大学院に行くべきか悩んでいる方へ

No.7447

 そろそろ来年度入学者対象の院試が始まる時期です。
 この頃になると、「卒論を書いていて、もっと研究を続けたくなった。でも、周囲を見回すと将来に不安を感じる。どうしたらよいでしょうか?」といった相談をいただくことがあります。

 「短い人生、大いにやりたいことをやりなさい」というのが、私の最終的な意見なのですが、こんな回答では、むしろ不安倍増だと思います。そんな方に、ぜひお読みいただきたいのが、次に紹介する2つのサイトです。これらをお読みになって判断すれば間違いないでしょう。
 ① 北海道大学の橋本努先生の「大学院進学の進め」
 →http://www.econ.hokudai.ac.jp/~hasimoto/My%20Essay%20on%20Guidance%20to%20the%20Graduate%20Course%20Education.htm

 ② 南山大学の浦上昌則先生の「大学院のことなど(院希望者,院生へのお説教)」
 →http://www.nanzan-u.ac.jp/~urakami/in.html

☆ 尚古集成館(鹿児島市)の松尾千歳先生より、御高論「島津斉彬の写真研究に関する一考察」(『尚古集成館紀要』9)・「鹿児島の歴史・文化再考」(鹿児島純心女子短期大学『想林』創刊号)および、尚古集成館企画展図録『海洋国家薩摩~海が育んだ薩摩の文化~』を御恵送いただきました。
 尚古集成館も、坂本龍馬がらみで、たくさんの方が見学に押し寄せているのではないかと思います。
 松尾先生にあつく御礼を申し上げます。

オランダ報告

No.7450

 直前の日曜日までオランダに行ってまいりました。少しずつですがその間のことをいろいろご報告したいと思います。

 ※オランダの全体的な情報
 オランダ王国(人口約1600万人)は立憲君主制国家で、憲法上の首都はアムステルダム(人口約70万人)とされており商業や文化の面でも中心のようです。一方、政治の中心はデン・ハーグ(人口約50万人)で、ここには王宮や国会があります。
 東はドイツ、南はベルギーと接しており、特にベルギー、ルクセンブルクとは「ベネルクス三国」として様々な面で非常に緊密な関係を持っています。
 とくに北部の方はずっと平坦な地形で、広大(…といっても九州より一回り大きいくらいですが)な土地に農場や牧場などが広がっています。そのなかに人口数万人程度の都市が点在しているといった様子です。広々してます。

 ※オランダの高速道路
 オランダの高速道路は、一般車両については全線無料のようです。長距離輸送のトラックや高速バスなどは課金されるようですが、日本の料金所のようなものはなく、ETC(…と呼ぶのかどうか知りませんが)で自動的に徴収されるそうです。
 高速道路は「A4」「A28」などで表記されます。主要都市には高速道路が環状に巡らされており、そこからさらに放射状に各地へ向かう道路が伸びています。
 なお、高速道路でオランダ→ドイツの国境を越えたときもチェックは受けませんでした。たまに抜き打ちでパスポートの提示を求められることもあるようです。また、東欧諸国から西側(?)に越境してくるときは若干チェックが厳しいそうです。

 ※オランダの自動車
 オランダにも自動車メーカーはあるようですがあまり有名ではないようです(私が知らないだけでしょうか)。走っているのは、ルノー、オペル、メルセデス、ボルボ、フィアット、プジョーなどの欧州の主要メーカーのほか、トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、三菱などの日本車も多かったです。私が乗せてもらったのはマツダの「Mazda 6(日本でいうAtenza)」というクルマで、ディーゼル車でした。ディーゼルの普通車は日本よりも多かったです。
 ガソリンはリッターあたり1.55ユーロ、軽油は1.50ユーロ程度だったと思います。日本よりちょっと高いですかね。
 オランダ国内にも欧州各地からやってきたクルマが縦横無尽に走り回っていますが、国籍はナンバープレートに表記された記号(NL=オランダ、B=ベルギー、など)で識別できます。
 あちらの方々はキャンピングカーを多用するらしく、実際に走っているのも頻繁に見かけましたし、牽引していなくても普通車に牽引用のフックが付いているのをよく見かけました。

 ※オランダのホテル(の朝食)
 高速道路A4沿いのVan der Valk Hotel Harderwijk B.V.というところに泊まりました。ここはチェーンのホテルのようで、各地のS.A.のようなところに併設されているのをたくさん見掛けました。
 朝食は1500円くらいのバイキング形式で、パン、ハム類、チーズやヨーグルトなどの乳製品が非常に種類豊富でした。パンは白い食パン、茶色い食パン、クロワッサンなど10種類ほど。ハム類は生ハム、スモークチキン、ローストビーフなどこれまた10種類ほど。チーズは「若い」もの、「熟成させた」もの、ハーブ入りのもの、クリームチーズなどこれまた数種類並んでいました。なお、「チーズをパンにのせて焼く」という習慣はないようで、朝食会場にトースターはありましたがそういうことをしている人はいませんでした(私はやりました)。
 ほかの野菜や果物などもおいしいものばかりで、ホテルのおいしい朝食をいただきながら「オランダって農業と酪農の国なんだなぁ」と実感した次第です。なお、キュウリは日本と同じ味でしたが、直径が二倍くらいあって巨大でした。

オランダ報告二丁目

No.7451

 自分で立て続けにレスをつけてすみませんが、オランダ報告の二つめです。

 ※オランダのカフェ
 オランダにはどんな小さな町にも二つや三つ、気の利いたカフェがあるようです。カフェにはほぼ例外なくテラス(屋外のテーブル・イス)が併設されており、みなさん屋外で思い思いにティータイムを楽しんでいました。オランダの方々に「日本にはテラスのある喫茶店は少ない」というようなことを言うと、一様に驚いておられました。
 メニューはコーヒーや紅茶、各種アルコール類、サンドイッチやパンケーキなどの軽食も揃っていますから、そのへんは日本の喫茶店と同じような感覚なのかもしれません。
 適当に空いてる席に就くと、やがてどこからともなく「おしゃれな(←これがポイント)」店員さんがやってきて注文を聞いてくれます。お会計も席で済ませられました。
 コーヒー一杯がだいたい2ユーロ程度で、多少手の込んだもの(キャラメルマキアートとか)になると3ユーロ程度になります。コーヒー、紅茶にはこれまたほぼ例外なく小さなクッキーが一つがついてきました。

 ※オランダのファーストフード
 どんな町にも必ず気の利いたカフェのあるオランダですが、日本にもあるようなファーストフードショップもありました。概ね大きな道沿いに、ケンタッキーフライドチキン、バーガーキング、マクドナルドなどを見掛けました。スキポール空港にはスターバックスもあります。
 フライドポテト大好きなオランダの方々ですが、年配の方はファーストフードが「好きではない」という人も多いようで、そのへんの事情は日本とも似ている気がしますね。
 滞在中は一度もそういったお店を利用できませんでしたので、具体的なメニューの中身などについては不明です。