オーバーエイジの講読会

No.6459

 昨日の『吾妻鏡』の時間は、U-23世代がどなたもいないコアなおじさんの講読会となりました。
 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、フレッシュな参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加いただき、もうちょっとフレッシュな雰囲気に持って行って下さい。
 次回のご案内です。

 日時:2008年11月25日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』延応二年(仁治元年、1240年)二月二日・六日・七日・十九日・二十三日・二十五日、三月七日・九日・十八日、四月一日・八日・九日・十日・十二日・二十五日、五月一日・四日・六日・七日・十二日・十四日・二十五日、六月十一日、七月九日、八月二日、九月八日・三十日、十月十日・十九日、閏十月五日、十一月十九日・二十一日・二十三日・二十八日・二十九日・三十日、十二月十二日・十五日・十六日・二十一日の各条

 十一月はこのあと11/25も開催予定です。仁治年間は注目すべき記事が多いように思いますので、じっくり読んでいきたいと思います。

『吾妻鏡』で考える人生

No.6460

 オーバーエイジのほとんどは私の責任なのですが、昨日の『吾妻鏡』、内容的には大変充実したものでした。「得宗家の確立と北条氏の在京活動」とか「評定衆の再検討と再評価」など、いくつかの重要な課題が浮かび上がりました。岩田君の研究に期待したいと思います。 
 ちなみに、オーバーエイジばかりであるがゆえに、雑談の内容もかなりシビアなものとなりました。私のつまらない懐旧談は常の如しでしたが。

  ずいぶん以前に執筆を依頼されていながら、進捗ままならない状況に陥っている本の編集者の方から、お電話を頂きました。「催促」という訳ではないのですが、御迷惑をお掛けしていることは紛れもない事実であり、後ろめたい気持ちは限りなく、不甲斐なさを嘆くばかりです。完璧を期するあまり、結局先送りにしてしまうよりも、早々に決着をつける方がよいのかも知れません。

 12月15日、茨城大学のシンポジウムの翌日、つくば市周辺における中世前期の武士の居館や寺院・庭園跡の見学・調査を予定していますが、これに学習院の伊藤さんも参加してくれることになりました。

☆ 東京大学史料編纂所の高橋典幸先生より、御高論「太平記にみる内乱期の合戦」(市沢哲編『太平記を読む』吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 高橋先生にあつく御礼を申し上げます。