古文書学会見学会

元木泰雄
No.7330

 以前予告を致しました古文書学会史料見学会のご案内です。7月17日土曜日と8月17日火曜日です。奮ってご参加ください。参加ご希望の方は、ハガキに住所、氏名、所属、連絡先、会員・非会員の別等を明記の上、申込受付先までお申し込みください。

1 7月17日
主催:日本古文書学会
共催:日本文化デジタル・ヒューマニテーィズ拠点(立命館大学)
日時;7月17日(土)13:30~16:30
会場;立命館大学アート・リサーチセンター(衣笠キャンパス)
集合場所;同上玄関前(13:15~受付開始)
交通:鉄道各駅から市バス等にて「立命館大学前」下車
   (詳しくはホームページ等で確認してください)
見学内容;友禅下絵・裏打ち文書(常設展示)、「拠点」研究の紹介(文字の図像化、『兵範記』等古記録の分析、後者は佐古愛己先生のお話)、藤井永観文庫(室町時代の優れた文書が展示されます)
参加費;無料
注意;館内は土足禁止です。相応の用意はありますが、可能な方はスリッパをご持参ください。
申込受付先 〒606-8501京都市左京区吉田二本松町京都大学大学院人間・環境学研究科元木研究室
申込締め切り 7月9日(金)必着でお願い致します。ただし、人数に余裕はあれば当日受付も可能です。

※当日は日本史研究会の例会、おまけに山鉾巡行と重なりますが、御容赦ください。

2.8月17日(火) 13時~16時
会場 京都府立総合資料館(地下鉄烏丸線北山駅下車、すぐ)
集合 同館玄関に13時に集合(12時45分より受付開始)。
参加費 200円を徴収致します。
内容 上島有先生のご説明を承りながら、東寺百合文書を見学致します。前回の第Ⅲ類(檀紙)に続いて、今回は中世最高の料紙である第Ⅰ類を中心に見学致します。
申込受付先 〒606-8501京都市左京区吉田二本松町京都大学大学院人間・環境学研究科元木研究室
申込締め切り 7月30日(金)必着でお願い致します。
参加される方に、予め簡単な資料をお届けするため、締め切りが早くなっておりますのでご注意ください。

 以上です。多数のお申し込みをお待ちしております。

紅旗征戎、わが事にあらず

No.7340

 元木先生、ご案内をありがとうございます。

 そういえば、17日は祇園祭の山鉾巡行の日ですね。この日は、ほかに、女性史総合研究会(ウイングス京都)
 http://www.geocities.jp/joseishi_sougou/regular_meeting.html
や日本史研究会の例会(京大会館)も予定されていて、
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/cgi-bin/jhs/wiki/wiki.cgi?page=%CE%E3%B2%F1
関西の歴史研究者は、さながら「紅旗征戎わが事にあらず」といったところでしょうか。
 しかし、巡行の日の京都は毎年のように、とんでもなく蒸し暑いのであります。

 火曜日の「基礎・教養科目」の講義。いつもは肉声で通しているのですが、喉の調子が悪いのと、体力の消耗が夥しいので、学生さんにマイクのセットをお願いいたしました。
 しかし、「うわなりうち」を「妻敵うち」と言い間違えて、あわてて訂正したり、まったく自らの耄碌ぶりにウンザリさせられるような次第で、マイクがあるからと落ち着いた小さな声で話せるような状態ではありませんでした。
  
 『鎌倉遺文研究』第25号に、渡元僧道源のことを書きましたが、その後、彼に関する新事実の発見が続々。ほとんどが、篤学の坂口太郎君からの御教示によるものですが、おかげで続論に取り組めそうです。ただし、時間と体力との闘いに勝てればの話です。

 「紅旗征戎、わが事にあらず」。
 ワールドカップの試合をテレビ観戦したくとも、昼間の疲労で疲れ果て、早々に就寝しなければ、明日に差し支える・・・という私の情況に通ずるものが、定家さんにあったのかどうだか?

 この秋、山梨県に行くことになりました。この機会に、「甲斐源氏」を一から学び直します。

 >山田樹理様 
 昨日、元木先生の研究室で、御夫君から、かわいい赤ちゃんの動画を見せていただきました。
 目の辺りがお母さんそっくりですね。御夫君とも意見が一致しました。
 御上洛を楽しみにしています。

無回転寿司

No.7341

 えのきどいちろうさんが、「回転する寿司を『回転寿司』というなら、回らない普通の寿司は『無回転寿司』と呼んでみないか」というようなことを言ってました。頼んだアナゴは無回転で飛んできます。

 次回の『吾妻鏡』は七夕の前の日。学部生として在籍していた大学には「七夕フェスティバル」というイベントがありましたが、いまもあるんでしょうか。
 七夕を祝う習慣も、学部生や院生や先生みんなで史料を読む機会も、今の時代には希少になりつつあるようです。いつまでも続けたい『吾妻鏡』の次回は以下の通りです。

 日時:2010年7月6日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:正元二年(文応元年、1260年)正月一日・十日・二十日・二十三日・二十六日・二十九日、二月二日・三日・四日・五日・十日・十四日・十八日、三月一日・二十一日・二十二日・二十七日・二十八日、四月一日・二日・三日・十七日・十八日・二十六日・二十九日・三十日、五月四日・十日、六月四日・十二日・十六日・十八日・二十二日・二十六日・三十日、七月四日・六日・七日・八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
の各条