15日(火)の『吾妻鏡』講読会は休止

No.6846

 直前のことで申し訳ありませんが、諸般の事情により、明日(15日)の『吾妻鏡』講読会は休止させていただきます。したがって、開始は29日からということになります。
 本日の『小右記』講読会ならびに木曜日の『吾妻鏡』講読会(治承四年)は予定通りです。

 なお、>>No.6831でお知らせしたように、18日(金)に、岩田君が大阪歴史学会の中世史部会で研究報告をされますので、時間のある人はこれに出席して下さい。

後期ゼミ始動。

No.6848

 イチローもエライが、大谷さんもすごい!

 昨日の『小右記』講読会は国文の院生のほかに史学科の学部生も参加。
 長和四年五月一日条の記事に関連して、「法華三十講」について大谷さんが詳細な報告をしてくださいました。大谷さんは研究の面白さを掴み、このところ絶好調なので、聴いている側も楽しくなります。もちろん、たいへん勉強になりました。
 さ来週も後半のお話しを楽しみにしています。

 山本みなみさんから、岡山のお土産「きび田楽」をいただきました。木曜日の『吾妻鏡』までは、無くならないように(一人で食べ尽くさないように)自重したいと思います。

 ☆ 先年の鹿児島ゼミ旅行で、隼人塚などを御案内頂いた霧島市教育委員会の重久淳一先生より、ミュージアム知覧の企画展「獣骨を運んだ仲覚兵衛と薩南の浦々~知覧・頴娃に残る海運資料と発掘調査速報展~」図録、ならびに、先生の御高論「貿易陶磁器の終着点-錦江湾奧部の遺跡-」収録の南さつま市坊津歴史資料センター輝津館企画展「海上の道と陶磁器」図録を御恵送いただきました。
 重久先生に、あつく御礼を申し上げます。

基礎教養科目も講義開始!

No.6850

 本日は短大の基礎教養科目「源平内乱の時代を京都で生きた人たち」の最初の講義。
 どんな学生さんが受講してくれるのか、いささか心配していたのですが、みんな熱心に楽しそうに聴いてくれて幸せでした。人数も適切。

 教室(A403)も眺望抜群。南側は新日吉神社、西側は京都タワーを望み。その向こうに西山が連なります。法住寺殿や八条院御所の跡地を遠望しながら、『平家物語』の時代の講義が出来るなどと言うのは・・・。
 あらためて、京都女子大学で教壇に立てる幸せを実感させていただきました。

 受講の諸姉に、どんな人物や事柄を取り上げて欲しいかと尋ねてみたところ、「熊野」という声あり。なぜか「熊野」は京女生に人気があります。これは「源為義」をテーマとする回に触れることが出来るでしょう。「新宮十郎行家」もいましたね。
 「和宮」というリクエストもありましたが、これは時代が離れすぎ。
 代わりに、和宮と同じように、関東の将軍に京都から嫁いだ坊門信清の娘「西八条禅尼」のお話しでも致しましょうか?

 今年度の後期。楽しくなって参りました(ただし、原稿執筆の遅延による憂鬱を除く)。

後期『小右記』ゼミ再開

大谷久美子
No.6851

私、京女生に人気という熊野出身。武蔵坊弁慶と同郷でございます。

14日(月)『小右記』講読会が再開されました。
後期は史学の御方が2名も御参加くださり、嬉しい限りです。
他学科の方との交流は大切にしたいものです。

先日は未熟な発表だったにもかかわらず、過分なお褒めにあずかり恐悦至極です。
次回からも気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。
どうぞ宜しく御指導下さい。

さて、つに再開致しました『小右記』講読会。
次回講読範囲および場所は以下のようになります。

日時;9月28日(月)13時~14時30分
場所;L校舎3階共同研究室
講読範囲;『小右記』長和四年五月一日条

講読会参加を希望される方がいらっしゃいましたら、どうぞ気軽においでください。

『吾妻鏡』講読会(治承四年)も再開!

No.6854

 >大谷さん 頼りに致しております。

 さて、本日、『吾妻鏡』講読会(治承四年)もスタート。学部(史学科・国文学科)2回生6名、院生1名(家政学研究科)が集合。
 ちょうど、黄瀬川の陣で源義経が兄頼朝と対面を遂げたところから。さすがに、みんなスラスラと読めるようになりました。
 後期初回なので、郷里や旅行先でのお土産がいっぱい(スパイダーマンのチョコもあります)。ありがとうございました。

 ☆ 千葉県立浦安南高校の外山信司先生より、御高論「堀田正睦と藩校成徳書院」掲載の『風媒花』第22号(佐倉市教育委員会)を御恵送いただきました。
 堀田正睦は本来の名は正篤(まさひろ)だったが、将軍家定に篤姫が輿入れしたために、「篤」の名を憚って正睦に改名したということを始めて知りました。
 それから、幕末維新期の佐倉藩で城代家老をつとめた平野重久の著『佐倉藩雑史』に、ある時期の藩内の風潮について「少年の学問を好み勉強する者は、衆挙りて之を憎み、或いは之を辱め(中略)、多人数にて之を嘲弄し、言うべからざる恥辱を与え」とあるのは、「まさに、今日の学術研究を取り巻く環境、そのままじゃないか」と言いたくなってしまいました。
 また、同誌には近年発掘調査が進み、国史跡に指定された本佐倉城跡の鳥瞰図も載せられており、学生時代、まだ関心をもたれることの少なかった千葉県内の中世城郭跡を歩き回った私としては、興味津々たるものがございました。
 ちなみに、私の父方の祖父母はともに佐倉の生まれです。
 外山先生に、あつく御礼を申し上げます。