前置きの長い講読会

No.6418

 秋といえば、なにかしら特別展や特別拝観などが行われており、うかうかしているといつのまにか期間が終了したりしてしまうのですが、時間を見つけて出掛けてみたいところです。

 今週の『吾妻鏡』は範囲指定した箇所に辿り着くまでの前ふりに一時間を要しましたね…。時房流北条氏と佐原氏との関係、中世武士を考える上で重要な素材である小鹿島(橘)氏について、鎌倉幕府追加法のこと、後鳥羽院のことなど、話題は豊富です。
 次回の『吾妻鏡』の予定です。

 日時:2008年10月14日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』暦仁二年(延応元年、1239年)三月二十九日、四月十三日・十四日・二十四日・二十五日、五月一日・二日・十四日・十五日・二十三日・二十四日・二十六日、六月六日、七月十五日・二十日・二十五日・二十六日、八月八日・二十二日、九月十一日・十六日・二十一日・三十日、十一月一日・二日・五日・九日・二十日・二十一日、十二月五日・十三日・二十一日の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

共同研究の方も宜しくお願いいたします。

No.6425

 『吾妻鏡』『小右記』ともに史料講読会は、参加メンバーが積極的且つ楽しく運営されていて、うれしく思っております。

 いよいよ「文化の秋」到来でありますので、ゼミメンバーにも関わっている方の多い研究所共同研究「摂関家別業の成立とその背景(中世前期の宇治に関する総合的研究Ⅲ)」もお忘れなく。
 『紫苑』に成果発表を希望されている方は、編集長の江波さんとよく連絡をとっておいて下さい。また、研究協力者(共同研究員)で、消耗品・書籍など、研究に必要な物品について購入希望のある方は、遠慮なくお申し出下さい。

 なお、私が申請する来年度の研究所共同研究テーマは「地方武士の在京と文化の伝播(法然・親鸞登場の歴史的背景に関する研究Ⅰ)」とすることに決定いたしました。共同研究員は、専攻領域や来年度のお立場を考慮して選定し、こちらからお願いする形をとらせていただきました。宜しく御了承ください。詳細は研究申請が採択された後にお知らせする予定です。

 日本史研究会大会、出席できませんでしたが、古代史部会の吉江崇氏の御報告「平安時代における天皇制の展開と後院」が画期的な内容をもつ素晴らしいものであったという情報を得ており、行けなかったのを残念に思っております。出席された方々に、いろいろお話をうかがえれば幸いとするところです。
 >薗田さん 本は売れましたでしょうか?
 
 連休中、お陰様で厄介な書類2件に目途をつけることが出来ました。一方、原稿ですが、新規執筆の方は「はじめに」の後、未だ方向定まらず、書き直しの方は着手不能といった状況。「重き荷を負いて、長き坂を登るが如し」という有様です。