『第10回 平泉文化フォーラム』

No.6945

 本日の『吾妻鏡』講読会。予定通り、治承四年を終了しました。次回は治承五年(養和元年)正月から。それにしても、みんな大変良く読(訓)めるようになってきました。
 参加者によって、ゼミの忘年会の計画も練られているみたいです。
 
 >>No.6939でお知らせしたように、今週末(28日<土>)には、京都で「女性史総合研究会11月例会」が開催されますが、その次の土曜日(12月5日)には、平泉で『第10回 平泉文化フォーラム』が開かれるそうです。

 フォーラムの今回のテーマは「平泉文化研究の今まで、そしてこれから-柳之御所遺跡の成果と展望-」。
 報告者の一人として、来年度、当方の共同研究に加わって下さる前川佳代先生(奈良女子大学)が登場されます。
 御報告のテーマは 「都市史から見た平泉」。 

 フォーラムの開催要項は、こちらを御覧下さい。↓       http://www.pref.iwate.jp/~hp0909/news&event&information/H21news&event.new.html#forum10 

師走の『吾妻鏡』

岩田慎平
No.6946

 火曜日の『吾妻鏡』も次回は12月になります。一年は早いですね。

 日時:2009年12月1日(火)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室

 範囲:建長三年(1251年)八月六日・二十一日・二十三日、九月五日・二十日、十月十九日・二十九日、十一月十二日・十三日・十八日・二十二日・二十七日、十二月二日・三日・五日・七日・十七日・二十二日・二十六日・二十七日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられています。冬の訪れを思わせる季節に何か始めてみようという方も、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

走る元気のない先生にも師走は来る。

No.6947

 当ゼミ出身の院生諸姉兄。このところ、着々と足場固めに邁進しておられるようで、すでに結果を出した人もあって、頼もしい限りです。
 
 私は古い領主制論的な見方を克服した視角から、中世成立期における各地の武士の存在形態について再検討を加える必要を感じているのですが、目下、四国に目を注いでおります。実に新鮮で、面白いフィールドです。

 一方、執筆しているのは、了行をはじめとする鎌倉時代のお坊さんたちの活動の政治的背景について。これも面白いのですが、書くとなると結構しんどい。若いときのように、思考がそのまま文章に反映されるほどの勢いが出てきません。

 さて、今週はいよいよ師走突入。もう走る元気のない「師」ですが、がんばりたいと思います。