を中心に」(『熊谷市史研究』3)・「一二世紀における武蔵武士の所領形成と荘園」(『歴史評論』727)および、御高論「多摩郡の武士と所領形成-横山氏を中心として-」掲載の『多摩のあゆみ』(143)を御恵送頂きました。
 鎌倉先生に、あつく御礼を申し上げます。