研究所『研究紀要』第22号刊行

No.6594

 京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』第22号が出来ました。目次は以下の通りです。

『教行信証』の研究-「証巻」を中心として-・・・・・・・・・・・・・小池秀章
中世前期における宇治の軍事機能について・・・・・・・・・・・・・野口 実
<宗教・文化研究所公開講座講演録>
王朝の狩猟文化-摂関・天皇・院の権力と野生-・・・・・・・・中澤克昭
武家平氏と貴族社会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松薗 斉
<仏教文化公開講座講演録>
承元の法難の思想的意味-『教行証文類』と承元の法難・・・梯 實圓

オーケストラ音楽による仏教音楽の製作 「追憶」・・・・・・・・・・安村好弘
建学の精神と教育計画-小学校における宗教教育(心の教育)の研究Ⅱ-
                            ・・・・・・・・・・・吉永幸司他
京都北山におけるアシウスギとオモテスギの分布調査-杉の針葉の新しい計測法の開発-
                        ・・・・・・・・・・・・・・・・高桑 進他
  (別報)下坂家に関する社会調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・綱本逸雄
                                     高桑 進
体験型環境プログラムの調査と研究(2)・・・・・・・・・・・・・・・ 宮野純次
                                     高桑 進


 ※ この『研究紀要』についてのお問い合わせは、本学宗教教育センターまで

☆ 名古屋大学の阿部泰郎先生より、先生の御編著『日本における宗教テクストの諸位相と統辞法』(「テクスト布置の解釈学的研究と教育」第4回国際研究集会報告書、名古屋大学大学院文学研究科)を御恵送いただきました。
 阿部先生にあつく御礼を申し上げます。

明日の『吾妻鏡』

No.6595

 先週末の土曜日に歴史学研究会日本中世史部会にて報告をさせていただいてきました。お忙しいなか会場までご足労いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。奇異な報告であるにも関わらず、有益でオープンなご指摘を多くいただけたことは、今後の勉強に向けての大きな励みとなりました。
 報告・討論に充分な時間を割いていただいたのみならず、その後の懇親会も長い時間ご一緒させていただいて幅の広いお話を伺うこともできましたので、非常に充実した週末となりました。

 ところで、週末は東日本を中心に好天に恵まれたので、東京に向かう新幹線からは富士山もよく見えました。ほんとうにどうでもよいことですが、東海道新幹線の静岡付近では『「海側」の席から富士山が見える』という話を聞いたことがあるので(映画『間宮兄弟』より)、ほんとかなあと思いながら掛川を過ぎたあたりから「海側」を眺めていたのですが(「海側」に座ったのはたまたまそこが空いてたから)、果たして安倍川のやや手前付近で本当に『「海側」の席から富士山が見え』ました。雲一つない快晴だったこともあり、ほんとうに立派な富士山が見えていた数十秒間はちょっと感慨に浸ってしまいました。

 週末から一転、雨予報の明日の『吾妻鏡』のご案内です。しばらくご案内を出し忘れていてすみません。

 日時:2009年2月24日(火)13:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:仁治二年(1241年)六月十六日・十七日・十八日・二十八日、七月八日・二十六日、八月十一日・十五日・二十五日・二十八日、九月三日・七日・十日・十一日・十三日・十四日・二十二日、十月十三日・二十二日、十一月三日・四日・十七日・二十一日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、十二月一日・五日・八日・十三日・二十一日・二十四日・二十七日・二十八日・二十九日・三十日、
    仁治四年(寛元元年、1243年)七月十七日・十八日・二十日・二十九日、閏七月二日・六日・七日、八月十六日・二十四日・二十六日、九月五日・二十五日、十月七日、十一月一日・十日・二十六日、十二月二日・十日・二十二日・二十五日、
    寛元二年(1244年)正月一日・十七日、二月三日・十六日、三月二十八日、四月十日・二十一日、五月五日・十一日・十八日、六月五日・十日・十三日・十七日・二十七日・二十九日、七月五日・十五日・二十日、八月三日・八日・十五日・十六日・二十四日・二十九日、九月一日・二日・三日・十三日・十九日・二十八日、十月十三日、十二月七日・八日・二十七日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。ご自身に合った勉強法を見つけていただけると思いますので、どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。