前期の〆の吾妻鏡と公開講座レビュー

No.6332

 昨日は『吾妻鏡』に続いて、2008年度公開講座レビューを開催致しました。レビューの報告は結局私が担当したのですが、非常に狭隘で偏りのある報告を行いまして、多数の参加者のみなさんにご迷惑をおかけしました。
 しかしながら、当日の両先生のご講演内容を振り返ることでいろいろと再発見もありましたので、それぞれの今後の研究に活かすためにも、これからも(事前学習も含めて)このような催しを開催できればと思います。

 さて、『吾妻鏡』の前期の日程は昨日で終了となり、次回は後期となります。詳しい日程等は、参加者の皆さんのご予定を勘案しつつ、後日に改めてご案内します。

 ちなみに次回以降の範囲は以下の通りです。

 『吾妻鏡』嘉禎四年(暦仁元年、1238年)十月十三日・十四日、十二月七日・十六日・十九日・二十三日・二十四日・二十五日、
         暦仁二年(延応元年、1239年)正月十一日、二月十四日・十六日・三十日、三月十七日・二十九日、四月十三日・十四日・二十四日・二十五日、五月一日・二日・十四日・十五日・二十三日・二十四日・二十六日、六月六日、七月十五日・二十日・二十五日・二十六日、八月八日・二十二日、九月十一日・十六日・二十一日・三十日、十一月一日・二日・五日・九日・二十日・二十一日、十二月五日・十三日・二十一日の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

講読会の後期日程の調整について

No.6335

 公開講座の事後勉強会は岩田君の御尽力によって、とても充実したものになりましたが、とりわけ一回生には好評だったようで、「当日は難しかったけれども勉強会のお話ですっきりした!」という声が届いております。

 本日、その一回生のみなさんは、江波さんの御案内で、八坂神社境内・疫神社の夏越祭に行かれた由。大茅輪をくぐって、すっかり厄気をはらった諸姉の今後の御活躍を期待したいところです。
 ちなみに、ふだん早朝から祇園でお仕事をされている大先輩のお姿を見にうかがったのですが、残念なことに御不在だったとのことです。

 後期の『小右記』講読会ですが、どうやら水曜ではなく、木曜日に落ち着きそうです。江波さんに調整して頂いていますが、もしまだ、この件で江波さんに返信をされていない方がおられましたら、早急にお願いいたします。何事もルーズな対応はいけません。

 『吾妻鏡』講読会の日程調整についても、宜しくお願いいたします。

 ☆ 愛知大学の山田邦明先生より、新刊の御高著『全集日本の歴史 第8卷 戦国の活力』を御恵送いただきました。
 小川剛生先生の御著書を拝読して、俄然、戦国期に興味をかきたてられていたところに、大変ありがたい御本を頂戴したと思っております。
  山田先生に、あつく御礼を申し上げます。
  なお、後進の方々のために付言しておきますが、山田邦明先生は同志社女子大学の山田邦和先生の御親戚ではありません。しかし、世上の風聞によれば、盃は交わしておられる由です。

 ☆ 神奈川県立金沢文庫の永井晋先生より、御高論「本覚大師諡号事件にみる中世国家の意思決定-延慶年間の山門嗷訴の分析から」(『日本仏教綜合研究』6)を御恵送頂きました。
 永井先生の精力的な御研究には脱帽せざるを得ません。あつく御礼を申し上げます。