帰ってきた飛べないオランダ人-オランダ報告新町-

No.7495

  どなたからのファン・Eメール、空の上で読み返すの
  窓の外はスカイブルー、かげりひとつない夏の空
 …というわけで、読んで下さる方がいるのでしたらあっさりと前言を撤回しまして、またオランダで考えたことを書いてみたいと思います。

 ※オランダの市役所
 英語でいう「CityHall」は、日本語でいう「市役所」のことだそうですね。オランダではどの町にも教会と広場のセットがあるのは以前にもご紹介したとおりですが、その教会が現役で活躍していない町では、市役所(CityHall)として利用されているところが多いようです。もともと町の中心にあるので、市民のみなさんにも便利なのでしょうね。アムステルダムからフローニンヘンに向かう途中で立ち寄ったボルスワルト(Bolsward)という町にも立派な教会建築があり、塔の鐘はいまも定時に鳴らされたりしていましたが、現在は市役所として利用されていました(内装はいろいろと手が入っていました)。
 市役所の中の掲示板には、コンサートの案内や各種連絡の張り紙などが貼られていました。

 ※オランダのスタジアムツアー
 アヤックス=アムステルダムのホーム「ArenA」では11:00から一時間ほどのスタジアムツアーに参加してきました。受付で料金(12ユーロ)を支払い、時間になったら集合場所に集まって出発です。ガイドはクラブの若いスタッフで、途中で記念写真の撮影もしてくれます(出来上がった写真は出口で受け取り。5ユーロ/枚)。
 若いスタッフの案内の様子は実に溌剌・堂々としたもので(内容はあまり理解できませんでしたが)、それ自体がツアーに参加した子供達にも「このクラブの一員になりたい」と思わせるのに充分な演出となっていました。働く姿というのはこうありたいですね。
 見学は、ピッチサイドからメインスタンド、プレスルームを経て、二階席、その後クラブ事務所(スタジアムの外側に併設)の前を通って、もとに集合場所に戻りました。
 ツアーには、現地オランダのほかヨーロッパ各地や、中東、中国や日本(私)などからも参加者がいました。プレスルームのイスに座りたがる、ピッチを背負って写真撮影したがる、など、フットボールファンはどこも似たようなものだなぁと、ほのぼのした気持ちになりました。
 なお、ツアーの集合場所付近にはカフェが併設されており、例によってテラスもありました。そこで出されたコーヒーに付いてきたチョコはサッカーボール(「ジャブラニ」ではなく「テルスター」)を象っており、砂糖の袋には往年のアヤックスの選手の顔写真がプリントされていました。私の砂糖はダニー=ブリントさんでした。

ブルジョワという言葉を知らない学生たち

No.7498

 岩田君、期待に応えてくれて、ありがとうございました。

 さて、本日は京都府立総合資料館で開催された古文書学会見学会に参加して参りました。
 滅多に出展されない足利義満の自筆文書などをじっくりと見学する事が出来ました。 
 上島先生のお話からは学ぶこと多大でしたが、とりわけ、「古文書には、非文字列情報が無限に秘められている」と、「古文書は、現在の形が元の形に一番近い」という御言葉がつよく印象に残りました。
 関東方面からも多くの研究者の方たちがお出でになっておられ、いろいろお話しをうかがうことも出来、有益な時間を過ごさせて頂きました。会の実施に御尽力下さった、元木先生を始めとする皆様に、心より御礼を申し上げたいと思います。

>明日から研究室旅行の皆さん  猛暑の最中でもあり、くれぐれもお気を付けて。
 例によって、土産話を楽しみに致しております。

 当方、明日は研究室で一仕事ということになりそうです。

 タイトルは何処かの大学の「史学科」での話だそうです。昭和は遠くになりにけり。