スプリングハズカム。
米澤隼人
No.6618
野口先生、ゼミの皆様、いつもお世話になっております。
やわらかな春の日差しとともに、卒業の季節がやってまいりました。
当方の大学でも本日、卒業式がおこなわれ、私も無事卒業と相成りましたので、謹んでご報告いたします。
大学生活とは、どなたにとってもかけがえのないものでしょうが、私の四年間を顧みても、とても充実していたように思います。
とりわけ貴所では、多くの出会いの中で、大いに啓蒙触発されました。
貴重な場を提供して下さった野口先生、そして岩田さんのほか、お世話になった諸先生、先輩、同輩、後輩の皆様には、心よりお礼申し上げます。
先は案じられますか、もう少し勉強を続けてみようと思いますので、これからも、『吾妻鏡』輪読会をはじめとして、変わらぬご厚誼をお願い申し上げる次第でございます。
あきらけき『鏡』にあえばいまもまた
いまいくすえのこともみえけり(?)
※大鏡
春が来た~♪
No.6619
米澤君 御卒業おめでとうございます。
4月からは、いよいよ最も恵まれた環境のもとでの研鑽が始まります。そこに到達できたことへの自信を大切にし、誇りをもって精進して下さい。
当方のゼミにおいては、さらに後進を引っ張って頂ければ幸いとするところです。
本日は永井晋先生に貴重な御報告を頂きました。あいにく諸行事が重なって参加者は少数でしたが、忌憚のない発言が取り交わされて充実した研究会だったと思います。
アルコール抜き、定食の懇親会も楽しいものでした。
御多用の中、報告を引き受けて下さった永井先生、御同行の野村朋弘さん、御出席下さった橋本素子先生、ならびに関西各大学院の研究員・院生諸姉兄に御礼を申し上げる次第です。
米澤君には春が来ましたが、私はいよいよ「ガタが来た」という感じです。
Re: スプリングハズカム。
永井 晋
No.6622
こちらこそ、歴史的事件の枠組をどのように理解するかという話だったので、実証的な分析よりも、放談に近いトークになりました。長村さんなどは、論文で読む印象と認識論として述べた報告の落差にカルチャーショックを受けたのではないでしょうか。自分の知の枠組を固めるための議論をする時の攻撃的な思考と、自分の考えを文章として固定化する時の防御的な思考の違いは別人のようなのかも知れません。ただ、橋本先生の御着物でのご来場には、私もペースを狂わされましたが、院生の方々も驚かれたようですね(笑)。なんでも、「着物パスポート」とかいって京都の着物文化をアピールするイベント期間なんだそうです。
失礼いたしました。
橋本素子
No.6623
先日は、場違いな人間が失礼しました。
着物は、講演の場など、最近はときどき着ているもので、当日も「お天気がよいから着ていこう」という程度のものでございました。
まさか永井先生のペースを乱していたとは思いもよりませんでした(笑)。
当日野口先生にご恵与いただきました「中世前期における宇治の軍事機能について」は、わたくしがこのところ中世後期の宇治において寺社下部層出身者や土豪層によって展開された茶業についてやっているものでして、大変興味深く拝読させていただきました。
ちなみに、小松殿はその後「小松園」という茶園になっております。またご存知の通り中世の最後は槇島城の戦いであり、これに巻き込まれて没落した茶業者も多数ございました。あらためて、中世前期から宇治の歴史を通観することも大切だと教えていただきました次第でございます。誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願い申し上げます。
永井先生、着物を着ていると市バスと地下鉄が無料になる「伝統産業の日」は翌日からでございます(笑)。
今度はぜひ橋本先生に御報告を。
No.6625
橋本先生、研究会にお出で下さり、まことに有り難うございました。
宇治の共同研究は、今年度でひとまず終了ということになるのですが、ぜひ、先生に宇治のお話をお聞かせ頂く機会を得たいものと存じております。
今後とも、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
ところで、着物を着ていると市バスと地下鉄が無料になるということであれば、卒業式に出席する京都市内所在大学の女子学生の大半は交通費は無料というわけですね。