鷹書研究会例会案内

中澤克昭
No.7030

野口先生、ゼミの皆さん、ご無沙汰いたしております。
研究会の宣伝をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。

私も参加しております鷹書研究会の例会が、下記のとおり開催されます。
鷹書(鷹狩故実書類)は豊かな可能性を秘めた史料群で、文学・歴史・民俗のクロスオーバーを必要とする点も魅力です。少しでも興味関心をお持ちの方は、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
この研究会のこれまでの活動については、http://takasyoken.exblog.jp/ をご参照ください。

鷹書研究会第9回例会

【日時】2010年3月13日(土) 13時~17時

【会場】キャンパスプラザ京都 第1演習室
    〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る JR京都駅ビル駐車場西側
    アクセスは、http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId
=585&frmCd=14-3-0-0-0 をご参照ください。

【内容】Ⅰ.立命館大学図書館西園寺文庫蔵『西園寺家鷹秘傳』輪読 <13:10~14:40>
     担 当 黒木 祥子

    Ⅱ.研究発表<14:50~16:20>
     発表者 中澤 克昭
     論 題 『基盛朝臣鷹狩記』は何家の鷹狩記だったか?

※ この例会にご参加くださる方は、お手数ですが事前に下記のメールアドレスまでご一報ください。
    takasyokenkyuukai@excite.co.jp

極寒の関東から帰洛しました

No.7031

 中澤先生、御案内ありがとうございます。

 狩猟の問題は「武士論」においても重要なテーマですし、西園寺氏や書誌学の研究をされている若手研究者が、当ゼミ周辺には多いので、積極的な参加を勧めたいと思います。
 私は出張の関係で、出席できるかどうか微妙です。

 先週末は茨城県南部から千葉県北部、中世に香取海でつながっていた地域の調査に出掛けてきました。鹿島神宮では親鸞関係の伝承に関する史跡を確認、また地元で刊行された資料を入手することが出来、潮来では北条高時が大檀那、銘の撰文は元から来日した高僧清拙正澄という梵鐘のある禅寺長勝寺に赴き、蘇州に例えられた潮来の往時の繁栄の姿を想像することが出来ました。なお、この梵鐘の大施主「下総五郎禅門道暁」は下総千葉氏一族の木内氏一流の人物に比定されます。
 
 千葉県の成田では、新勝寺の前身とされる公津ヶ原に営まれた寺院で使われたと思われる「大寺」の墨書のある土師器を実見することができました。
 成田山新勝寺は、幼児の頃、祖父の背中に負ぶわれて訪れた頃とはうって変わって、外国人の姿も多く、街の様子もすっかり様変わりしていたのには驚きました。

 成田ではいささか食事を多く取りすぎ、また、この日はひどい寒さであったこと(関東地方で今季一番とのこと)もわざわいして、いささか体調を崩してしまいました。まったく、役立たずの我が身を呪うばかりです。
 いよいよ若者や体力のある人と同一行動を取りづらくなってきました。ゼミ旅行の節はお手やわらかに。

 明日は『紫苑』の初校が届きますので、執筆者の方は宜しくお願い致します。
 また、鎌倉ゼミ旅行の勉強会は、鎌倉の歴史に関するさまざまな情報がメンバーから報告されますので、旅行に行かない方も出席の価値はあると思います。