『西行学』を頂き、目崎徳衛先生を思う。

No.7576

 元木先生、金沢での集中講義と御講演、お疲れ様でした。

 昨日は、大学に向かう途中、山科盆地を東西に貫通する国道が大渋滞。東山トンネルに入る坂の辺りで大きな事故があったようです。40分ほど到着が遅れましたが、S校舎の駐車場には、まだ空きがあって助かりました。
 
 午後、久方ぶりに岩田君が研究室に来て下さり、先日、名古屋大学で開かれた中世史研究会大会のお話しをうかがい、また、元木先生の研究室旅行の写真を見せていただくことが出来ました。この夏は、まったくの鎖国状態でしたので、大変ありがたいことでした。

 その鎖国にもメリットはありまして、昨日、『研究紀要』第24号掲載予定の論文を提出致しました。タイトルは、「鎌倉時代における下総千葉寺由縁の学僧たちの活動」というものです。
 なにしろ、昨年の公開講座の講演要旨を、講師をつとめられたお二人の先生がきちんと先月末までに提出されましたので、依頼した側が遅れるわけにはいきません。
 市沢哲先生・小川剛生先生、ありがとうございました。

 ☆ 西行学会事務局より、同会の機関誌『西行学』創刊号(笠間書院発売)を御恵送頂きました。
 あつく御礼を申し上げます。

 日本史の方で西行といえば、故目崎徳衛先生のお名前が思い浮かびます。
 「秀郷流藤原氏」を追いかけていた当時、目崎先生の紀伊佐藤氏に関する御研究からは大いに学ぶことがありました。書信の遣り取りも何度かあり、先生がそのエピソードを新聞の文化欄掲載の記事(『朝日新聞』東京版1978年6月24日夕刊「研究ノート」)に紹介されたとき、私を「篤学の若い研究者」と呼んで下さったことは、前途の見えなかった当時の私にとって、大きな励ましになりました。

 さて、明日は四条烏丸で現代社会学部「基礎演習Ⅰ」のコンパ。
 私は胃腸の具合が心配ですが、夏休み明けの再集結を楽しみにしております。