次回は例会

No.6638

 桜の季節が訪れようとしています。年度の変わり目はなかなか予定も立てづらいことが多いですが、来週は普段の『吾妻鏡』に加えて例会も開催します。

 【ゼミ例会】
 日時:2009年3月31日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 報告者:藪本勝治氏(神戸大学)
 報告内容:「諸文献に表れる牛若奥州下りとその助力者について
        -『義経記』巻第二「義経陵が館焼き給ふ事」の解釈-」
 参考文献:保立道久『義経の登場』第三章「青年期義経の人生環境」(NHKブックス、2004.12)
       兵藤裕己「日光山縁起と山民」(『国文学 解釈と鑑賞』1987.9)
       柳田国男「神を助けた話」(『定本柳田国男集 第十二巻』筑摩書房、初出1920.2)


 その藪本さんのご報告の前に、いつもよりショートバージョンの『吾妻鏡』もやります。
 日時:2009年3月31日(火)13:00頃~15:00頃まで(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:寛元三年(1245年)三月十六日・十九日・三十日、四月六日・二十一日・二十二日、五月三日・七日・九日・二十二日・二十三日、六月三日・七日・十日・二十七日、七月五日・二十六日、九月四日・九日・十四日、十月六日・十一日・十六日・二十八日、十一月四日・十日、十二月十六日・十七日・二十五日
    寛元四年(1246年)正月一日・四日・十日、二月九日・十三日・二十九日、三月八日・十三日・十四日・十八日・二十日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日・三十日、四月八日・十九日、閏四月一日・八日・十八日・二十日、五月二十四日・二十五日・二十六日、六月一日・六日・七日・十日・十三日・二十日・二十七日、七月十一日、八月一日・十二日・十六日、九月一日・十二日・十六日、十二月二日・七日・十二日・十七日・二十八日・二十九日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

義経の奥州下り

No.6639

 今年度のゼミ例会の開催は少なかったのですが、最終日に開催できることとなり、有り難く思っております。
 報告者の藪本君は国文学専攻の院生(DC)ですが、歴史学サイドからの意見を聞きたいとのこと。
 広く、国文学の軍記専攻の方や中世前期の武士論、平泉藤原氏に関心のある歴史学専攻の方たちの積極的な参集をお願い申しあげる次第です。
 新年度から2回生になるゼミメンバー諸姉は出来るだけ参加して下さい。良い刺激が得られることと思います。
 なお、参考になりそうな文献として、上横手雅敬編『源義経 流浪の勇者』(文英堂)と角川源義・高田実『源義経』(講談社学術文庫)を紹介しておきます。
 ほかに、数江教一『源義経』(アテネ新書)がありますが、入手困難なので、これは図書館でお読み下さい。