中世戦記研究会例会開催のお知らせ

No.6689

 寮生の皆さんは故郷で連休をお過ごしのことと思います。
 
 中世戦記研究会の次回例会について、下記のようにご連絡を頂きました。
 会員以外で出席を希望される方は、当方までお申し出下さい。事務局に取り次ぎます。

 日時:2009年6月6日(土) 13:30~18:00
 
 場所:学習院大学 北2号館10階大会議室

 発表:
  輪読『真名本曽我物語』巻十:高木 信氏
  
  研究発表:会田 実氏「曽我物語という名をめぐって」
         野口 実氏「清盛の富士遊覧・鹿島社参詣計画」 

つけたり

No.6690

 上記、私の報告は、平家の坂東支配に関わるものです。
 見過ごされていた既存の研究成果を紹介すると共に、地域サイドの視角からばかり語られがちな「東国武士」認識に再考をせまるような内容を期したいと考えています。

 学習院の伊藤さん、また宜しくお願いいたします。

 【追記】 以下、最近の雑感です。

 人文系の学術・研究が軽視され、この分野に人生を懸けようとする優秀な若い芽が育ちがたい世情ながら、ここ数年、サブカルチャーの世界に優れた素養を持つ人を発見することが間々あります。
 御当人は「研究者ではないのだから・・・」などと謙遜されるのですが、ブログなどを拝見すると、専門の研究者以上の見識が随所に、というケースが多く見受けられます。
 こういう方たちには、ぜひ、専門的な研究・学術のジャンルに参入して頂きたいと思うのです。
 すでに、現役をリタイアして、老後の楽しみとする、というのならば兎も角、まだ20~30代の若い人には、あまり責任の伴わない娯楽・趣味として取り組むよりも、真剣勝負の世界の方が断然面白いはず、と思うのですが。