髙橋昌明先生の新著、来月刊行

No.6857

 先日の新聞にPPMのマリー・トラバースが亡くなったという記事が載っていた。
 われわれが、君たちと同じくらい若かった頃、周囲にあったものが、どんどん遠ざかっていく。大学に入った年に買ったギターが、骨董品と言うより、まるで出土品みたいになって立てかけられている。
 本当に月日は人を待ってくれません。

 昨日、ひさしぶりに髙橋昌明先生と電話で話す機会がありました。来月、岩波新書で『平家の群像 物語から史実へ』という本をお出しになるそうです。
 短大基礎教養科目の参考書に追加します。先に御紹介した上横手雅敬先生の『平家物語の虚構と真実(上)(下)』(塙新書)と併読して下さい。

 今朝の『京都新聞』に京都女子大学の広告が載っていましたが、『朝日新聞』にはミネルヴァ日本評伝選の広告が破格の全面で載っていました。
 『北条時政』執筆の遅延、ちょっと後ろめたい気分でおります。