さあ、博物館・美術館に出掛けましょう。

No.8940

 ようやくよい季節がめぐってきましたが、この時期はなにしろイベントも多くて、毎年大多忙です。生活が不規則になるので胃腸の具合もことさら悪い(これは加齢が一番の原因でしょうが)。

 なにしろ、事務仕事で籠もっているばかりでは勿体ないので、時間をつくって滋賀県立近代美術館と安土城考古博物館に行ってきました。
 前者では、特別展「神仏います近江  祈りの国、近江の仏像-古代から中世へ-」、後者では同じく「武将が縋った神仏たち」が開催中。ともに、じつによい展示でした。

 私は最近、あまりモノそのもに関心がなくなってしまいましたので、博物館に行ってもざっと見わたして通り過ぎてしまうことが多いのですが、今度ばかりは違いました。
 仏像や神像の威に圧せられたのかも知れません。

 安土では、「千葉氏」をきっかけにして歴史の道に進んだにも拘わらず、ついに千葉ではお目にかかることの出来なかった妙見像との対面が叶いました。

 安土城考古博物館の特別展は20日(日)まで。行こうという方は、招待券がありますので、明日のキャンパスプラザの講義か木曜日のゼミの際にお申し出ください。

 旧稿をベースにしてまとめた著書の方は、仕事の合間に校正を少しずつ進行中。編集者の方が、非常に丁寧に作業を進めて下さっていて、ある意味、たいへん感動をおぼえています。

 何事も一流のプロは矜持ある仕事ぶりを見せてくれます。