『吾妻鏡必携』第二刷の発行(御礼)

No.6687

 日本大学の関幸彦先生と共編で吉川弘文館から出版させて頂いた『吾妻鏡必携』の第二刷が刊行されました。
 第一刷には些かの誤りがあったのですが、大方の御指摘を踏まえて訂正することが叶いました。
 誤記誤植についての御指摘・御教示を頂いた皆様(とりわけ、近藤先生と坂口君)にあつく御礼を申し上げます。

 なお、同じ吉川弘文館から一昨年に出版した『源氏と坂東武士』(歴史文化ライブラリー234)ですが、仄聞するところでは、すでに新刊の書店では入手不能になっているとのことです。
 この本についても、誤植を訂正した二刷が刊行できれば有り難いのですが、残念ながら版元からそのお話しは頂いておりません。

 ☆ 山口県立大学の伊藤幸司先生より、御高論「中世西国諸氏の系譜認識」(九州史学研究会編『境界のアイデンティティ』岩田書院)・「偽大内殿使-大内氏の朝鮮通交と偽使問題-」(『日本歴史』第731号)・「〈書評と紹介〉橋本雄著『中世日本の国際関係-東アジア通交圏と偽使問題-』(同727号)を御恵送頂きました。
 西からの武士論、さらなる展開が楽しみです。
 伊藤先生にあつく御礼を申し上げます。

『吾妻鏡』も必携

No.6688

 二刷成った『吾妻鏡必携』を座右に、連休明けも『吾妻鏡』を読んでまいりましょう。

 日時:2009年5月12日(火)14:45~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:寛元三年(1245年)十月二十八日、十一月四日・十日、十二月十六日・十七日・二十五日
    寛元四年(1246年)三月二十三日・二十四日・二十五日・二十六日・三十日、四月八日・十九日、閏四月一日・八日・十八日・二十日、五月二十四日・二十五日・二十六日、六月一日・六日・七日・十日・十三日・二十日・二十七日、七月十一日、八月一日・十二日・十六日、九月一日・十二日・十六日、十二月二日・七日・十二日・十七日・二十八日・二十九日
    寛元五年(宝治元年、1247年)正月十三日、三月二日・十七日・二十日・二十七日、四月四日・十一日・二十五日、五月六日・十三日・十四日・二十一日・二十六日・二十七日・二十八日・二十九日、六月一日・二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十一日・十二日・十三日・十四日・十五日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十二日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日・二十七日・二十八日、七月一日・四日・七日・十日・十四日・十七日・十八日・十九日・二十四日・二十七日、八月一日・九日・十四日・二十日、九月九日・十一日・十月八日・十八日、十一月一日・十一日・十四日・十五日・十六日・十七日・二十三日・二十七日、十二月八日・十二日・二十九日の各条

 寛元五年=宝治元年は「宝治合戦」の記事など重要な記述が多いのでじっくり読んでみたいと思います。
 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。メンバーの所属はいまのところ、京都女子大学、神戸大学、京都大学、関西学院大学、等といった、混成部隊(?)となっております。