暑中お見舞い申し上げます。
No.6801
京都も梅雨が明けて、ようやく夏らしい風情になってきました。
今年は夏休み中にゼミとしての活動はありませんが、史料講読会については、後期に備えてしっかり準備を進めておいて下さい。
なお、夏休み中、L校舎ではエレベーターホール・階段・トイレ・エレベーターの改修工事が立て続けに予定されていますので、研究会の実施などは無理のようです。
『紫苑』の執筆にもチャレンジしてみて欲しいところです。各地で御活躍の古参メンバーからの投稿も大歓迎です。
前期試験・レポートの採点が終わりましたので、私も原稿執筆の態勢に入れるように準備を始めたいと思っていたのですが、・・・おっと、某誌投稿論文の査読を忘れておりました。
『小右記』講読会
大谷久美子
No.6805
もうじき立秋とはいえ、暑い毎日が続いております。
いかがお過ごしでしょうか。
>野口先生
先日報告申し上げましたレポートの件なのですが、
『小右記』講読会再開時に一度発表させていただければと思っております。
どうぞ宜しく御指導ください。
>山本さん
後期から御参加くださるとのこと、嬉しいです。
現在『小右記』講読会は、史料関係に疎い国文科生のみですので、
他専攻の方に御参加いただければ刺激になります。
こちらの方こそ、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
記録を読みこなす力。調べて多読しよう。
No.6806
大谷さん、レポート報告ぜひ宜しくお願いいたします。
『小右記』講読会。昨年は江波さんが引っ張ってくれましたが、今年はその先輩格の院生のお二人が頑張ってくれています。
国文で平安~中世文学、日本史で古代・中世を専攻しようとする人は記録(公家らの日記)の読解力が必須です。でも、きちんと取り組もうという人はなぜか少ない。おかしな話です。
私は院生時代、東国武士のルーツを探っているうちに、記録の重要性に気がつき、その段階でようやく須田春子先生の学部の授業を聴講させて頂いたり、指導教官の貫達人先生に東大の土田直鎮先生を紹介してもらい、土田先生が出講されていた学習院大学大学院の授業に出して頂いたり、妻の指導教官だった豊田武先生の御紹介で立正大学の桃裕行先生の開いておられた『小右記』講読会に参加させて頂くなど、多くの先生方のお世話になりながら、なんとか記録の勉強を進める事が出来たのです。
記録に取り組んだおかげで、平忠常の乱や秀郷流藤原氏に関する新知見を学界に報告することが出来ました。でも、手を付けたのが些か遅すぎたらしく、未だに完全に読みこなすほどの実力は身に付けておりません。早く始めて多読することが肝要だと思います。
その点、2回生の山本さんが早くも記録の勉強の必要に気がつかれたのは大したものだと思います。将来が楽しみです。
なにしろ、記録はさまざまな切り口から、多様な情報が引き出せますから、ぜひ、しっかりと取り組んで欲しいと思います。時間が合えば、建築史専攻の方もどうぞ。
昨夜は醍醐寺の万灯会に行ってきました。