岩田慎平君の著書『平清盛』刊行間近

No.8589

 前に紹介した岩田慎平君(関西学院大学非常勤講師・京都女子大学宗教・文化研究所共同研究員)のはじめての著書『乱世に挑戦した男 平清盛』(新人物往来社)の見本が届けられたとのことです。
 おそらく、この1~2週間の間には。各地の書店の書棚に配架されることになると思います。
  http://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B3%E6%B8%85%E7%9B%9B-%E5%B2%A9%E7%94%B0-%E6%85%8E%E5%B9%B3/dp/4404040873

 岩田君は中世前期の武士論を研究課題の一つにされており、すでに多くの論文を発表し、研究報告も重ねられています。
 ちなみに、11月からはカルチャー・センターで平清盛をテーマにした講座も担当されます。
 http://www.oybc.co.jp/pagi/iroiro.html#kiyo

 あまり学問的成果を踏まえているとは言えないような、いわゆる「大河ドラマ便乗本」が世に溢れ出ようとしているときに、つねに歴史好きの若い学生たちと親しく接している岩田君が、最新の研究をふまえながらも、分かりやすい内容の本を出されたことは、斯界にとっての朗報であり、研究の社会還元ないしは歴史教育という面からも、高く評価されることになると思います。
 
 なかなか装丁も凝っているようで、実物を拝見するのが楽しみです。

 それから、著者近影は載っているのかどうか?(これを楽しみにされている方も多いようです)

【訂正】出ます、もうすぐ

No.8590

>野口先生
 拙著を早々に宣伝していただきまして、誠にありがとうございます。過分のお言葉を賜り、どの媒体で取り上げていただくよりも効果的な宣伝をしていただいたと思います。一人でも多くの方にお手に取っていただければ幸いです。
 明日の『吾妻鏡』の時間にでも発表会見(笑)をさせていただきます。

 私のような者が、曲がりなりにも一冊の本をまとめることができましたのは、毎週のゼミで野口先生をはじめ、多くのみなさんといろいろ自由に意見交換させていただくことができているからです。
 この場を借りて、ゼミ関係者のみなさんに御礼申し上げます。

 なお、「著者近影」は残念ながら(幸いにして)掲載されておりません。