1972年6月、千葉県立千葉東高校

No.8163

 明日から6月。教育実習の季節です。
 私は1972年の6月5日から2週間、母校の千葉東高校で行いました(この教育実習が私の人生に大きな転機をもたらしたのは、知る人ぞ知ることです)。
 翌日の6日から日本史28コマの授業を担当。最終日の土曜の午後は、希望する生徒を引率して加曽利貝塚の博物館を案内しました。
 怠け癖のついていた私にとって超ハードな毎日であり、終了後2週間ほどダウンして家で静養していたことを思い出します。
  というわけで、これから実習に行く人は、くれぐれも健康管理にお気を付けください。

 ところで、月曜日の講話に出席した史学科1回生のみなさんの感想ですが、
 「何だか胸の内がすっとした」「聴いていてワクワク?した」「自分の中の何かが変わりました」「今日聴いた話をずっと心にとめて生活していきたい」「もう一度この大学に来た意味を考えようと思いました」「これからの自分の大学での歴史学における根本的な指針が確立したように思う」・・・・・、そして「このレジュメは捨てたくないと思った」などというものもあったようです。
 私としましては、つまらない話しかできず、多少自己嫌悪の念に駆られていたのですが、いささか安心し、且つ、嬉しい気持ちにもなることができました。

 それにしても、1972年6月に、千葉東高校で私の日本史の授業を聴いてくれた生徒諸君は、今はどうしているのでしょうか?
 もう、そんなことはすっかり忘れてしまっているのでしょうね。

6月『小右記』講読会のお知らせ

大谷久美子
No.8164

 6月といえば教育実習ですね。私も自分が実習に入ったときのことを思い出します。梅雨時期に木造校舎の母校での実習…最大の懸念事項は雨漏れでした。
 実習に行かれる方は憂鬱な気分になっているかもしれませんが、二度と得ることのできない貴重な経験を得て戻ってこられると思います。どうぞがんばってください。


 本年度『小右記』講読会も既に二日分終了しました。昨年度まではほぼ毎週レジュメを作っていたように思うのですが、進むペースは大差ないのに各週だとのんびりレジュメを作っている気がしてしまいます。

 さて、先生からも御案内いただきましたが、次回『小右記』講読会についてお知らせ申し上げます。

日時:6月11日(土)14時~
場所:京都女子大学L校舎3階 共同研究室
範囲:『小右記』長和四年(1015)五月十九日条(発表担当;大谷)


参加を御希望の方がいらっしゃいましたら、当日飛び入りも大歓迎ですので、どうぞお気軽に御参加ください。