「海と城館が支えた祈りの世界」の御案内

No.7400

 昨日は祇園祭山鉾巡行には目もくれずに京大会館に向かい、西八条邸に関するシンポジウムを聴講して参りました。
 文献・考古・建築史の最新の情報をまとめたレジュメが配布され、その内容について、それぞれのジャンルにおける第一人者からレクチャーを受けられるという贅沢な機会を得て、大満足で帰宅することが出来ました。
 私としても今後の課題が明確になり、有り難いところでした。
 欲を言えば、国文の『平家物語』の研究者にお出でいただいて、諸本における西八条の扱いの相違などについてお話をうかがえれば、建築史の御報告との絡みで、もっと話が発展できたのではないかと思いました。
 三人の先生方の御報告を聴いて、いろいろ考えたことは、またゼミの折にでもお話ししたいと思います。

 会場には、なんと、鹿児島県霧島市教育委員会の重久先生がお出でになっておられました。重久先生には前任校も含めて二度の鹿児島ゼミ旅行で、隼人塚を御案内していただくなど、大変お世話になりました。
 ちなみに、霧島市ではこの秋に大隅正八幡宮関連遺跡群の国指定遺跡推進事業の一環としてシンポジウムを開催することになったそうです。
 以下に、その要項を抜粋しておきたいと思います。

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   シンポジウム「海と城館が支えた祈りの世界」-大隅正八幡宮と宮内の1000年-
 主催:霧島市教育委員会・霧島市
日時:平成22年10月11日(月、体育の日)12:30~17:00
会場:霧島市民会館
アトラクション:薩摩琵琶弾奏
基調講演:五味文彦(放送大学教授)
調査報告:重久淳一(霧島市教育委員会)
研究報告:日隈正守(鹿児島大学教授)・坂井秀弥(奈良大学教授)
シンポジウム
コーディネーター:三木靖(鹿児島国際大学短期大学部名誉教授)
パネラー:五味文彦・服部英雄(九州大学教授)・ 坂井秀弥・前田終止(霧島市長)

関連事業:① 宮内地区遺跡見学会 平成22年10月11日(月)9:00~11:30
       ② 隼人歴史民俗資料館企画展
         期日: 平成22年10月5日(火)~12月5日(日)
テーマ:「海と城館が支えた祈りの世界-大隅正八幡宮と宮内の1000年-」
        ③ 鹿児島神宮神宮浜下り 平成22年10月17日(日)9:00~15:00
問い合わせ先:鹿児島県霧島市教育委員会文化振興課文化財グループ ℡0995-42-1119(直通)