貫達人先生の四十九日法要

No.6975

 先日、貫達人先生(自然院貫風達道居士)の四十九日の法要が北鎌倉の東慶寺において営まれました。お墓は質素な造りの五輪塔で、鎌倉の街を望む高台の上にある材木座霊園にあります。霊園の裏山の向こうには七里ヶ浜が広がり、当日は好天に恵まれたので富士山が望めたそうです。
 僭越な物言いですが、貫先生の中世前期の政治史に関する御研究は、一部なりともしっかりと引き継いで行きたいと考えております。


 ◎ 来年1月の日本史研究会中世史部会の御案内です。
【部会①】1月19日(火)18:30~ 於機関紙会館3F
  山岡瞳氏「鎌倉時代の公家政権と西園寺家」

【部会② 卒業論文報告会】1月26日(火)18:30~ 於機関紙会館3F
 中島涼太氏「中世における風刺詩としての落書―軍記物を用いて―」
 本田章訓氏「石清水八幡宮強訴と室町幕府―尊氏から義満を中心に―」

 部会①の報告者の山岡さん(京都大学大学院DC)は、京都女子大学と同志社大学の学部生にとっては先輩にあたります。そして、当ゼミ機関誌『紫苑』の先々代の編集長。
  部会②は、これから卒論を書こうという学部生にとっては、良いお手本の示される絶好の機会です。


  『紫苑』第8号。続々と(は、大げさですが)原稿が集まっているようです。
  山本さん、宜しくお願い致します。


 ☆ 京都大学大学院の辻浩和君より、御高論「『遊女記』『傀儡記』校異ノート」掲載の『梁塵 研究と資料』第26号(中世歌謡研究会)を御恵送頂きました。
 大変な労作。
 辻君にあつく御礼を申し上げます。
 なお、同誌掲載の姫野敦子「『文机談』関東・鎌倉楽人伝拾遺-資能・行方-」は、山本さんが現在執筆中の研究ノートにとても役立ちそうな内容ですので、追ってコピーをお送りします。