物言えば唇寒し「夏」の空

No.8313

 いつまでも涼しくなりませんね。

 後期が始まって、前期の授業評価アンケートの結果に対する所見とか諸々の書類に追われています。中には、一年間に他の研究者の論文や学会発表の際に引用された論文がいくつあるか申告せよ、などというのもございます(情報をお寄せ頂ければ幸いです)。

 一昨日は、研究室に2回生が3人来て下さり、よもやま話に花を咲かせました。講読会以外にも、こういう機会は必要ですね。ゼミが始まった当時はこういう機会ばかりでしたが。当時の諸君はみんな元気にやっていますか?沈みっぱなしなどと嘆いている人もおられますが、きっと、動けば浮上できますから。

 このところ、記憶が曖昧になってきているので、動いた一環としてのゼミ旅行とゼミメンバーと出かけた研究旅行の記録をまとめてみました。

2003年2月24日~26日 鎌倉旅行 (岡さんの案内。学習院の院生も参加)
     8月6日~8日 熊野旅行(台風接近の中。摂南大学の先生方と青岸渡寺へ)
     27日 竹生島・彦根旅行(学習院大学兵藤ゼミの旅行に参加) 
 
2004年2月24日~26日 伊勢旅行(美川先生参加)
      8月8日~10日 福岡・佐賀旅行(佐賀県小城町の町長さんと会見)

2005年2月26日~28日 東京・千葉旅行(東大を訪問し、保立先生に案内して頂きました。宴会に石浜さんや佐伯先生も)
     8月18日~20日 鹿児島旅行(新地さんの案内 紫原の信玄での大宴会に五味克夫先生も)

2006年2月26日~28日 伊豆旅行(北条氏邸発掘調査現場などを池谷先生・山田先生に案内して頂く)
     9月2日~3日 厳島・広島旅行
    9月30日~10月1日 宇治見学と共同研究の合宿勉強会(佐伯君の差配)

2007年12月8日~10日 茨城大学シンポ・水戸周辺の見学(前川さんの案内)

2008年4月19日 木幡・宇治の史跡見学
     8月27日~28日 古代史サマーセミナーで宮島へ(尻池さんの発表)
     12月13日~15日 茨城大学シンポ・小田城跡などの見学(額賀さんの案内)

2010年2月27日~3月1日 鎌倉旅行(警報で江ノ電ストップ)

※ 最近は低調ですね。ぜひ計画を立ててみて下さい。

一昨日はありがとうございました

鳥飼真希
No.8315

掲示板ではお初にお目にかかります。京都女子大学文学部史学科日本史コース二回生の鳥飼真希と申します。木曜日の吾妻鏡講読会の二回生のまとめ役を務めております。どうぞよろしくお願い致します。

野口先生、一昨日はお忙しい中、私どもの瑣末な相談や話を聞いて下さり、誠にありがとうございました。大学院進学のことは今一度考え直し、後悔することが無いよう慎重に考えていこうと思います。

先生から何か論文をとの奨励のお言葉を頂きましたので、只今執りかかっているところです。テーマは一先ず「藤原時平」に。太宰府で生まれ育った私は彼を悪人と認識するような教育を受けてきたので、彼についてもう一度考え直そうかと。至極単純な理由ですが頑張ってみようと思います。果たして完成するのはいつになるでしょうか。頭の中で終わらないことを説に願うばかりですが、こうして論文を書くとなると諸先生方の苦労は如何ばかりかと思いやることが出来ますね。本当にお疲れ様です。

また、お借りした前川先生の御高論、大変勉強になります。甘葛煎について詳細に記されている書物は中々見当たらないのでとても興味深いです。ありがとうございました。

来週22日(木)は打ち合わせと事前勉強会ですね。野口先生、諸姉兄の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、二回生皆頑張って頑張ってまいりますのでご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

※ゼミ旅行の方もぜひ計画致しましょう。二度目になりますが福岡でしたら私がある程度ご案内出来ます。元寇防塁や聖福寺など、中世の史跡もございますのでお楽しみいただけるかと。

乱文失礼いたしました。

福岡には七条町の借上の女がいます。

No.8316

 鳥飼さん、こんばんは。

 博多は面白そうですね。2回生には東洋史専攻の人もいますが、大陸との交流の視点からも見学先は沢山ありそうです。

 大濠公園の近くにある福岡市美術館には、『病草紙』の「七条町の借上の女」が展示されているはずです。

 今津後浜の元寇防塁(ここは大隅国の御家人の負担で築造されたのですが、当時の守護は千葉宗胤でした)もなかなかのものですし、博多から脚を伸ばせば唐津あたりにも行けるかも知れません。

 大宰府は史学科の先輩、平田さんの本拠地でもあります。中世の少弐氏も研究のやり甲斐ありですね。

 藤原時平ですが、昔、史学科におられた村井康彦先生の『平安貴族の世界』(徳間書店)に詳しく触れるところがあったように記憶します。この本は、図書館に複数冊配架されていると思います。私はこの本で平安時代の貴族社会史に興味を持てるようになりました。たいへんな名著です。

 前川さんは、研究所の共同研究員なので、そのうちお目にかかれる機会もあるでしょう。

 2回生のまとめ役を引き受けてくれてありがとうございます。宜しくお願いします。