ケーキの食い納めと「偏執」委員会のお話

No.6317

 昨日(17日)のゼミ例会は、残念なことに出席者が少なかったのですが、しかし、かえって、焦点を絞って細部にまで意見を述べさせて頂くことができたので、よかったのかも知れません。岩田君の貴重な教示を活かして、卒論発表会に臨んで頂きたいと思います。
 報告者からお土産を頂くというのは恐縮な限りですが、会の終了後、小野さんの持参してくれた神戸の最高級のケーキを賞味させて頂きました。お出でになれなかったメンバーは本当に残念でしたね。美味さは「絶品!」の一言に尽きます。

 本日(18日)、大学健康保健センターの御指示に従って、かかりつけのお医者さんに、先日受診した健康診断の結果を、データ持参で報告にまいりました。まあまあの結果だと思っていたのですが、案に相違して、今後ケーキなどの甘いものや脂肪・タンパク質の多い食べ物(とくにアルコールをともなう外食に出されるような食材)の摂取は控えるようにとの、(厳しい)御忠告を頂くことになりました。

 というわけで、あの例会の後のケーキがしばしの「ケーキの食い納め」ということになった次第です。「人生、一寸先は闇」です(これは恩師からの教訓)。でも、最後のケーキが最上のものであったことが、せめてもの救いといえましょう。

 ということで、みなさん。今後、野口にはケーキや宴会のお料理は禁物ということになりましたので、御承知おき下さい。くれないでください、誘わないでください。外食はせいぜい本学の学生食堂(栄養計算が行き届いています)にとどめたいと思います。

 本日は某学術雑誌の編集委員会に出席し、ある優秀な若手研究者から投稿された論文の査読結果を報告して参りました。この論文は、私の手もとには委員会開催の直前に送られてきたので、査読報告は次回まわしにしようかと思っていたのですが、編集委員会案内のメールに「偏執委員会」とあったので、「それなら良い」と俄然やる気になり、本日報告の運びとなったという次第。人は何をもって意欲をかき立てられるか分かりません。

 明日(19日)は研究室で、期末試験の採点を行う予定です。学生さんの評価のみならず、自己評価でもあります。

 ちなみに、先般御恵送頂いた小川剛生先生の新著『武士はなぜ歌を詠むか』(角川叢書)は武士論や中世国家を考える上で実に示唆に満ちた内容をもつ本です。諸賢に一読をお薦め申し上げる次第。
 それにしても、小川先生は私より20歳もお若い。すごい実力者だと思います。

海の日の次の日の『吾妻鏡』

No.6318

 先日の卒論報告会トレーニングマッチでは、相変わらず枝葉のようなことばかり指摘してすみませんでした。報告のときは時間配分も大切なのですが、報告者はそれも申し分なく、当日が楽しみですね。
 ところで、次回、海の日の翌日の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2008年7月22日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』嘉禎四年(暦仁元年、1238年)五月二十日、六月五日・七日・九日・十日・十九日・二十四日、七月九日・十一日・二十七日、八月十九日、九月九日・十三日・二十四日・二十七日、十月三日・四日・十一日・十二日・十三日・十四日、十二月七日・十六日・十九日・二十三日・二十四日・二十五日、
         暦仁二年(延応元年、1239年)正月十一日、二月十四日・十六日・三十日、三月十七日・二十九日、四月十三日・十四日・二十四日・二十五日、五月一日・二日・十四日・十五日・二十三日・二十四日・二十六日、六月六日、七月十五日・二十日・二十五日・二十六日、八月八日・二十二日、九月十一日・十六日・二十一日・三十日、十一月一日・二日・五日・九日・二十日・二十一日、十二月五日・十三日・二十一日の各条

史料講読会の今後の実施予定について

No.6319

 前期の史料講読会ですが、火曜日の『吾妻鏡』は岩田君の御案内の通り、月内は継続して実施。
 木曜日の『小右記』は、24日は既に授業がありませんので13時から少し長目に実施と言うことになりました。
 一方、木曜日の主に一回生対象の『吾妻鏡』は、一回生が期末試験で大変な時期ですから、今週でひとまず終了ということになりました。
 後期の『小右記』の講読会日程については江波さんに調整をお願いしていますが、今のところ第一候補は水曜日の午後ということのようです。水曜の場合、私は月に一度、京大で開催されている『台記』の研究会に出席させていただいておりますので、月三回というような形での変則開催と言うことにならざるを得ませんので、ご承知おき下さい。
 一回生の『吾妻鏡』については、後日調整したいと思います。

 ◎ 当方の研究室で管理させていただいている須田春子先生の旧蔵書籍のうち、『大日本古文書』の「幕末外国関係文書」を、近世幕末期研究の第一線で御活躍の本学史学科母利美和先生の研究室で管理していただくことに致しました。
 ひとえに有効利用のためです。
 一昨日、母利先生とそのゼミの皆さんが本の搬出に来て下さいました。
 須田先生もきっと喜んで下さっていると思います。